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【ホテル/観光/留学】アラサーホテリエが海外大学院進学を決めた理由

あ、当時はアラサーだった(笑)、どうも、ミドサーも良い所にきています、ぬんです。(ついこの前お誕生日を迎えました笑)
お話ししている中で、やっぱり留学関連…特にホテルって言うところがレアなので、興味を持って頂けるみたいで、嬉しい。

そんなわけで、私がホテリエとしての大学院進学をしたい!と思ったきっかけからちょっとばかりお話しします。
今までの業界、学生さん向けとは違い、完全に私個人がどのようにその経緯に至ったか、なので、ほんとに興味のある方のみへとなってしまうかもしれませんが…笑

大きく、ふたつのきっかけについて話していきたいと思います。


きっかけ1 「留学」というものにたどり着いたきっかけ

その① 英語への憧れ

英語をしっかりと使えるようになりたいと思ったから。これは常々思っていて、なんなら学生時代からも思っていて、ホームステイとか飛び込んだこともありました。ただ、大学時代はサークル活動に明け暮れていて完全に学生時代の留学というパターンを逃したのが大きいです笑
就職活動して、実際に仕事をする中で、やっぱり英語喋れるようになりたい!って思ったのは大きかったのかなと。
(あと、うちは父親が英語喋る人間なので昔から悔しかったんですよね←)

その② 仕事中に気付いた言語の壁

これは上に繋がるのですが、その英語を話したい!と思ったきっかけ。それは、もちろん仕事の業務の中でもそうなんですが、私の居たホテルは外資系でボス達は皆外国籍の皆さんだったんですよね。
そうするとどうなるか。ホテルって意外とどうして、まだまだ英語喋れるひとってすっごく多いわけではなくて、どうしてもローカルメンバーと本部から派遣された部長クラスやGMクラスの人との間に軋轢というか…「なんでこんなのも理解できないんだ!?」が生まれていたんですよね。
その時に、私がまず最初に思ったのは「言語の壁」ってもったいないなぁということでした。

その③ ボス達に負けたくない(笑)

一番の転機は、東北地震が起きて、一気に営業形態がひっ迫した時。当時、上層部からの指示がダイレクトに降りてくるようになって、経費削減のためのコストコントロールや人件費削減、オペレーションの改善などが目まぐるしく行われていました。
そして起こった、GMレベルからレストラン部門へ起こったトンデモ指示。三日三晩寝ずに作業する必要が出るというとんでも指示…懐かしい。
内容は控えますが、ただ、その時に思ったのは「なんでこんな意味わからん指示が出るんだ!?」ということ。そしてその次に考えたのが、「そんなに阿保なのか、それとも私たちが状況を理解できないくらいにあほなのか?w」ということ。ここまで鋭角の指示をしてくるということは、何か考えがあるはず(というか、あって欲しい…!)レベルで衝撃を受けました。
上司もその指示に頭をひねり、現場は大パニックを起こす。
でも、GMレベルからの指示なので、従う他になかった状況。

イチ、チーフサーバーだった私からしたら、大事なことは分かる。ただ、何故それをお互いが理解できないんだろう?というか、良い塩梅にもってこれないのだろう。逆に、私が多分噛み付いたとしても、なんも理解してない癖になに?って言われるんだろうな、と思ったのが最初のトリガー。

ブツブツと文句を言う自分もなんか嫌で、同じ土俵に立って、正々堂々と真っ向から同じ目線で言い返せるようになることが必要だ!!!!

っと、怖いもの知らずの3年目社員は考えたのでした(笑)

今考えてもひどいな!!!笑
みんなが高尚な留学理由を述べる中で、私の本音で行くと、上層部にむかついたけど、その視点も理解できていないのが悔しすぎて、真っ向からくらいついてやりたくて留学したいと思った。

負けず嫌いもここに極まれりですね。
でも、相手の視点をしりたい!と思ったのも事実。
ここまでが、「ホテリエとしての勉強をしたい、と思った」きっかけ、です。

ではここから、実際に「修士課程/大学院留学」をしたきっかけ。

きっかけ2 「修士課程/大学院留学」を考えたきっかけ


その① ホテリエの為の留学セミナー

私が留学というものをぼんやり考えていた時、他の記事でも書きましたが、「社会人として留学するのであれば、英語のみならず+αの知識を得たい」ということは常々思って居りました。
上記にもした通り、海外で学んだマネジメント陣の視点を知りたいなぁと思っていたので、どうやったら学べるか?を悩んでいたのです。

そんな中丁度目に留まったのが、「ホテリエの為の留学セミナー」を開催していた宿屋大学さん。

こちらは、様々なホテル業界の学べるセミナーを提供しているホテリエへ向けたビジネススクールさんなのですが、ここの留学セミナーの日がなんと公休日(だったかシフト調整できる日だったのか…!)これは楽しそう!っと思い即応募。

そこにいらしていたのは、今でも覚えていますがスイスなどのヨーロッパ圏のホテルスクールとアメリカのセントラルフロリダ大学の原教授。

少しでも留学先を考えるきっかけになったらなぁ、と思って参加したのですが、留学するならば英語だけでなく、せっかく観光系の学士を持っている自分にとって、再度大学で勉強する=ボス達のマネジメント視点を1から勉強できるというポイントにクリーンヒットしたのがこのセントラルフロリダ大学でした。

先生がそこで仰っていた言葉、「バイリンガルにならなくてはならない。でも、それは英語と日本語という意味でなく、オーナーと渡り合える知識を持って、同じ言語を用いて話せるという意味のバイリンガルです」って言葉が衝撃だったんですよねぇ。

当時の私は、サービス命!!!おもてなし命!!!!お客様が喜んでくださること、とにかくしたい!!!!という典型的ガテン系ホテリエ(笑)
正直、サービスを極めたり、ホテリエとしての意識や日本ににたホスピタリティを求めるならヨーロッパも考えたのですが、そちらは専門課程だったこともあり、またそれであのボス達と戦えるのか…?という所が何か引っかかっていたのは事実でした。

そんな中、この話を聞いて、ボス達がまさに卒業してきた大学のあるアメリカで、その視点を学べるのであればここしかない!!!と思って先生にコンタクトを取らせていただいた、という大きな大きな転機でした。

その② そうだ、フロリダに行こう

ただ、その後すぐに逃亡したのか、というとそうではありません。
丁度昇格させていただく話が出たり、自分自身もサービスや業務に少しずつ打ち込む中で、動きたいけど中々身動きが取れない…というか、入社したからには、一つ役職を得てからでないと辞めたくない。
逆に言えば、辞めてもいつでも戻ってきてほしい!と言われる位にやりきろう、と思いながら仕事をしていたのも事実です。
自分の性格的なものもありますが、中々踏み出せなかったのもあり、悶々としている中…

「ちょっと有給消化必要だから、夏休みとって!!!」
と、1週間の休みを全員取ることになった2012年。
ここで、思ったのが、

💡「そうだ、フロリダにいこう」💡

こんなタイミング二度とない!!!と思い、長期休暇を使ってフロリダへ逃亡。実際に大学の授業を見せていただいたり、大学が持つ英語学校に案内していただいたり。全然英語喋れないから全然分からなかったけど(笑)、めっちゃくちゃ刺激になったのを今でも覚えています。

どんなところが刺激になったかって書きたいけど書くと大変な事になる気がする。簡単にご紹介すると…
・GMになるなら、ソムリエと渡り合えるワインの知識が必要だよね
⇒ワインの授業がある
・マネージャーやるなら調理がどんだけ大変でどんだけ人件費かかってどんだけのコストがかかるのか知る必要あるよね
⇒実際に料理作って宴席の準備するFood Prepの授業がある
・ディズニーでレジェンドと呼ばれる人が先生している(Diseny Sea とか作った人)
・ソムリエと化学の博士号持ってる人がマリアージュについて話している
…などなど、現場に沿ったカリキュラムに心躍らせていました。

実際に現地に行って、自分より全然若い子達がGMになることを夢に勉強している様子を見て、「あ、真面目に大学から学びなおそう!これで視点理解できるはず!」と思った次第です。

その③ 大学行きたかったのにNG出された

そんな形で、ルンルンで帰ってきた私を待っていたのは超激務。
年末年始へ向けて超怒涛の仕事が始まったわけですが、その中で自分自身だと英語力もたりないため、留学ジャーナルさんを頼って留学準備をすすめ始めました。
私が目指したのはまず、英語力もままならない状態だったので、付属の語学学校からの学士号受験。ハードルもそこまで高くなかった…のですが、、、

そこで言われた言葉
既に大学で観光系学士を取ってる以上、似た教科の学士留学は出来ない

つまるところ、アメリカ留学する際に既に学んだものを再度勉強するなどは「手抜き留学」や「ビザを簡単にとりたい」と判断されるようで出来ないとのこと…。かと言って、別にホスピタリティマネジメント以外に興味が無い私。ていうか、それじゃそもそも留学の目標達成(マネジメントの視点を学んでボス達に一矢報いれるようになる)が出来ない!?

その為、語学留学⇒学士号取得(大学入りなおし)の予定から、唯一私がホスピタリティ経営学を学べるのは語学留学⇒修士号取得(大学院進学)という結論になりました。

一気にハードルが上がった…。
と冷や汗をかいた記憶がありますが。

ただ、どうせ行くんだったらちょっと位ハードル高い方が勉強するし、それに私の学んできたものに+αになる留学、という所にもあってる。
まずはやるだけ、やれるだけやってみよう。

そう思い、一気に大学院留学へ向けての語学留学手続きへむけて舵を切ったのでした。

これは完全に私の備忘録というか、なんでまたそーなった?という流れだったのですが、ここでいくつかのポイントだけまとめておきましょう。

まとめ

留学してみよう、というきっかけ。
そして実際にどのようなトピックで留学するか?というきっかけ。

それぞれ個々人色々なターニングポイントがあると思いますが、まずはそれを実現するためにアクションしてみると色々ついてくるものだな、と感じます。ほんとご縁って面白い。
こちらに出したトピックに絡めてお話ししている、宿屋大学さん、セントラルフロリダ大学さん、そして留学のプロセスなどについても興味があればDMやtwitterなどにてご相談のらせていただきますので、お気軽にお問合せ下さいね。

それでは、ご覧いただき有難うございました😉♡


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