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【文系向け】独学で勉強を続けていくために必要なのは「プロセスを楽しむ」こと

さて、みなさまGWはいかがお過ごしでしょうか2(なぜ2かと言うと前回の記事でもこの出だしから始まったため)。

<前回の記事>

大阪ならUSJに行ったり、東京なら・・・・ディズニーになんて脇目も振らず、大阪のUSJに行ったりしてるんじゃないでしょうか(私はディズニーよりUSJ派です、異論は認めはじめてます)。

そんな旅行まみれのGWを私はただ「羨ましい」としか思いませんが、まあ自宅でゆっくりする休みもいいじゃないですか。

そんな休みの中、私は統計とキングダムの勉強を続けております。ましてや統計については「仕事で使わない」かつ「日常生活のどの行為にも関係ない」にもかかわらず勉強しています。

なぜか紙と電子2つ持ちの愛用本

はい、自分でもなぜ勉強しているのか分かりません。

統計という迷宮の中に迷い込んでしまったのか、それとも統計しか勉強できない体にされてしまったのか。もしコナン君の次回作があれば、『劇場版名探偵コナン 迷宮のスタティスティクス』にしようと思ってます。


さて私が統計の勉強を始めた動機ですが、「データサイエンティストって年収高そう」とか、「データ分析ができたら食いっぱぐれることはない」と思って始めました。

欲の権化みたいな理由ですね。

ただ、今では気持ちが変わって「データサイエンティストになってもなぁ」とか「普通に昇進しても給料上がる」と思いながら勉強しています。

つまり勉強する動機が完全に弱くなっています(まあ、強いて言えば、「統計検定1級の資格もっとけば、なんかすごいんじゃね」ぐらいのテンションです)。

そんなうっっっすい動機でも勉強が続くんですよね、意外と。暇になるとつい統計学のテキストとか、YouTubeで「統計学 講義」って調べてる自分がいます。


さてこれはなぜなのか。正直、私も自分の心理をあまり分かっていません。でも改めて振り返ってみると、「あ、これじゃないか」っていう要素があったので、それをまとめてみようと思います。

「プロセスを楽しむこと」に集中する

さて、まずは次の画像をご覧ください。

もはや恐怖画像

わかりますよ皆さんの気持ちが。手に取るように分かります。つまりこう言いたいんですよね?

「これの何がおもしろいの?」と。

「これは一体なにをされてる方なの?」と。


何が面白いのか分からないといった表情が思い浮かびます。勉強してる本人だってそう思ってるんですから、そりゃ誰でもそう思うはずです。

確かに何も知識が無いまま見ても、何も面白くありません(まあ知識が付いたからといって、面白いとは言い切れないんですが)。でも勉強をコツコツ続けていると、この問題についても面白いと思う日が来るようになります。

じゃあこの面白くなさそうな勉強がどう面白くなるか。

そう、プロセスを楽しめばいいんです(キモ経営者が言いそう)。

どのようにプロセスを楽しむかというと、「自力で調べて自力で理解する」というのがベストだと思っています(ほかにあれば教えてください)。

自力で調べて解決できると勉強は楽しくなる

例えば文系の大学へ進んだ大学生(会社員)が初めて統計学を勉強する場面を考えてみましょうか。

統計検定の2級までは、大学受験で勉強した数学Ⅰ・ⅡやA・Bをちょっと復習すれば合格まで行けます。しかし1級になってくると、文系の数学だけでは太刀打ちできません。

数学Ⅲ・C、また線形代数などの大学数学の知識が必要となり、これらを勉強してこなかった人は必ずここで躓きます。ここで躓いて止めてしまうか、自力で解いて面白いと思うかが分かれてくるんですね。


じゃあこの分岐点をどう乗り越えるか。

それが「ひたすらGoogle検索をして、問題を解き、達成感を浴びる」という方法です(あくまでも私の経験です)。

統計学では数学の知識はある前提で、話が進んでいきます。1級まで行くと微分や積分の方法、どの公式を使ったのかまで丁寧に解説してはくれません。

勝手に公式を使って証明も進んでいくわけですから、数学を勉強してこなかった人にとってはもう「?」です(私も毎日「は?」を連発させながら検索しまくっています)。

しかし、この「?」に対して、どんな公式を使って、どのように解いたのかが理解できれば、勉強はだいぶ楽しくなってきます。それこそ目標が無くてもプロセスが楽しいので、自然と勉強は継続できるようになります。

具体的な勉強の仕方

さて実際にどのように勉強してるかを説明してみます(なんか分からないと思ったらキレてください)

まず難しい問題に出くわします。

F(x)=log(x)/(1+log(x)), x>1が分布関数になることを示しその確率密度関数を求めよ

ここで1回「そんなもん知るかボケナス」とブチ切れます。次に、どうやったらこの問題が解けるのか、必要な知識を調べます。

①分布関数になることを証明するためには何が分かれば良いか?
②確率密度関数を求めるのはどうやるのか?
③対数(logのこと)を微分したらどうなるのか?
④分数を微分したらどうなるのか?

そして1つずつこれを潰していきます。

①x>1の範囲で関数がマイナスにならないかどうか
②分布関数を微分したらいい
③対数の微分には公式がある
④分数の微分にも公式がある

これだけです。ひたすらテキストの最後までこれを続けていきます。ここまで調べに調べて、最終的にこの問題が解けた時の達成感は半端じゃないということだけお伝えしておきます。

おそらく「追っかけリーチで一発ツモ」ぐらいの嬉しさはあると思います。※失礼しました。正しくは「場に『南』が2枚捨てられてる場合の『南』待ちでロンあがり」ぐらいの嬉しさでした。狙ってあがれるのはやっぱり嬉しいですよね。

上記で挙げたのは統計学の例ですが、ほかのどの分野も独学でするにはこの方法がベストだと思います(というかこの方法しかありません)。

最近はGoogle検索もそうですが、YouTubeや電子書籍、大学の無料講義など、調べればいくらでも解決方法は出てきます。どんなに難しい問題や知らない用語でも、調べれば必ずどこかに答えはあります。

よく「なんて検索すればいいのかわからない」とか、「検索する用語がわからない」なんて話を聞きます。ただ、それは誰でも同じで、それこそ見たまんま検索をした方がうまくいく場合もあります。例えば「e^xを微分せよ」の解き方が分からないとき、「eのx乗 微分」で調べれば一発で出てきます(正しくは「e=ネイピア数」です)。

一見、遠回りなように見えて実は「自分の力で解決できる」という有能感や達成感が、勉強を継続する上で一番大切なのかもしれません。

まとめ

文系に進んだ人間からすると理系の資格を取ることはそんなに容易ではありません。それこそ数学Ⅲを学んでなかったり、大学でも数学に触れる機会が全くなかったりします。

しかし、GoogleやYouTubeといった文明の利器を用いれば、誰でもどんな資格でも取ることは可能だと思ってます。

それよりもマインド面、「いかに勉強を楽しくするか」「どうやって毎日継続するか」の方が難易度が高く、勉強する内容より重要だったりします。

自分で調べて解決できることで、自分にも自信がつくし、かつ解けたときの喜びや楽しさなんかも味わえると思います。

ま、強い目標があればそれだけでいいのですが。

おわり


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