同じ症状名でも特性の現れ方は人によって違う。生きづらさを軽減し克服するために。
症状名だけでは特性は決まらないひと口に発達障害といっても、それによって現れる特性はさまざまです。
たとえば「自閉スペクトラム症(ASD)」と診断された人のすべてが「場の空気や人の表情を読むのが苦手」「人とのコミュニケーションが上手にできない」といった特性を必ずしも持っているわけではなく、人によって特性の現れ方や程度の強弱は違っているのです。
相互のコミュニケーションが難しい子どもがいる一方で、呼びかけに応じたり、自分から積極的に話しかけたりできる子もいるので、単純に症状名だけ