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【映画】メッセージ(原題arrival)

後輩に「これ観てください、とみさんきっとこれ好きだから」と唐突に貸してもらいました。
去年の冬にも別の場所で激推しされていたことを思い出し、観てみました。そしたら、感動して号泣して、ボーナストラックもすべて見漁る始末。

この同僚は、帰りが遅くなってしまって職場にあと数人、という時があると、いつのまにか隣に来ています。そして「ゆる言語学ラジオ」というラジオの話を延々としていきます。オリジナルのグッズなどもあるらしく、萌えるそうです。ふーんと言って聞いています。

多分この同僚には、「この人はポルトガル語や日本語の好きな人で、UDの好きな人だ」と認識されています。私は言語でも非言語でもコミュニケーションに興味があります。

親子間、男女間、異言語異文化、そんなコミュニケーションが難しいとかいうのを越えて、地球に来た宇宙人と意思疎通を図る話です。これまでのイメージのこういうの👽🛸では全くないです。SFかと思いきや、SFですが、中身はめちゃくちゃヒューマンドラマです。

言語ってものごとの認識の仕方を規定する面がありますが、この宇宙人は時間の認識が地球人と全く違う。そして、言葉を形に表すのが、すごくおもしろい。いま自分が使っている言葉の概念をどう取っ払って、どこを残して、この宇宙人の言葉を作ったのか、うっとりします。作った人、天才。

ここまで言語にこだわっておきながら、非言語が効果的な場面に、超効果的に使ってもいて、もう身悶えです。コミュニケーションをとりたい意思表示が美しくて呆然としてしまう。

いわゆる中2くらいのアレの頃に、
言語でしか伝えられないことがある
言語では伝えられないこともある
非言語では伝わらないこともある
非言語でなければ伝えられないこともある
むむ?🤔
ってなってた時期があったのを思い出しました。
非言語だからこそ伝わるものってあるよね。
どシンプルにいくとハグとかもそうよね。
伝える云々の前にある想いの大切さ(ぴったりした言葉が思い浮かばない)を想います。

あと、この先に何が待っていても、今この瞬間を大切にしていくしかないという生き方は、選ぶものなんだなと改めて思いました。そういう覚悟があって初めて生きるのかもしれない。

いま見られてよかったです。手元に置きたい。



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