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受け継がれていくもの

過去のショーを集めた東京ディズニーランドの期間限定イベント「ベリー・ベリー・ミニー」。

復刻されるショーはバラエティ豊かで、なんと20年くらい前のショー「フィール・ザ・マジック」もパレードで再演されていました。

「フィール・ザ・マジック」が閉幕した2000年は、私はまだ赤ちゃん。

当然知らないはずですが、ディズニー好きの私、YouTubeで見たこのショーに心を奪われました。

味のあるセピア色がかかった映像。時代を感じる濃いめのメイク。そんな中でも変わらないものといえば、キラキラ輝く衣装、ダイナミックなダンス、ディズニーが作り出す夢の世界。

何度も何度も夢中になったそのショーが、ついに2020年、パレードの中で復活しました。

復活と言っても、オーブニングのサビ30秒程度だけの短い時間。それでも、感動で目を濡らすのには十分でした。

期待のあまり、息を詰めてフロートを見守る観客。音楽が流れてきた瞬間、湧き上がる興奮。
夢にまで見たダンスが、ショーが目の前で繰り広げられている。生の感動に勝るものはありません。

フロートの上で笑顔を振りまくミニーちゃん。
軽やかに舞うダンサーさん達。

映像で見た光景と重なりました。

あのステージに立っていたダンサーさんは、きっとここにはいないでしょう。何度も世代交代があり、今ここにいる、当時を知らないダンサーさんたちが、20年も前の振りを踊りこなしている。あの頃と変わらない感動をゲストに届けている。
魂が受け継がれているのを感じました。

時代が変わろうと、そこに込められた魂は変わりません。
来る日も来る日も厳しい練習に耐え、一瞬の晴れ舞台で輝くダンサーさん達。努力の末にたどり着く景色はどんなものでしょうか。

過去を尊びながらも、バージョンアップしてゲストに新しい世界を見せてくれる東京ディズニーランド。

ウォルトの時代から確実に受け継がれている魂は、きっとこれからも私たちに笑顔と幸せを届けてくれることでしょう。