原因が近くにあるとは限らない
2023年11月29日(水)朝の6:00になりました。
近すぎて見えないだれか、誤ってぼくと呼ぶ。
どうも、高倉大希です。
「靴下を脱ぎっぱなしにしないでって、いつも言ってるじゃん」
奥さんは、こう言います。
「靴下を脱ぎっぱなしにしたくらいで、そんなに怒らなくてもいいじゃん」
旦那さんは、こう言います。
靴下は、あくまでもトリガーです。
奥さんが怒っている根本的な原因は、きっと靴下ではありません。
「この料理、ちょっと量が多いな(まずいからこんなにもいらないな)」
お客さんがこう言います。
「お客さんのご要望にお応えして、つぎからは量を減らします」
店の主人はこう言います。
量は、あくまでもトリガーです。
お客さんが多いと言っている根本的な原因は、量の問題ではありません。
原因を見誤ると、当然つぎの打ち手もズレます。
そのまま解決したつもりになってしまうと、むしろ問題が長引きます。
たしかに、行動することは大切です。
ただし、迂闊に解決策を決め込んではなりません。
必ずしも、原因が近くにあるとは限りません。
つながっていないように見えるところに、原因がみつかることもよくあります。
いまの自分には見えていないところに、原因があるかもしれない。
いやむしろ、見えていないところにある可能性の方が高い。
これが、いわゆる「想像力」です。
目に見えている範囲なんて、せいぜい限られています。
靴下を洗濯機に入れたからといって、解決するわけではありません。
料理の量を減らしたからといって、解決するわけでもありません。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。