オジサンが苦手だった話


私は、歳上の男性が苦手でした。
いわゆるオジサン。

「この小娘が」という扱いをされる、
言動がすべて「オレ様が上」みたい、
意見を聞かないからもう言いたくない、
男で年がいってるっていうだけで下駄を以下自粛

とにかく、何かの場で一緒になっても
積極的に話しかけようとは思わないし
できれば距離を置きたい、
というかんじでした。
それが今年、、、。

今年受けていた年間の講座、
そこにもいましたオジサン(自分より歳上の男性)。
というか、基本的にどこにでもいるんですが。

初めはやっぱりなんとなく落ち着きませんでした。
ペアで話さないといけない時とかはやっぱり、自分がかたくなる。
だから、なんとなく、ペアになるのを避ける自分がいる。

後になって、関係が築けてきてから、
「なんだこの小娘が、こんな場に混ざり込みおって、って思ってたー」
と言われたのも今となっては笑い話ですが、
「やっぱりそう思われていた感触は気のせいではなかったんだなー」と思いました。

それが、
年間を通じて関わるうちに、
オジサンたちの中にも
痛みを抱えている人がいたり、
迷いや悩みがあったりすることを
直に聞く機会が何度かありました。
男の人は感情を露わにすることを良しとされない部分が未だにある?からなのか、
自分にとっては結構レアな体験でした。
それでやっと思えました、
「オジサンたちも人間なんだ」と。

オジサンも色々で、
ぶっこみすぎて後悔する人、
言えなさすぎの人、
感情の表現のしかたをとうに忘れた人、
やっと泣けたーみたいな人、
後悔したことを胸に留め行動し続けている人、
面倒くさがりを装う人、
実はアツイ人、、、
みんな、不器用な人間のひとりでした。
私もそう、オジサンたちもそう。

そして、
社会の中で、男性が上、歳上が上、というのが自分に染み付いていて、
つまり私の方が下なんですよね、と、
相手がどう思っているかをすっ飛ばして、
自分が自分から下に入ることもあったのではないか、とも思います。
オジサンを十把一絡げにしていたのは私の方でした。

年間の最後のクラスを終えてから、
割と近所の方(歳上男性)が、
「◯曜日はここで仕事なので
機会が合えば会いましょー」と、
軽く声をかけてくれました。
ぜひぜひ!と、素直に嬉しかったのです。

そうか、
ゆるゆると繋がっていたければ
こうやって声をかければいいのか。

そう思った私は、また別の歳上男性に、
お願いしたかったことをメールで送りました。
「はいはーい」と快諾してくれました。

そうか、、、
これまでの経験から一絡げにして
基本的に下に見てきて傷つけられやすい相手だと決めつけて
ひとりひとりを見ようとせず
勝手に壁を築いていたのは
自分の方だった。

なんだ
こうやって自然に
あれこれ誘ったり送ったり頼んだりすればいいんだ。
オジサンに対してだけではなくて、
いろんないろんな人に対して。

一気にラクになり、
それからいろんな人に色々送ったり頼んだりしてみています。
今は心から、ありがとう、と思っています。

という
今日もとりとめのない話でしたー。

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