見出し画像

危機管理 壁にぶつかり どっちらけ

こんな記事を読んで、思ってしまった。

お花畑の人は、自分がお花畑にいる間は、理想を語るのだけれども、いざ現実に引き戻され、危機に直面したときは、その理想をかなぐり捨てて、自分だけ生き延びようとしたり、自分が阻止側に回って反対してきたのに政府が何もしてないと罵り、短絡的に振る舞うのではないかと想像できたりする。

リスク管理も危機管理も、現実にインシデントが発生しないように日頃から予防することと、実際に発生した時にどのように行動するのかという点で大切なことなのですが、リスク管理は理解されても、危機管理に関してはあまり理解されていないようにも思いますね…

長年勤めて思うのは、日本の組織も国も壁にぶつからないと真剣に考えないということ…
それを予期して、事前に対策を打つべしと助言すると、助言した人が悪者にみられる始末…
結果的に壁にぶつかってしまうと、今度は短絡的思考で決めてしまう…
しかも一度決めたことは絶対で、それを検証したり見直すことをしない…

『失敗の本質』という本があるが、未だに同じことを繰り返している感がする…

つまりは過去の経験から学び、現在のより良い最適解につなげていくという考えが行動に現れていないわけで、教育の重要なひとつがきちんと伝わっていないということなのだろう…

同じように、企業が属する業界で、何らかの不祥事があると、昨今は業界内の他企業でも同様の事案が発生してしまう… 例えば、度重なるデータ不正などはその典型例…
つまりは、業界内の他の企業で発生した事案を、自社に当てはめて、それがないと言えるのか、自社はどういう仕組でその不正を排除しているのかという検証をしていないわけで、結果的には同じような事例が起こっているとも言えるわけで…

不祥事組織というのは、業界内の他社の不祥事に関しては「ざまあみろ!」的に内部でほくそ笑み、一切の検証も対策もしないのではないだろうか…

また、コンプライアンスやルールや体制作りは行っても、その運用に関してはいい加減だったりするので、結果的に一度不祥事を起こし、コンプライアンスの徹底と対策、仕組みを作り、二度と同じような不祥事は起こらないと企業のHPなどでも取り上げている企業が、やっぱり同じような不祥事案を再発させてしまう…

名指しすると悪いけど、あの企業も、あの組織も、全く似たようなもの…学習しない組織が多い以上、不祥事は続くわけで…

同様に、これが国となると、その危機管理ができていないツケは、否応なく国民が払わされることになるわけで…

まあ日本が中国や北朝鮮、ロシアと3方向で対峙している状況でも、かなりの危機感を抱かないとおかしいと思うし、韓国だってルールを守らないし、竹島だって不法占拠している国なわけで、日本にとっては大きな問題のある国の一つだし…

日本が第二のウクライナにならないように…

…な~んてことを思うわけですが、まあそれでもお花畑で夢見ている最中なのでしょう、パンダのマトリョーシカで戯れているのかも… 知らんけど…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?