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「自律神経失調症」の症状の表れ方となりやすい世代は?

自律神経失調症の症状の表れ方は?


自律神経失調症と言っても全身症状もあれば精神症状もあり、さらには各器官や各臓器ごとに表れる症状も違います。自律神経の働きが失調すれば、症状は心身のどこに表れてもおかしくないと言えます。

・全身症状が表れた場合

主に脳の視床下部のコントロールが乱れた時に身体的な症状が出やすくなります。視床下部は摂食、体温、情動、睡眠、性機能などを調節する自律神経の中枢と言われている場所です。

視床下部のコントロールが乱れることで、交感神経と副交感神経のバランスが傾き、それが長続きすることで肩こりや頭痛、めまい、息苦しさ、消化器症状といった不調を感じやすくなります。

・精神症状が表れた場合

食欲や睡眠欲など本能をつかさどる脳の大脳辺縁系や思考、言語機能をつかさどる大脳新皮質に影響があることによって、不安やイライラ、無気力などの精神症状が起こりやすくなります。

たとえば、日常生活のリズムの乱れが原因となって、自律神経が乱れた場合、身体症状が表れ、さらにそれが大脳辺縁系や大脳新皮質に影響を与えて、不安や集中力の低下など精神症状を招いてしまうことが考えられます。

・各器官や各臓器に症状が表れた場合

遺伝体質や生活習慣、食生活など多様な要因によって、自律神経失調症の症状がどの臓器、器官に表れるかは個人差があります。

症状は千差万別で、頭痛を感じやすい人もいれば下痢などの消化器症状を感じやすい人もいます。このことは、人によってストレスを受けやすい場所があるということが、一説では説明されてるそうです。

自律神経失調症を発症しやすい世代は?

個人差はありますが、人生の局面と自律神経との関係は深くリンクしていることが考えられています。

特に思春期、青年期、更年期はライフイベントが多く、ホルモンバランスの影響もあり心身のバランスが乱れやすく、自律神経失調症を発症するリスクが高いと言えます。

・思春期

思春期は人生の中で心身が最もめざましく成長する時期です。子どもから大人へと劇的に心身に変化が起こる時期だと言えますので、男女ともに変化に対して心がついていけないケースも少なくありません。

・更年期

更年期は思春期とは逆の現象が起きる時期で、活発だった心身が沈静してきます。どちらかというと、交感神経よりも副交感神経優位へと移り変わる時期だと言えるでしょう。ホルモンバランスの乱れから手足の冷えや疲れやすさ、不眠、イライラなどを感じることがあるようです。

自律神経が働きやすい体になるための良い習慣とは?

自律神経失調症の発症は、現代人のライフスタイルが強く関わっていると言えます。特に乱れた生活は、自律神経を乱す大きな要因になることがあります。一度乱れた生体リズムを修正するのは、容易ではないのかもしれませんが、それでも次のようなことを心がけるだけで、体の調子を整えることは可能です。

十分な睡眠を取る
食事時間をできるだけ一定にする
適度に休養して気分転換する

3つの点にこだわり過ぎることなく、仕事も食事も睡眠も「適度」を心がけ心身にストレスを与えないことが大切です。


自律神経が働きやすい体になるための良い習慣

・物事を肯定的にとらえる

ストレスを受けると、それを抱え込んで心の疲労へとつなげてしまう人がいます。心の疲労蓄積型の思考パターンを持つ人は、物事を否定的・悲観的に考える傾向があります。ストレスを解消するには難しいですが肯定的思考に移行していくことがポイントです。「きっとできる」と自己暗示をかけたり、ポジティブな言葉を発したりすることで、気持ちが前向きになり物事が良い方向へ進みやすくなります。

・休日には心のリフレッシュ

体の疲労は、だるさや眠気などの自覚症状として表れるため、体を休めることで疲労は解消されます。しかし、心の疲労の場合はそうはいかないため、心の休息を取るには「オン」と「オフ」をはっきり切り替えることが必要です。

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