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モチベーションなんてない


2024年4月18日(木)朝の6:00になりました。

自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。

どうも、高倉大希です。




こうして毎日書いていると、こんな質問をされることがあります。

「書き続けるモチベーションは何ですか?」


結論、モチベーションなどありません。

お金をもらえるわけでもなければ、褒め称えられるわけでもありません。


何かしらのカッコいい返答ができたらいいのになと、いつも思ってはいます。

しかし本当に、モチベーションなどないのです。


書くときのぼくたちは『手を動かすこと』が面倒くさいんじゃない。『頭を動かすこと』が面倒くさいんだ。なにかを書くためには、それについて真剣に考えなきゃいけない。その手間を、みんな面倒に感じているんだ。書くことは、考えることだからね。

古賀史健(2023)「さみしい夜にはペンを持て」ポプラ社


モチベーションなんてないからこそ、書き続けられている。

むしろ、こちらの方が近いような気がします。


極端な話、べつにいつやめたっていいやと思いながら書いています。

書くことをやめたところで、生活に支障はありません。


毎日歯磨きをするのに、モチベーションだなんて大層なものは要りません。

いまの自分にとっての書くことは、きっと歯磨きと同じです。


高校野球の甲子園大会を考えてみてください。みなさん、思ったことはないでしょうか?賞金がもらえるわけでもなきし、仕事でもないのに、なぜ高校球児たちはあれほどまでに野球に情熱を燃やすことができるのか、と。彼ら高校球児は一体どのような恩恵を受け取っているのか、何を目指しているのかというと、「勝てばまだこのチームで試合を続けることができる」ということそのものです。

近内悠太(2024)「利他・ケア・傷の倫理学」晶文社


すごい文章を書こうだなんて、これっぽっちも思っていません。

誰かのためになる文章を書こうだなんて、これっぽっちも思っていません。


もしも自分の文章が、誰かの人生を大きく変えるものだとわかっていたとしたら。

きっとこんなにも気軽に、ほいほいと投稿することなどできないはずです。


どうせ、真剣に読む人なんていやしない。

そんな前提があるからこそ、毎日続けられるわけです。


じゃあ何がモチベーションなのかというと、結局は仕事そのものなんです。たとえば記事タイトルを四苦八苦して考えるにしても、「このタイトルのほうが売れる」という発想ではないんですね。それよりも、自分のなかでしっくり来る正解をちゃんと探したいという気持ちのほうが強い。

石川善樹(2019)「問い続ける力」筑摩書房


書いていなければ、絶対に出会わなかったであろう人と出会うことができる。

強いて言うならこれだけは、書き続けることで得られる報酬なのかもしれません。


GWの4連休は、おそらく日本の首都にいます。

茶色い飲みものか金色の飲みもので、乾杯しましょう。


どなたもどうか、ご連絡ください。

決して、モチベーションは要りません。






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