とみこ

JICAボランティア(ブラジル・日本語教師)、CLD児放課後学習指導、プレスクール講師…

とみこ

JICAボランティア(ブラジル・日本語教師)、CLD児放課後学習指導、プレスクール講師、多文化ソーシャルワーカーを経て、現在小学校教員です。多様性を楽しむ方向にしていけたらいいなと思っています。マンガ→ https://www.instagram.com/tomiko_2608?

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ランクの話

プロセスワークの、ランクという概念を知ってから、いろいろ腑に落ちて分かりやすくなった気がしています。 ◆年上の男性がいるだけで、瞬時に、自分が萎縮したり謙遜したりしがちなこと 人間どうしなんだなーと気づかせてもらうことが続いて、去年だいぶマシになったけど、それでも無意識で防御体勢になっていることを自覚したときは大抵、あ、ランク感じてるんだな、ってなった。 ◆先生と呼ばれる立場のときは、自分にどんなにその意識がなかったとしても、圧をかけているつもりとかがなかったとしても、

    • ピースモモのWSの話

      韓国の平和教育団体 피스모모(ピースモモ)さんによる、2日間のワークショップに行ってきました。 全然知らないのに行ってみたのは サイトみたら身体動かすワークの写真が色々出ていたのと、 以下の方針が書かれていたから ↓ ************** 모두가 모두로부터 배운다 「みんながみんなから学ぶ」 ピースモモの「P・E・A・C・Eペダゴジー」 P articipatory:参加して学ぶこと E xchange:交流して学ぶこと A rtistic-Cultural:芸

      • 同僚になにかしてみる?の話

        素人ながら思うのは 不登校っていうのは 単純にこれとは言えないけど ヘンだなというのをちゃんと感じられる人が なりやすいのではないかと思います。 学校に通っている人をディスるつもりは 全く!全く!全く!!ないけれど、 通い続けられるのは 良くも悪くも鈍感さがあってのことではないかと。 通っていたとしても、 言葉にしづらいなにかの息苦しさとかを なんとなく感じながら、 でもそれが当たり前になりすぎていて 自覚さえしていない人も一定数いるのではないかと、、、 (自分は子どもの頃

        • 介入度合の調節について

          NVCという言葉を知ったのは2022年7月、 多様性関連のワークショップに参加した際に 参加者の中にNVC推しの方がいたので どんなものなのか聞いてみたのがきっかけです。 よく分からないまま、 読書会や講座に参加して触れ始めました。 そんな教員がNVCの見方で学校にいて 自覚的になった部分の一つについて書きます。 ******* 学校は いろんな子が一日中 同じ場で生活する場所なので、 もめごとは、起きます。 そうすると先生は基本的に 解決に乗り出します。 もめごとを解消

        ランクの話

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          PBL(Project Based Learning)がおもしろそうな話

          先日、くっつーさんに見せてもらった映画 most likely to succeedで取り上げられていた、 High tech highっていうアメリカの公立高校の PBL(プロジェクトベースの学習)が おもしろい。 2015年の映画だから 今はまた進化しているんだろうな。 やってることの内容もレベルも全然違うんだけど、 自分たちで模索して作るっていう要素があるというささやかな点だけで言えば、 いま生活科でおもちゃ作って遊んでいる。 試行錯誤したりルール考えたりしていて、

          PBL(Project Based Learning)がおもしろそうな話

          rajaton

          ラヤトンのライブに行ってきました。 フィンランドのアカペラグループで、 割とよく日本に来てくれていて、 聴くのは今回で5回目?くらいです。 席が近くて生声が聴こえました。 アカペラって、ポップスの、 ふつーーーーのアレンジもよくあるけど、 なんかそういうのじゃなくて、、、 ラヤトンみたいな欧米のプロのを聴くと、 文化や歴史や、自然に環境に根差し、 影響を受け、かつ生み出すみたいな、 息をして循環しているものなんだなと いつも感じます。 古き良きもあり 新しいのもあり 自分の

          オジサンが苦手だった話

          私は、歳上の男性が苦手でした。 いわゆるオジサン。 「この小娘が」という扱いをされる、 言動がすべて「オレ様が上」みたい、 意見を聞かないからもう言いたくない、 男で年がいってるっていうだけで下駄を以下自粛 とにかく、何かの場で一緒になっても 積極的に話しかけようとは思わないし できれば距離を置きたい、 というかんじでした。 それが今年、、、。 今年受けていた年間の講座、 そこにもいましたオジサン(自分より歳上の男性)。 というか、基本的にどこにでもいるんですが。 初

          オジサンが苦手だった話

          自分を大事にする話

          赤ちゃんの自分を世話して 愛着を築くイメージ どうしたいのか 何が欲しいのか 自分の気持ちを分かる わからなければとことん わかろうとしてあげる そうして、 一番欲しいものを ぼやかさずに分かること わたしはこれまで生きてきて、 一番欲しいものに手を伸ばしたことがない だから怖い たぶんもう大丈夫なんだけどまだ少し怖い やってみちゃえば案外平気なんだろうけど 怖い、、 でも、 自分の望みを叶えてあげるために 自分が行動する 結果、うまくいってもいかなくても 自分の本心

          自分を大事にする話

          【映画】ゆめパのじかん

          「ゆめパのじかん」を観ました。 何をしてもいい、しなくてもいい場所。 存分に遊べる環境をつくること、 大人はその環境の一部だということ、 やっぱりジャマしないことが大切なんだなーと 思いました。 学校は 時間的、環境的、制度的、慣習的、雰囲気的に、制限が多すぎる。 できる限りジャマしたくないけど、 ここでは、どんなに工夫を凝らそうと、結局、 既定のものをいかに抵抗感少なくアダプトさせていくかが仕事だなと改めて痛感します。 その後でがくちゃん(塚本岳さん)の講演会がありまし

          【映画】ゆめパのじかん

          教えるものじゃないと思う話

          子どもに対して「善悪や正誤を教えなければならない」ってことはない。よほどの場合でなければ、ほとんどは、考えるのに寄り添うだけでいいと思う。 学校でそう言うと 「えっむしろ善悪以外の何を教えるの」と返ってきたこともあります。 持ちかけられる相談がそもそも、教えなきゃいけない前提であることも多いです。 感情やニーズをすっとばして、「これは悪いことだ」とか断罪、非難するのは、何を教えたことにもならない。ただただ脅威だって植え付けるとか、従うしかなく自分を捨てさせるとか、思考停止を

          教えるものじゃないと思う話

          教室掲示のこと

          先日、界隈で話題になった教室掲示。 同業の人の中にもいろんな考え方の人がいます。 コメント欄には、「この画像ください使いたいです」という人も多い中、 大半が批判的な声だったと思います。 いろんな声をもらうのは大切だと感じます。 どんな注釈がつこうと、個人的には、息苦しさを感じます。 しなきゃいけない、みたいな。 ひとりひとりのらしさは無視、みたいな。 hidden curriculumがもはやhiddenですらない。 根深い当たり前みたいな部分は大きいですが、 わざわざ掲示

          教室掲示のこと

          医療福祉関係のオンラインイベントをみた話

          医療福祉とは違うところにいるけど、キャッチーなコピーの中に、自分が関心をもっているワードがとても多かったので、見てみました。めちゃくちゃおもしろかった!! 重度のいろんな障害があると楽しみにくいことが本当にたくさんある今、 いかに生きるのを楽しむか いかにみんなで生きる日常にするか、 という思いをもって、みなさんいろんな形で実現していっているんだなー。。 この日の話は以下の団体の方々からでした。 ①スーパーインクルーシブ保育園@宮古島 ②ケアをフルにして、海も山も行っちゃ

          医療福祉関係のオンラインイベントをみた話

          息苦しい話

          先日、 大好きなまなざしの先生が挙げていた、 「学校にある息苦しいもの」 ◯集団生活 ◯細かいルール ◯目的とゴール ◯教員主導 ◯みんないっしょ ◯できる/できない  (二者択一的価値観) ◯できる子の「不安」 ◯できない子の「負い目」 ◯べき・ねば ◯清く正しく美しい「児童」 ◯考える(忖度) あるあるー。 私も付け加えてみたくなった。 ◯「普通こうでしょ」(単一的価値観) ◯時間的制約 ◯場所的制約 ◯予算の制約 ◯揃えないといけない  (上の「みんないっしょ」と

          息苦しい話

          光の面も見たい話

          学校教育がなんでもかんでも悪いとは 思っていなくて たとえば学校外で探求的な何かをしている場合 そのベースとなる活動 読み書き計算だとか 話を聞くことだとか、 あなたたちの忌み嫌う学校で身につけたものに かなり乗っかってやっているのよと 思うことはある。 (活動を通して読み書き計算やら 調べる、発表する力をつける取り組みを している人たちもいるけれどね) この低予算でコスパ重視の中、 抵抗感を少なくしつつ あの手この手で力をつけさせるツワモノたちもいます。 良い悪いとか

          光の面も見たい話

          【映画】メッセージ(原題arrival)

          後輩に「これ観てください、とみさんきっとこれ好きだから」と唐突に貸してもらいました。 去年の冬にも別の場所で激推しされていたことを思い出し、観てみました。そしたら、感動して号泣して、ボーナストラックもすべて見漁る始末。 この同僚は、帰りが遅くなってしまって職場にあと数人、という時があると、いつのまにか隣に来ています。そして「ゆる言語学ラジオ」というラジオの話を延々としていきます。オリジナルのグッズなどもあるらしく、萌えるそうです。ふーんと言って聞いています。 多分この同僚

          【映画】メッセージ(原題arrival)

          【映画】ぼくたちの哲学教室(原題young plato)

          アイルランドの、ハードな地域にある男子小学校での、哲学対話の実践の、ドキュメンタリーみたいな映画です。

          【映画】ぼくたちの哲学教室(原題young plato)