『70点か80点がちょうど自分にはいいんだよ』 と言った夫
私のnoteにお越しくださりありがとうございます。
アラ還のcandy@です。
今年の8月に約30年暮らした郊外の戸建てから老後のことも考えて生活が便利な駅徒歩のマンションに引っ越ししました。
(もうすぐ二人の娘たちも我が家から巣立っていくようです)
そのマンションは中古マンションだったので、購入してから2ヶ月ほどかけて全面リフォームをして暮らす計画を立てました。
古い間取りの4DKを3LDKに変更して
和室だった部屋の壁を取りはらい広いLDKを実現させて
あとは洋室を客間に使えるように和室に変えたり
キッチンも使いやすくアイランドキッチンを取り入れたり
フローリングを全てバリアフリーにしたり
最初の段階では全て新しくしようと思っていたんです。
でも夫が一部屋だけはそのままでいいと言い出して・・・
その部屋は六畳足らずの洋室でした。
夫は自分の書斎にしたいと思ったようです。
そんなに広くはないのですが、バルコニーに面した明るい部屋で
夫がパソコンや読書や事務処理をするにはちょうど良いサイズの部屋
最初に見た時は、割と最近フローリングを張り替えた様子で、その部屋を丸ごとリフォームするには少しもったいない感じでした。
でも他の部屋のフローリングとは違うので私は全て統一したいと思ったのですが
夫はあえて自分の書斎にする部屋は、天井と壁紙だけを新しくして、床とクローゼットはそのままにしたんです。
夫は特に理由を言いませんでしたが、私は夫が予算のことも考えて自分しか使わない書斎はなるべくお金をかけないようにしてくれたのかなと思っていたんです。
私の夫はいつもそんな風に自分のことは優先しないで後ろに置いておける人なのです。
こちらの記事にも書いています。
確かに夫の書斎も全てリフォームするとあとウン十万円はかかったでしょう。
私たちにとっては大金です💦
結局、夫の書斎はあまり手を加えずに(お金をかけずに)リフォームも完了して、大きなトラブルもなく引っ越しも無事に終えることができました。
転居して1ヶ月が過ぎそろそろ新しい住まいも落ち着いて
昨日夫に尋ねてみたんです。
『パパの部屋だけなんだか壁紙と天井だけのリフォームで、あとはそのままでごめんね。今からでも工事してもらう?』と聞くと
『100点満点は出来過ぎで怖いんや、僕の人生は70点か出来て80点がちょうどいいから、このままで十分満足やで。』と夫は話してくれました。
無理をするより、後になってもう少し贅沢しても良かったのかなと思えるくらいがいいらしいのです。
私はこれまで、いつも完璧を目指してしまうタイプ
それが良いか悪いかは別として、時には『完璧に出来ないくらいなら初めからやめておこう』と諦めてしまったりと方向転換が早いんです。
一方、夫は最初はなるべくハードルを低くして、もう少しできたかもと余裕を持ってゆっくり進むタイプ。
できればパーフェクトな状態で新生活を迎えたいと私は思っていましたが、夫の言葉に考えさせられました。
時には完璧にできなくてもいいんだと
少しくらいの不完全さも受け入れようと
場合によっては100点を目指すことも必要ですが、いつもパーフェクトを目指していたら疲れてしまいますよね〜
しかもそれを自分だけでなくて家族や他人対しても求めていたらお互いが息苦しくなりそうです。
先日長女から、特に長女が子供の頃、私の言動がいつも完璧に見えて、かえって私が言わなくてもそうしないといけないような気持ちになり、プレッシャーで、しんどかったと打ち明けられました。
だからこれからはママも今までよりも気楽にしたらと
本当の私は完璧を目指していただけで、むしろ私の方こそパーフェクトにできないことで焦りやコンプレックスを感じていたのに、長女の目には失敗が怖い、許されない気分だったと告げられました。
確かに私の中でちゃんとしなければと思いすぎて過程を楽しんだりする余裕がなかったのだと反省しています。
私の性格には、やはり私の母の厳しかったしつけの『ちゃんとしなさい』の精神が影響してるとも思っています。
特に私は長女だったので弟よりも何かにつけて厳しく育てられました。
だから私の娘たちにはそういう圧をかけないように私は意識していたのですが全然できてなかったみたいです。
難しい〜
最近は娘たちと今まで避けてきたお互いの心の葛藤を時々話すようになりました。
ただ反発心だけを持っていながら最近まで母に隠して母と付き合っていた私とは娘たちは違います。
でもその方が良かった
話してくれて良かったと思っています。
ちょっと話が逸れてしまいましたが
性格もあるとは思います
完璧じゃないと落ち着かない私と
70点、80点で十分に満足を感じれる夫
どちらがいいのか一概に言えないし、正解なんてないのかもしれませんが
夫を見ていると無理せずに私よりも楽に生きているように思えてきました。
そして、これからも夫の書斎を見るたびに
『これで良かったんだ。100点を目指さなくても70点や80点でも十分に幸せなのだから』と思い出させてもらえる気がします。
そして自分への戒めとしても覚えておきたい
(それは今回のリフォームのことだけではなくて普段の生活においても、娘たちとの関わりにおいても・・・)
以前も記事にしていたアクセルとブレーキのような凸凹コンビの夫と私です。
これからも二人で意見をすり合わせながら生きていくんでしょうね。
そして『老いては子に従えを』しみじみと感じました。
いつの間にか大人になってる娘たちから私の方がいろんなことを学んでいます。
おまけです。
私:『じゃあ私と結婚したのは私が80点だったから?』
夫:『きみは100点満点だから今でも怖いんだよ。
こんな幸せいつまで続くのかなって』
本当は関西弁です(笑)
これは私の創作か?
はたまた妄想か?
あなたのご想像にお任せします・・・
最後は惚気になりました〜
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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