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【ギックリ腰防止】生活の中で腰を痛めない体の使い方

こんにちは。
フォレスト出版の森上です。
 
日常生活で特に急性腰痛症、いわゆる「ギックリ腰」が起こりやすいシーンがいくつかあります。

典型的なのは、重いものを持ち上げるとき。腰をかがめて段ボール箱を持ち上げようとしたときにギクッといってしまう……。腰痛に悩む人にとっては、想像しただけで痛くなってしまうかもしれません。
 
せたがや手技均整院院長にして、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルフィットネストレーナーとして、今までに数万人に及ぶ腰痛患者さんの施術し、腰痛改善をしてきた鈴木登士彦先生によると、

「何もたいそうなことはしなくとも、体の内側をたった少し変えるだけで、腰を痛めるリスクは、ほぼゼロに等しいレベルまで軽減できる」

と言います。
 
鈴木先生の新刊『腰痛は肛門力で治る』の中で、「生活の中で腰を痛めない体の使い方」として5つのシーンを紹介しています。今回は、「(イスからの)立ち上がり方」「物の持ち上げ方」の2つのシーンに関するアドバイスを記載した箇所を、一部編集して紹介します。

「立ち上がるとき」の体の使い方

安全で効果抜群の立ち上がり方

 立ち上がるときに腰を痛めるケースもけっこう多くあります。
 簡単で効果的な安全な立ち上がり方のコツを身につけてください。ちょっとしたコツを習慣化できれば、腰痛のリスクはかなり軽減できるはずです。

やり方と注意点


『腰痛は肛門力で治る』147ページより

①「座っているときの体の使い方」での座位の姿勢から、前にのめりになる感じで、体重を爪先方向に移動し、足の力で立ち上がる。
②このときに「反り腰」にならないように気をつける。
③両足裏で体重をしっかりと受け止めて、足裏でプッシュアップする感覚で立つと、腰には負担がかからない。

「物を持ち上げるとき」の体の使い方

良くない体の使い方

 ギックリ腰の典型シーンです。物を持ち上げるときは、腰を痛めるリスクが高い動作になりがちです。
 まず良くない体の使い方をリストアップしてみます。
 
◉膝が伸びている。
◉腰が丸まっている。
◉荷物と肘が体から離れている。

 
 この3点です。多かれ少なかれ、この3点が揃って荷物の上げ下げをしていれば、腰を痛めるまでに時間はかかりません。
 では、安全な荷物の持ち上げ方について考えてみます。

やり方と注意点

 

『腰痛は肛門力で治る』149ページより

①まずどちらか一方の足を半歩前に出す。
②荷物の近くまで進んで、垂直にしゃがむ。
③荷物に手をかけたら、できるだけ体に引き寄せて少し持ち上げる。
④持ち上げた荷物を体にくっつけて、足の力で垂直に立ち上がる。
⑤必ず「恥骨タックイン」をして、下腹部を安定させてから一連の動作を行なう。

【著者プロフィール】
鈴木登士彦(すずき・としひこ)
せたがや手技均整院院長。全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルフィットネストレーナー、シニアエクササイズトレーナー。手技療法・食事栄養療法・運動療法を組み合わせ、細胞レベルからの健康体を作り上げる「自然手技療法」を創始、のべ十数万人のクライアントの健康を担ってきた。政財界関係者、政府要人、諸外国大使館関係者、プロスポーツ選手、オリンピック選手、世界的演奏者、大手企業経営者、芸能人など多岐にわたる一流の方々をクライアントに持ち、絶大な信頼を得ている。現在は、肛門力を強化するパーソナルトレーニングと整体を組み合わせたメソッドで、産後ママから腰や膝に疼痛を抱える方、生活体力を高めたい方、術後の体力強化から高齢者までの健康体作りの「整体+パーソナルトレーニング」を行なっている。

いかがでしたか?
 
今までの腰痛改善にはなかった新常識キーワード「肛門力」。「肛門力」のカギを握る3つの筋肉の頭文字をとって「3K筋」という「天然コルセットのつくり方」、「恥骨タックイン」というその場で腰の痛みがなくす体の使い方など、腰痛になる根本原因と治し方を、体のメカニズムを通してわかりやすく解説したのが、今回ご紹介した鈴木先生の新刊『腰痛は肛門力で治る』です。興味のある方はチェックしてみてくださいね。

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