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共創のストーリーには意味が大切だけど・・・

役に立つことと、意味があること。
この二つの要素をきちんと理解していく必要がある。
 
①トヨタ(役に立つ)
②ベンツ(役に立つし、意味がある)
③ランボルギーニ(役に立たなくて、意味がある)

…を値段の高い順に並べると③②①。

この話は、「役に立つモノがどんどん安くなっているから、『意味』に向かわなきゃいけないよね」と展開するが、これを、都合良く解釈してしまうのは危険。

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『役に立つ』『意味がある』を都合良く解釈するのはやめよう
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どちらか一方ということではなくどちらも大切です。これまでは役に立つが比重が大き過ぎた。
今は、真似することが容易になった。
つまり、何で差をつけて、再現するのが難しい状態にするのか?

それがプロセスであるというのが今の時代。

「役に立たなくていい(品質は必要ない)のだから、何の技術も持ち合わせていない今のものに、『意味』だけを足せばいいだろう」

全く違う。

なぜ、値段が高いのか?
答えはシンプルで、「再現するのが最も難しいから」
 
では、再現不可能を生むには?仮説としては2つ。
「圧倒的な技術(論理とアウトプット力)を持ち合わせている」ということが一つ。
 
『意味しかない』という領域は一番奥にあるのですが、『意味しかない=技術が要らない』と解釈してしまう人は、『意味しかない』の領域を近場に捉えてしまっていると痛い目を見る。

もう一つは、今のあるものを真似してみても、「〜みたいだよね」とオリジナリティを出せない=意味の価値がガッツリなくなる。

つまり意味は極めて再現しにくい性質を持っているもの。が、ゆえに一番奥の奥の奥にある。

なので、普通の人がそこにいくのは難しいので
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▼ まずは『役に立つ』を押さえる
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一番奥にある③(意味しかない)は一旦諦めて、まずは②(役に立つし、意味がある)を目指すのがイイ。
 
そこは、メチャクチャ頑張れば辿り着ける領域なので。その為には技術(機能)が必要。
 
『意味(面白い)』は、どうしたって魅力的に映りますが、そこに引っ張られすぎないことが、とってもとっても大切です。
 
ただ面白いは一発目は良いですが、持続しない。新規獲得の技であることを肝に銘じる。
「『面白い』もいいけど、ホドホドにして…」定番を、必ず作りリピーターを獲得する必要がある。これはどのサービスでも一緒。当たり前だが見逃しがち。

 
まとめ
 『意味』が求められる時代に入ったことは間違いない。でも多くの人にとって、「意味しかない」はは成立しない。「飛び級」で行ける場所ではない。

とにかく『技術』が大前提なので、努力して『技術』を獲得する。

忘れてはいけない大切なこと。
 日々、学び。

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