酒を飲まなきゃ話せないことなんて
2024年7月30日(火)朝の6:00になりました。
酒は、文明に対するひとつの諷刺である。
どうも、高倉大希です。
酒の場は、比較的好きな方です。
普段は話さない人と、話す理由になりえるからです。
逆に言えば、これはデメリットでもあります。
酒の場以外が、話したいことを話せない場になり変わってしまうからです。
実際に「この話は酒の場じゃないと」だなんて、言い回しをよく耳にします。
酒の場のせいで、飲まなきゃ話せないという線が自ずと引かれてしまうのです。
友だちを、たくさんつくりましょう。
それを是として扱うことで、友だちが少ないことが非になってしまいます。
みんなと、仲よく過ごしましょう。
それを是として扱うことで、みんなと対立することが非になってしまいます。
べつに、そんなつもりがなかったとしてもです。
Aを是にするということは、その裏にあるBを非にするということなのです。
ものごとを始めるのは、簡単です。
新しい動きには、勢いがつきものだからです。
ところが、続いてきたものをやめるのには、なかなかの勇気がいります。
「これまではあったのに」という人々の不満を、受け止めなければなりません。
大抵やめる決断をするころには、始めたころと担当者が変わっています。
続けてもしんどい、やめてもしんどいという、不遇に追い込まれてしまうのです。
べつに、これまでの事例がすべて悪だと言いたいわけではありません。
対岸にあるものを、よく見据えなければならないという話です。
目の前のものだけだと、案外それらしく見えるものです。
酒の場がどれだけ楽しくても、翌日には二日酔いがやってきます。
酒を飲まなきゃ話せないことなんて、本当はありません。
話が先、酒が後です。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。