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ノスタルジック

いつからだろう
孤独というものを愛するようになったのは

心地よいとか居場所とか暖かいとか
そういう類の感覚ではなくて
宇宙の片隅にぽつんと独り
そんな光景もただのデフォルトでしかないような
ただそこに在る感覚

繋がりだとか関わりだとか集団行動ではなくて
個々として存在している意識

大事なものはそう多くはない
けれども、多くのものをまだ知らないでいる
それが唯一の解決策みたいに

もたらされる毎日は
驚きと発見と新たな感情に満ちていて

自然と大地と空と海と
宇宙の一部で在ると
通りすがりの風が言う

生かされているのだと
意味など探してはいないけれど
命には意味があるのだと
味気ない毎日に塩を振る

ずっと昔から知っていた
独りというのは、どこか陽だまりに似てると
こころ穏やかな時だと

愛するなんて感覚を
孤独に持つ意味とは
思ってもいない未来

愛することは、気づくこと
愛していたんだと振り返って泣きたくなる想い

大人になった今でも子供の頃の夢を見る
いつかのわたしは孤独な大人だった
それも愛していた記憶




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