毎日幸せ100パーセント!あいまいな夢の中で泳いでいたい。歴史と言語と旅行が好き。

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最近の記事

「幸せ」の積み重ね

蝉が鳴いている。 自室。正方形の、箱のような部屋。ここに閉じこもるような生活をしていると、季節感を失ってしまうらしい。 大学がオンライン授業になったとたん、外出の頻度が激変した。 わかったこともあった。私はきっと、そんなにアウトドア派ではないのかもしれない。思い返してみれば、今まで予定もなしに出かけることはほとんどなかった。大学に行くついでか、誰かと約束をしてから外出する。「ちょっとヒマだからどこか行こう」なんて、私には有り得ないことだった。 もう一つ。田舎が好きだと

    • 未来を観る

      13:30。 食いしん坊のはずなのに、全くお腹が空かなかった。 本当に心が満たされると、空腹など感じないのかもしれない。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 先日、日比谷シャンテの映画館で、ロイヤルバレエ団の「ドン・キホーテ」を観てきた。 (映画館で、バレエやオペラが楽しめる。詳しくはこちら→ http://tohotowa.co.jp/roh/ ) バレエの「ドン・キホーテ」は、少女キトリとその恋人、バジルの物語。 2人は愛し合っているが、キトリの父親は娘を金持ちのガマーシュと

      • 宇宙人など触媒にすぎない

        自信とはなんだろう。 私は自信があるのだろうか。 そうは思っていない。素敵な人たちの中にいると萎縮してしまうし、授業で発言する時もオドオドしてしまう。 何かで悩むことはあるか。 あるといったらある。しかし、冷静に考えたらくだらないことばかりだ。隕石が落ちてきたらどうしよう。宇宙人が攻めてきたらどうしよう。人類が滅亡するなんて記事を読んだら、もう大変。しばらくは怯えて過ごすし、記事の内容を忘れた後でさえ、数ヶ月は理由のない不安に侵されることになる。 本当にとうしようも

        • きれいはきたない、きたないはきれい

          健康とお手洗いは似たようなもの。 緊急事態の時は全財産を投げ打ってでも手に入れたくなるのに、平常時は気にもかけない。 1ヶ月前に体調を崩した時は「もう終わりだ」と大騒ぎし、普段はろくに口をききもしないような人とさえきちんと向き合っておけばよかった、などと後悔した。もし元気になれたら外出時は絶対に手洗い、うがい、マスクをするんだ!って固く自分に誓う。体はだるくない?咳のしすぎで、ちょっと気管が痛んでるな。毎日検温は当たり前。自分の体に繊細な注意を向ける。 「健康」って、どん

        「幸せ」の積み重ね

          ステップ・アンド・フューチャー

          本当に大切なものは失ってから気づく、とはよく言ったものだ。 早く会いたい、と言ってくれる友人たちのメッセージに頬をゆるませながら、ぐっと伸びをする。ここ数週間、ほとんど家から出ていない。 外出自粛は余裕だなんて、少々見くびっていたようだ。たっぷり寝て好きな時間に起き、読みたい本を読みつくす日々。特に駆り立てられるような用事はなく、むしろスケジュール帳にはどんどん二重線が増えていく。 自称インドア派の私には、願ってもない日々だ。中学時代の夏休みを思い出す。徹底して予定を入

          ステップ・アンド・フューチャー

          きっと春のせい

          髪を切った。大成功。多すぎる毛量が半分になり、くるんと内向きにカールしたショートボブの毛先が鎖骨の上で揺れる。 新しい香水を買った。失敗。スズランの香りどころか、おばあちゃんの引き出しみたいな匂いがする。 新しいBBクリームを試す。失敗。淡いパールのような輝きを放っていたクリームも、私の肌に乗せるといやに白さばかりが目立ってしまった。 新しいものを試すのはドキドキの連続だ。うまくいくかな。似合うかな。美しさを身にまとい、優しい太陽の陽射しを受けてごきげんに微笑む自分の姿

          きっと春のせい

          知りたいような、知りたくないような

          まだ9時前だから、人影はまばらだ。そよ風にゆれる木々、ときどき横を通り過ぎる車のうなり声。1日が動き出す直前の穏やかな風景。朝の澄んだ空気の中を意気揚々と歩み、日曜日の朝、アルバイトまでのんびりと静かなひとときを楽しむ。 おはようございます、と挨拶をして鞄を棚に押し込む。 おはよう、と、ちらほら返事が聞こえる。アルバイト仲間の性格はさまざまだ。おっとりしている人。ちょっと気難しく見える人。少女のように恋バナに夢中になる人。個人的な事は一切明かさない人。反対に、何でもあけす

          知りたいような、知りたくないような

          おはよう世界

          大学の近くにある皮膚科の先生は、診察が終わるといつもキャンディをくれる。 ちょっと世間話をして、おほほ、と上品に笑った先生はおもむろに机上の赤いタータンチェックの缶を明け、はい、どうぞ、と私に差し出す。 りんご、ぶどう、桃、バナナ。色とりどりのキャンディ。 昔、まだ地元の小児科に通っていたころの思い出と重なった。診察や予防接種が終わったあと、そこの先生はいつも笑顔でべた褒めしてくれ、ご褒美だよ、とノートやおもちゃなどの小さな雑貨をくれたのだ。まさか大学生にもなって、しか

          おはよう世界

          受け継がれていくもの

          過去のショーを集めた東京ディズニーランドの期間限定イベント「ベリー・ベリー・ミニー」。 復刻されるショーはバラエティ豊かで、なんと20年くらい前のショー「フィール・ザ・マジック」もパレードで再演されていました。 「フィール・ザ・マジック」が閉幕した2000年は、私はまだ赤ちゃん。 当然知らないはずですが、ディズニー好きの私、YouTubeで見たこのショーに心を奪われました。 味のあるセピア色がかかった映像。時代を感じる濃いめのメイク。そんな中でも変わらないものといえば

          受け継がれていくもの

          メガネが曇らない方法を探す旅

          針金を折る。ティッシュを添える。薬局に売っている曇り止めを使う。 どれも生ぬるい!そんなんじゃ手強いメガネの曇りは退治できませんでした。 今日も明日も曇るメガネとともに送る生活…。 いっそのこと外してしまえば楽ですが、外出すれば花粉やコロナウイルスとの戦いが待っているこの時期、マスクを付けないのは気が引ける……。 今回はそんな私が発見(?)した、マスクが曇らない方法をお伝えします。 ちなみに、私のメガネはウエリントン型。レンズが少し大きめのタイプです。 まずはダメ

          メガネが曇らない方法を探す旅

          お墓参りをしたら喝を入れてくれた偉人

          人間って、死んだ後もその場にいたりするんじゃないかな。 2年前の3月、私はそう考えるようになった体験をしました。 みなさんは「天狗党」をご存知ですか? 簡単に言うと、江戸時代末期(今から約150年ほど前)の水戸藩(現在の茨城県)でできた尊皇攘夷派のグループのことです。 詳しい説明は、こちらのサイト様がわかりやすくまとめて下さっているので興味のある方はご覧下さい。https://honcierge.jp/articles/shelf_story/4966 この天狗党、

          お墓参りをしたら喝を入れてくれた偉人

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          マスクの中に折ったティッシュを入れるとメガネが曇らない、というライフハックを知っていますか? 本日それを試してみました。初めのほうは効くじゃん!すごい!と思っていたのですが、だんだんティッシュがぺちゃんこになってきてまた曇るように…… ムッとした私は、なんとその上からまた新しいティッシュを重ねるという暴挙を決行。 その結果、どうなったと思います? 酸欠になりかけました。 当たり前です。 具体的にどうなったかというと、急に胸が締め付けられるようになり、だん

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          物欲が減る、とは

          今思えば、あれは完全に「買い物依存症」だろう。 毎週末、親の買い物に付き添って車に乗り込む。親は食料品の買い物へ。私はその間、1人で本屋に降ろしてもらう。 本屋と言っても、古本屋だ。当時中学生で、定期的にお小遣いをもらっていなかった私にとって新品の本は高級品だったのだ。 私は古本屋が大好きだ。古い本が持つ独特の紙のにおい。レトロな表紙のデザイン。本の虫の血が騒ぐ。 あれもこれも欲しい。立ち読みも好きだけど、やっぱり自分の部屋のベッドに寝っ転がって読むのが好きだから、み

          物欲が減る、とは

          空リプ合戦、泡沫の夢

          特に時間を決めているわけではないが、夜になると次々に浮上してくるフォロワーさん達。まるで居酒屋のようだ。夜のTwitterは、仕事終わりに1杯やろう!といった雰囲気の明るいノリが漂う。スクロールする画面は感情の大博覧会だ。今日1日の達成感、同人誌の原稿が間に合わないという嘆き、好きなコンテンツからの供給過多で酔いしれる幸せなどが好き勝手に飛び出し、画面の中で踊っている。 そして、1日の頑張りを労いあったあとに自然と始まるのは空リプ合戦。フォロワーのフォロワーは私のフォロワー

          空リプ合戦、泡沫の夢

          カオスから見つめ続ける

          魔窟のような店を見つけた。 時々、どうしようもなく遠くに行きたくなる。それも、本当に何もないようなところに。衝動にまかせて東京から電車を乗り継ぎ、この小さな街までたどり着いた。ちょうど一年前にも来た場所だから、地理はわかるはず。そうタカをくくっていたのが悪かった。冬にしては暖かい天気が嬉しかったのかもしれない。こっちかな〜なんて想像とも記憶とも言えないようなカンを頼りに歩いていたら、いつの間にか知らない路地に迷い込んでしまった。 路地にあるその店は、無視して通り過ぎるには

          カオスから見つめ続ける

          推しは推せる時に推せ!

          グッズは買える時に買え!! これは私が涙ながらに語る悲しき教訓です。 明日の食べ物に困るくらい貧乏でないのなら、つべこべ言わずに買いましょう。逃した後では遅いのです。わずかな望みをかけてメルカリで検索してごらんなさい。高額転売されてるから。転売ヤーと日々戦うけなげな戦士であるわれわれにとって、合法的にグッズを手に入れるためには買える時に買わねばならないのです。 後のことは買ってから考えればよいのです!売り切れてからじゃ遅い!肝心なのはスタートダッシュ!!! 推しは推せ

          推しは推せる時に推せ!