【映画レビュー】突如現れたサメ映画の新生児「本格的国産サメ映画 令和シャーク」は期間限定で公開中だぞ
前の記事で「ディープ・ブルー」に関してサメ映画に愛をと書いてきたが、更に賞賛しなければならない作品を観た。
それは【本格的国産サメ映画 令和シャーク】だ。youtubeでなんと本編が10月1日20時まで期間限定公開中だ。
この機会を逃す訳にはいかない、この目で目撃しようと再生ボタンをクリックした。
新たな令和の時代で日本国民vs沢山のサメというシンプルな内容のはずが、情報量が過多で追いつけないところに魅力がある。
予告編見て頂ければ分かる通り正真正銘のクソ映画だ。
だが、悪い意味でのクソではなく、良い意味での意味不明なクソが沢山詰まっていた。
そう、これだよこれ。たまにはこーゆうのも摂取しないといけないんだ。
監督.主演.編集を務めたHydrogens(みず)は我々に微笑みが止まらない作品をプレゼントしてくれた。
めちゃくちゃ変わるアスペクト比、全編基本的に空を飛ぶサメ、UFO、サメの着ぐるみ、チェンソー、銃撃戦、謎のフルCG、棒読み演技、雑な合成、精液放出赤ん坊人形、血便、猫、剣を使った殺陣、カーチェイス、爆発、エルシャダイ、「これを考える男ってホントバカね」って思ってそうな目をしている救いのキャストの女性陣、今回の私的MVPであるご主人がサメと戦ってて困惑してとりあえず寝転ぶ秋田犬ももこちゃん、勿論これら以外にも見所は沢山あるぞ。
【リベリオン】【メガシャークvsジャイアントオクトパス】の飛行機襲撃シーン、【シャークネード】、【ビーチシャーク】、オマージュもあるのが同じ映画ファンが作った"The低予算"自主制作映画という感じがして心地よかった。
まぁ、映画というよりアートか?
まぁ酷い映画なのは間違いないが。
ただ著作権的にこれ大丈夫なのか?と思うような描写があったのが心配だった。
急にAdobeのメディアオフラインとNGシーン、ホラーな写真が出てきて貞子出てきた時は結構ビビった。
あとキノコ食べた時の幻覚を見てる編集、結構凄いよな。
それでも、最近の若者が作る映画あるあるな、会話劇や群像劇ばかりしか作らない自分に酔ったエモさとオフビートさ、現実感が重視のナルシストな陽キャが作る悪い意味のクソから、1つズバ抜けた本作を観れて良かった。
心を込めて応援したくなる癒しだった。
一応私も映像を作ってる身、作ってた身なので応援したい。
続編となる【令和シャークvsウルトラキングブンブク】で更なる期待ができそうだ。
下記は本作の予告編と映画公式アカウント。
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