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家族の思い出がたくさん詰まった我が家とのお別れを経て感じたこと


私のnoteに来てくださりありがとうございます。

candy@です。


今年の8月に30年以上暮らした郊外の戸建てから老後のことも考えて生活が便利な駅徒歩のマンションに引っ越しをしました。

私はあと数年で還暦(60歳)

夫は現在62歳です。


30年前に新築で購入したピカピカだった一戸建ても30年も過ぎればあちこち古くなり


最近の気候変動での大雨や台風の被害も何度も被り(阪神・淡路大震災もその家に住んでいる時に経験して)

最終的にはここ何年かは雨漏りまでする始末でした。

こちらの記事では我が家の雨漏りの経緯も書いています。


そんな満身創痍の状態の我が家でも建て替え用地として古屋付きで売却することができました。

購入した時の価格とは”ウン分の1”くらいの価格まで下がってはいたものの、想定内での売却価格に落ち着いたことラッキーだったと思っています。


そしていよいよ引っ越しの日が近づいてきたある日

私は以前モンブランパークさんの書かれていた記事を思い出したんです。

その記事がこちらです。

モンブランパークさんのお義母さんが54年間住まれたお家を引っ越しされる時のエピソードです。

その最後の方の文章でモンブランパークさんの奥さまや娘さんたちが思い出たっぷりのお義母さんのお家に感謝の気持ちを示そうと

その家のふすまや扉や柱などにいろいろな感謝の言葉を書かれたという記事でした。

『素敵なお話だな〜』と読んだ時に思いました。


私も夫や二人の娘たちと30年過ごした家にいろんな思い出がありました。

楽しかったこと

悲しかったこと

笑い合ったこと

喧嘩したこと・・・

それこそ悲喜こもごもの私たちの歴史がありました。

長女も次女も生まれた時から(引っ越ししてから長女を授かったことを知ったので)ずっとその家で成人するまで過ごしたんです。

そして私もいつしか両親と暮らした年月よりも長くその家に住んだことになっていました。

新居に住むのはもちろん期待を膨らませてワクワクしてはいましたが

長年住んだ我が家を離れるのも少し寂しい気持ちが引っ越しがだんだん近づくにつれて湧いてきて・・・

そんな時にモンブランパークさんの記事を思い出して、私たちも古い家に感謝の気持ちをみんなで書こうと思い立ったんです。

夫は何故か照れて書きませんでしたが、私たちが書いた言葉をうるうるしながら読んでいました(笑)

そして娘たちと私が書いたのがこれらの言葉です。

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(これらは写真の一部ですが全体の写真は身バレの可能性があるので・・・)


そして最後にこれは引っ越しの前日に帰省した二女が書いたメッセージです。

長女は大学卒業後に社会人になって一度は一人暮らしをしましたが、色々あって実家に戻りここ何年かは同居しておりました。

一方、長女と入れ替わりのように、大学進学と同時に上京した現在大学4年生の二女は、この3年間は長い休み以外はほとんど家に帰っていませんでした。

特に昨年に567があってからは極力帰省を制限していたので、どうしてもこの最後のタイミングを逃したくなかったのでしょう。

二女は最後に前の家をもう一度目に焼き付けておきたいと言って

忙しかったのにもかかわらず、引っ越し前日の夕方に帰省してきてくれました。

(そして引っ越しの手伝いもしてくれたんですよ、暑い中の作業だったのでとても助かりました。)


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実際は私たちが住んだ古いお家は取り壊されて新しいお家が建てられるのですが二女は次にそこに住まれるご家族も私たちのように幸せな時間を過ごして欲しいと思ったのでしょう。


次のマンションに引っ越しが決まった時は

『へえ、そうなんや。ママたちの家やから好きにしたらいいやん』とあまりリアクションがなかった二女だったのに・・・

彼女にも彼女なりに思い出がたくさんあったのでしょうね。

そして『生まれてからずっとこの家で暮らせて幸せだったよ!』という二女の言葉に

私もいろんなことがあったけどやっぱり幸せな日々の方が圧倒的に多かったんだなと気付かされました。

”そして娘たちも幸せな時間をこの家で過ごせたと知れてうれしかった”

どうしても新居に意識が傾いてしまっていた私でしたが、こんな形でも二度と戻ることがない古い家にちゃんとお別れができて心の区切りがつきました。

家は住む人がいなくなり誰も住まなくなるとたちまち朽ちてくると聞いたことがあります。

やはり住む人の息吹が家にも吹き込まれて伝わるのでしょうか?

我が家は遊びに来てくれたり訪れる人にいつも明るくて居心地が良い家だと言われました。

住んでいる本人たちはあまり意識はしていませんでしたが、私たちが快適に楽しく、幸せに暮らしていると家にもそんな雰囲気が伝わるのでしょうか?

もしそうなら私たちのお家も喜んでくれていたのかもしれません。

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モンブランパークさんの記事に出会えていなければたぶんこんな素敵なお別れ方を思いつかなかった。

モンブランパークさん、感謝します。

ありがとうございました。

これらの言葉の書かれた写真は30年過ごした我が家の最後の素敵な思い出として大切にします。


リビングの壁に書いたこれらの感謝のメッセージを引っ越し作業をしながら読まれた業者さんが

『これいいですね!素敵ですね!』と褒めてくれました。

思わず私もにっこりして

『いいでしょ〜、これ。』と言ってしまいました。(自画自賛)

引っ越し業者さんが忙しい作業中でも壁のメッセージに気がついてくれたことが嬉しかったんです。


ここまで読んでくださりありがとうございました。

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