#2 もし「4630万円」を映画化するとしたら【AudiostockでBGMと効果音を選んだ】
#1のストーリーはこちらです。まだ斎藤監督から連絡はない。
今日はCさん(キャスト:劇団ひとりさんをイメージ)のルーティンと回想を中心に考えました。聞いたことのある話を寄せ集めた感。ピアノの話なんて、結構よくある話ではないでしょうか?気のせいかな。それではどうぞ。
Cさんの場面
朝7:00
朝はごはん派。エブリデイ・TKG(卵かけごはん)。醤油はもちろん卵かけご飯専用。
食べた後、シンクに皿を残さない。きれいにキッチンリセットまで済ませてから出勤する。
雨が降ろうと雪が降ろうと、必ず同じ時間に同じ道を通る。音楽は聴かない。目の前のことに集中し、ルーティンを守ること。それが1日の精神安定
につながると信じている。
僕は、事務系公務員。静岡県浜松市出身。厳しい親に育てられ、小さな頃からたくさんの習い事をしてきた。習い事はどれもあまり楽しくはなかった。それなのに月〜土、毎日何かの習い事に通っていた。
(ここで流れるBGMはこれ↓)
特にきつかったのはピアノ。ピアノの先生はヒステリックだった。その上、親からは上手に弾けるようになることを求められ、家でも毎日練習が義務付けられた。練習もイヤだった。
感情に任せて怒鳴り散らすタイプの親だったので、怒りがおさまるまでとにかく心を無にしていたことだけはよく覚えている。子どもから親へ意見することは許されなかった。習い事の意義って、上手くなることだけじゃないだろ?と今でも思ってる。
さすがに殴られたことはないにしてもだ。日常的に怒鳴られるのだって充分な虐待だった。疲れるし辞めたいと言っているのに習い事を続けさせる親。はっきり言ってサイコパスだった。「あなたの為」と言いながら、自分ができなかったことを子どもに押し付けて。
僕の脳の発達に悪影響があったことには違いない。怒鳴られない環境になった今でも、ときどきメンタルの調子が悪くなる。この年齢になっても、自分が何をしたいのか、よくわからなくなる。
中学までは月〜土まで習い事や塾があったせいで、友達と遊びに行った記憶がない。卒業してから会えるような友達もいない。
僕はたぶん人よりも会話がうまくできない。マニュアル通り話すのは得意。仕事の中では全館放送を担当するのが一番好き。
日ごろの癒しは漫画を読むこと。好きな漫画はHUNTER×HUNTER、ゴールデンカムイ。今月、冨樫先生のTwitterが開設されたので早速フォローした。更新が最近の楽しみになっている。
良い大学に入り、親の希望どおり公務員になった。叱られないように過ごすのが特技。正直、自分では公務員に結構向いていると思っている。ここでは言われたことをきっちりこなせば良い。企画や突発的な対応が苦手なことは、上司に話してある。
To be continued…
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