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BUMP OF CHICKENは、何歳になっても優しい


2024年8月29日(木)朝の6:00になりました。

もう誰の言うことでも予想つくくらい、長いあいだ悩んだんだもんね。

どうも、高倉大希です。




あのころ聴いていた曲を、いまでもずっと聴いてんな。

最近ふと、思ったことです。


あたらしい音楽は、日々数えきれないくらいにこの世に生み出されています。

まだ見ぬすばらしい音楽が、この世にはいくらでもあります。


それでもヘッドホンから流れてくるのは、あのころ聴いていた曲です。

何歳になっても優しい、BUMP OF CHICKENの音楽です。


人生のどこかのタイミングで、僕らの知らない街で僕らの音楽を受け取ってくれた人がいて、その人と僕との真ん中には音楽があるっていうたったそれだけなんです。 僕は僕で、たったそれだけの事にすごく助けられていて。 僕らが音を出したら君は聴いてくれる、耳を貸してくれる、っていう事実に何度も救われているんです。

藤原基央(2023)『「be there」は27年の活動の根元に近い部分を表す表現で、重要な概念』より


「BUMPって知ってる?」

出会いは、中学時代の親友がかけてくれたこの言葉でした。


新しい曲を聴いて、古い曲は切り捨てる。

当時の自分にとっての音楽は、新しいか古いかがすべてでした。


それを覆したのが、BUMP OF CHICKEN の『ダンデライオン』という曲です。

天体観測』でも『花の名』でもなく、この曲が分岐点でした。


最初に、バンジョーみたいな音が入っているでしょ(中略)趣味だったんですよ。タララランっていう速弾きと、ジャーツクジャーツクみたいな感じのコードのカッティングと。ただのインストを作って一人で楽しもうとしてたの。

SSS(2002)「SPACE SHOWER SPECIAL」より


季節は巡り春が訪れ、谷底まで金色の化粧。

一面に咲くタンポポの花、ライオンによく似た姿だった。


古いし、聴いたこともない。

それなのになぜだか、もういちど聴きたくなっている。


あのころ、この曲に出会っていなかったらと思うとゾっとします。

おそらく人生そのものが、180度変わっていました。


「いまだにバンドをやってるなんていう未来は全く想像できてなかった。明確なビジョンは何もなかったですね」藤原は結成当時をこう振り返る。「一緒に遊んでるのが何よりも楽しかった」というバンドは、いまや大型野外フェスのヘッドライナーをつとめ、スタジアムに数万人を集めるような存在になった。

Yahoo!ニュース(2019)『「歌う先に“あの日の俺”がいる」』より


聴こえ方は変わるだろうけれど、たぶんこれからもずっと聴き続けるんだろうな。

中学生ながらにして、BUMP のことをこんなふうに思っていました。


そこから年月が流れた今でも、当時の想定どおり BUMP の曲を聴いています。

何歳になってもこんなにも優しいのかと、驚きすら感じます。


BUMP OF CHICKEN に魅せられた人間のひとりです。

その事実は、これからもずっと変わりません。







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