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おなじ大学に通っている時点で偏っている
2023年6月28日(水)朝の6:00になりました。
無限大な夢のあとの、なにもない世の中じゃ。
どうも、高倉大希です。
大学では、いろいろな考えの人に出会える。だから、大学に行く。
こんなことを言う高校生に、ときどき出会います。
内閣府が実施した2020年度の大学進学率調査によると、女子の50.9%、男子の57.7%が大学に進学していることがわかります。
この時点で、母集団は全体の半数に絞られます。
また、旺文社が実施した2022年度の大学数調査によると、日本には790の大学があるということがわかります。
全体の半数が、790校に分散して、入学するというわけです。
もちろん、大学によって規模がちがうため、募集人数も異なります。
ただ仮にそうだとしても、入学者が 1 / 790 の選択をしていることには変わりありません。
はたして「自分とおなじ大学に入学した人が自分とはまったく異なる考えをもっている」と言うことはできるのでしょうか。
どんな言語であれ外界を切り分けるときは、現実においてー似通ったものをひとまとめにする必要がある。
もちろん、人の考えは千差万別です。
ちがっているのは当然です。
いま話しているのは、そんなことではありません。
いろいろな考えの人に出会うための場所として、大学は適切なのかという話です。
大学はむしろ、近しい考えをもった人と出会うことができる場です。
入口が狭ければ狭いほど、その傾向が強まります。
おなじ 1 / 790 の選択をして、おなじ関門をくぐり抜けてきた仲間です。
おなじ大学に通っている時点で、かなり偏っているのです。
高校を卒業するとき、父親がひとつ謎かけみたいなことをやってきたんです。「大学に行ったら、たぶん学費と仕送りで100万円くらいのお金がかかるだろう。だから大学に行くのか、行かずにここで100万円を受け取って好きなように使うのか、自分で決めなさい」って。
べつに大学に行くことを、よいと言っているわけでもわるいと言っているわけでもありません。
大学はべつに、なんだってかまいません。
偏りがある状態を、偏りがないと思い込んでしまったり。
逆に、偏りがない状態を、偏りがあると思い込んでしまったり。
現状の理解がズレてしまうと、すべての想定がズレてしまうという話です。
社長が「とりあえず」と言った時点で、やりません。それは予測、予断の域を出ないからです。
2022年の調査によると、note の会員登録者数は500万人になるそうです。
この記事を読んでいる時点で、かなり偏っています。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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