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人生で初めてのパンティー
職場にて。神妙な面持ちの同僚Tに誘われるまま、小さな会議室に足を踏み込んだ。部屋の隅に置かれた椅子に向かい合って座り、見つめ合ってしばらく。一呼吸して、同僚Tは語りだした。
「誰にも話したことがない、内緒の話なんだけど…」
先日、突然の不幸で親族を失った彼は、遺品の整理や行政手続きなどで忙殺される毎日を送っていたが、ふと学生時代の淡い青春の日々から一つのエピソードを思い出したという。
夕陽が
男子家を出ずれば7人の敵あり
1年ぶりくらいに旧友Nと再会した。
Nとは大学の同期で、ずっと一緒にいた。卒業してお互い社会人になったあとも、時間を見つけてはともに酒を酌み交わし、意味もなく裸になっては互いに金玉を握り合ったりする関係性だった。しかし、Nが結婚し所帯を持ってからは、なんとなく誘いづらくなり、疎遠になっていた。
今回は、斎藤が仕事の兼ね合いでたまたまNの職場の近くに来たこともあり、思い切って連絡をするとタイミン
突発的に思いついた小ネタ集
・思春期の少年が、家族という表現を気恥ずかしく思い、「家系」と言っていました。
・エロ漫画プロット
①遅刻しそうな女子高生がパンを咥えて家を飛び出る②曲がり角で同級生の男の子とぶつかりそうになる③体勢を崩し、男の子の股間めがけて倒れ込む④勢い余って尿道から精巣に入り込んでしまい………※男女逆でも良い
・EXILEの意味が国外追放なの、じわじわ面白い。
・ロサンゼルスエンジェルスって、ダジャレ
ティー・ピー・オーは大人のマナー
車の免許更新のため違反者講習を受けた。一昨年の夏、50キロ制限と40キロ制限の境目で行われていたネズミ捕りに敢え無く御用となったためである。
講習は、教官の自己紹介から始まり、事故事例や道交法改正についての話を経てぴったり2時間で終わった。
講習室を出たところで携帯電話のメール着信に気づいた。大好きな先輩夫婦からの結婚式招待URLリンクだった。昨今の結婚式に係る出席報告は、ハガキ返送ではなくオ
見たことない、大きな鳥がいた。
家事をしたり、車のタイヤ交換をしたり等、なんとなく自分に課していた予定を消化した後、ダイエットと心身のリフレッシュを兼ねてランニングに出かけた。
住宅街を抜けて堤防から河川敷に降り、川を横目に走っていると、空から綺麗な夕陽が差してきた。足を止めてしばらく景色を眺めていると、ふと思った。
「もしかしたら性の快楽に溺れた年頃のがきんちょカップルが橋の下で青姦でもしてるかもしれない。」そう思うと居て
日常はほんの隙を見計らって牙を剥く。
日常はほんの隙を見計らって牙を剥く。
タンスの角、洗い物中のお玉やスプーン、洗濯物を干しすぎた突っ張り棒、日常は我々の隙を必ず見逃さず、危機は常に我々の身の回りに潜伏している。
世間と遅れて、ゴールデンウィークに突入した齋藤である。さて、連休中なにをしようか…と考えながら酒を飲んでいたら、次の日の昼になっていた。布団に入り寝ると、もう夕方になっており、連休初日は何もしないことに決めた。しかし、
焼き肉を食べた次の日は焼き肉を食べたくなる。
焼き肉を食べた次の日は焼き肉を食べたくなる。
齋藤の中では結構カタい主張で、強い意思を持って長年言い続けている。この主張をすると多くの場合は怪訝な顔をされるが、わかりあえた人とはかなり良い関係を築けてきた気がする。
わかりあえた人の筆頭として挙げられるのが大学時代の同期、ネモちゃんである。ずっと一緒にいた。(ネモちゃんの転勤と結婚を機に現状は少し疎遠になってしまっているが…。)ネモちゃんとは、
心が疲れると、新しいものを取り入れることができなくなる。
心が疲れると、新しいものに触れることができなくなる。
ここ数年で顕著に感じるようになった。新しいものが自分を楽しませてくれるのか確信が持てないというか、それが「楽しくなる」まで待てないという感じ。とにかく心に余裕がなく疲れているのである。
体の疲れと違って、心の疲れは自身で気づきにくいものだったりする。ある界隈では心の疲れの指標として「スーパーマーケットを一周して、買い物かごになにも入っていな
科学技術の進歩が置いてけぼりにしたもの
時計の針が刻一刻と空を刻むに伴い、科学技術は日進月歩と今この瞬間も進んでいる。
齋藤をはじめ、人類の生活は数々の先進技術により豊かに、より快適になっている。
ことトイレの進歩は著しい。人感センサーにより自動で蓋が開き、便座は暖かく、ウォシュレットで尻を洗浄するに加え、温風で乾燥までしてくれる。トイレの進化はとどまるところを知らない。
こんなことを考えるに至った出来事が一つ。
ある日、腹痛を
大学生くらいの若いカップルが、今まさに齋藤の眼前でキスをしている。
大学生くらいの若いカップルが、今まさに齋藤の眼前でキスをしている。
彼女が慣れた手つきで彼氏の肩に腕を回し少しもたれかかると、彼氏は彼女の腰に手を添えた。
彼氏は、こちらに背を向ける格好になっており、恐らく齋藤の存在には気づいていない。しかし、彼女はキスをして抱き合っている間、まばたきもせず、ずっと齋藤を見つめていた。
齋藤はといえば、蛇に睨まれた蛙のようにまんじりともせずただ貝のように押し