山口隼司|Shunji Yamaguchi

【現職】A Inc.で執行役員CHRO 兼 CEO室長  【前職】NewsPicksで…

山口隼司|Shunji Yamaguchi

【現職】A Inc.で執行役員CHRO 兼 CEO室長  【前職】NewsPicksで経営企画→People&Culture立ち上げ→法人事業CS立ち上げ→共創コミュニティプロデューサーとして新規事業立ち上げ 【前々職】楽天でマーケコンサル→総合企画(NPSエバンジェリスト)

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急成長フェーズでも最強の組織でいられるために重要なこと

こんにちは。全ての人の可能性に光をあてていきたい山口です。 今日は、A Inc.(エース)が組織においてどんな考え方を大切にしているか、そしてその背景にある理念について普段考えているこをまとめてみたいと思います。 プロローグ その前に、A Inc.(エース)という会社は、常に新しいプロダクトを生み出すための機会を模索し、未来をGoodでCoolなものに変えるためのチャレンジをし続けているコンパウンドスタートアップです。 シングルプロダクトで、一つの事業を大きく育てるというよ

    • 30代の集大成を賭ける「次の5年」

      なぜ今、noteを綴ろうと思ったのか あまり公の場で、自分自身の投稿をしてはきませんでしたが、色々な方との出会いや多くの仲間のお陰様でここ最近、情熱を注げるテーマやチャレンジが沢山ありまして、あまりにも日々が楽しく、そしてあまりにも時間が足りない。というような嬉しい悲鳴をあげているところではあります。 そういった中で、あまり自分発信を全くしてこなかったのですが、30代後半にもなり、これまで培ってきた全てをぶつけて再度挑戦するということも含めて、少しづつ振り返りながら、小出

      • 共働き子育て世代のお困りごとをいかに解決するかの件

        元NewsPicks編集長の佐々木さんが手掛ける、経済コンテンツ・アプリ「PIVOT」で『ワーママ入門・令和版』を読んでとても面白かったので、是非ご興味ある方はアプリで閲覧してみてください! #PIVOTステキ 「仕事と子育ての両立」はホントに無理ゲーなのか? この両立は、働く女性(そして、最近では男性も)にとって多くの家庭が課題意識を持つテーマと言える。しかし、「必勝法のない難題」として長らく語られてきたテーマであるがゆえ、「しんどい面」ばかりがフォーカスされ、不安煽り

        • DAO(自律分散組織)を成り立たせるためのHow To

          今回は問いのデザインでも有名な安斉さんの『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を読んで、今話題になっているDAOにも活用できるTipsが多く詰まっていたので、noteにログしたいと思います。 チームの問題はなぜ起きるのか 現代では、多くのチームにおいてお互いの意見が抑圧され、ポテンシャルが阻害されている事例は枚挙に暇がない。 その問題の要因は、トップダウン式の「ファクトリー型」の組織形態にある。高度経済成長期の日本では、経

        急成長フェーズでも最強の組織でいられるために重要なこと

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        • これからの時代の共創という考え方
          1本
        • コミュニティ4つの死因
          4本

        記事

          共創コミュニティから生まれるプロジェクトは成立するか?の振り返り

          まずは結論。プロジェクトは共創できるが、熱狂を生むための仕掛けはプロフェッショナリズムが圧倒的に必要ということです。誰でもできるものではない。何となく創ってできたもののクオリティなんてたかがしれているし、そんなプロジェクトのプロセスなんて誰も見たくもないし、興味もないですよね。 詳細は以下です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 共創プロジェクトを成功させる(プロセスエコノミーを成立させる)は誰でもできない。出場権が必要。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

          共創コミュニティから生まれるプロジェクトは成立するか?の振り返り

          コミュニティで共創を生み出すための武器(ナラティブ)

          この数年、世界的なマーケティングやブランドコミュニケーションの領域で、「ナラティブ」がトレンドになってきている。理解する上で、『ナラティブカンパニー 企業を変革する「物語」の力』(東洋経済新報社)を読み、これは共創の型作りのバイブルだと思ったので、それをnoteでメモります。 「ナラティブ」って何?!分かってるようで、曖昧なナラティブとはを少しおさらいです。 【基礎情報の箇条書き】 ナラティブとは、「物語的な共創構造」 ストーリーでは企業やブランドが主役であるのに対し

          コミュニティで共創を生み出すための武器(ナラティブ)

          共創プロジェクトはなぜ、うまくいかないのか?

          🗝key word🗝 ●ハレ(非日常)とケ(日常)の設計 ●ハレの舞台で何者かになれるかという報酬設計 ●サイエンスではなくアート(演出家の存在) ━━━━━━━━ ━━━━━━━━ 報酬無しで人は動くのか? ━━━━━━━━ ━━━━━━━━ 『プロセスエコノミー』はすでに読んでいる人も多いと思います。必読です。 #今から5-6年はメインストリームになる 基礎情報は本を読んでもらうとして、実際にカタチにしていこうとする時のリアルな話をします。 共創コミュニティを作ろう

          共創プロジェクトはなぜ、うまくいかないのか?

          共創コミュニティを作る上でも集客は基礎。スキルが必要。そして・・・

          マーケティング1.0 機能的価値 マーケティング2.0 差異的価値 マーケティング3.0 参加価値 そして、現代では共創価値が問われる。 顧客の自己実現のために、 共感し、所属したくなり、自分ゴトとして参加したくなる設計が必要。 会社への帰属意識が相対的に薄れている中で、良好な人間関係と意味合いを求めて、没頭ができる場所を人々は求めているかもしれない。 そんな場所を用意しても、人が集められなければ価値は届けられない。そのために集客の秀逸さは必須だ。 集客に必要なのは大

          共創コミュニティを作る上でも集客は基礎。スキルが必要。そして・・・

          共創のストーリーには意味が大切だけど・・・

          役に立つことと、意味があること。 この二つの要素をきちんと理解していく必要がある。 ①トヨタ(役に立つ) ②ベンツ(役に立つし、意味がある) ③ランボルギーニ(役に立たなくて、意味がある) …を値段の高い順に並べると③②①。 この話は、「役に立つモノがどんどん安くなっているから、『意味』に向かわなきゃいけないよね」と展開するが、これを、都合良く解釈してしまうのは危険。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『役に立つ』『意味がある』を都合良く解釈するのはやめよう

          共創のストーリーには意味が大切だけど・・・

          なんかうまくいかないその時はイシューからはじめよの件

          安宅さんの名著「イシューからはじめよ」は全てのビジネスパーソンが読むべきバイブルかと思いますが、もやもやしている時、マンネリ感じてる時ほど読むとシンプルな本質が見えてくる。 イシューを見極める イシューを解けるとこまで小さく砕く ストーリーの流れを整理する ストーリーを検証するためのアウトプットイメージを描き、分析設計する 検証する これを10日で回す設計にできるか? これは何に答えを出すためのものなのか それは意思統一、立ち返れる場所となる ●●イシュー見極めのポ

          なんかうまくいかないその時はイシューからはじめよの件

          【まとめ】これからの時代をつくる共創のヒント#1

          VUCAの時代。これまでのやり方では立ち行かなくなり、何が正解か分からない世の中になった。 あなたは今、なぜその仕事をしているか、そんな問いに率直に答えられますか。自分とは関係ない誰かのために多くの時間をつかっていないだろうか。 自分が面白いと思う人生の在り方と重ねて熱狂するにはどうしたらいいだろうか。 どんな世界を創りたいか、どんな世界を生きたいか。希望や未来を軸に関わる人が、集まった仲間が主体的に参加して、価値観の輪を広げる。 共創とはまさにこれからの時代を創るため

          【まとめ】これからの時代をつくる共創のヒント#1

          家族2.0を考える_危機対応学の応用

          First Placeと考えられてきた家庭という場。現在、「家庭、家族」という制度が危機的な状況にある。これまで「家庭」として想定されてきたような集団の場の状態とは一致しない状態の家庭・家族が多くみられるようになってきている(シングルマザー、同性愛など)「家族とは何か?」を問い続け、そしてこれからは「家族と認識しているもの(≒近代家族)はこれからも存続するのか?それとも新しいものに変わるのか?」を考える必要がある。 家庭という概念が多様化これまで家族とみなされてきた集団だけ

          家族2.0を考える_危機対応学の応用