デボラ・クロンビー(1952.6.6- )『警視の哀歌(講談社文庫)』西田佳子訳 講談社 2018年2月刊 576ページ
デボラ・クロンビー(1952.6.6- )
『警視の哀歌(講談社文庫)』
西田佳子訳 講談社 2018年2月刊
576ページ
2018年3月26日読了
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062938570
「ロンドン警視庁のキンケイド警視とジェマ警部補夫妻が、難事件解決に挑む。音楽をテーマにお届けする手練れのシリーズ第15作。」
p.5-28 を試し読みできます。
https://www.amazon.co.jp/dp/406293857X
「初老の弁護士が全裸で緊縛、猿轡(さるぐつわ)されたまま、遺体で発見された。容疑者は新進気鋭のギタリスト。貧しい少年時代を過ごした彼には、しかるべき動機があった。その直後、またも彼と因縁深い弁護士が同じ手口で殺害された。ロンドンを舞台に、容疑者、被害者、関係者の、錯綜した過去が解き明かされる人間ドラマ。
デボラ・クロンビー
米国テキサス州ダラス生まれ。後に英国に移り、スコットランド、イングランド各地に住む。現在は再び故郷・ダラス近郊で暮らす。代表作のダンカン・キンケイドとジェマ・ジェイムスのシリーズは、米英のほか、ドイツ・イタリア・ノルウェー・オランダ・トルコでも翻訳され、人気を呼んでいる。
西田佳子
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。訳書に警視キンケイドシリーズ既刊14作(講談社文庫)のほか、『わたしはマララ 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』(金原瑞人との共著)、『アルバート、故郷へ帰る』(同)、『僕には世界が二つある』(同)、『マララさん こんにちは』、『赤毛のアン』、『新訳オズの魔法使い』、『すごいね! みんなの通学路』などがある。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/デボラ・クロンビー
https://en.wikipedia.org/wiki/Deborah_Crombie
2013年に発表された、
ダンカン・キンケイド警視・ジェマ・ジェイムズ警部シリーズ
第15作
The Sound of Broken Glass
の待望の翻訳。
ダンカンは育児休暇中です。
前作『警視の挑戦』 No Mark upon Her (2011) を読んだのは2017年3月でしたからちょうど一年ぶりの新作573ページをゆっくりたっぷり三日間楽しみました。
第16作 To Dwell in Darkness (2014.9) の翻訳はいつ読めるのかなぁ。
米国では昨年2017年2月に第17作 Garden of Lamentations が刊行済です。
https://www.amazon.com/dp/0062271601
https://www.amazon.com/dp/0062271636
「ふたりは表の窓に面したテーブルに腰を落ち着けた。
目の前にはコーヒーとサンドイッチ。
「いいお店ですね」
メロディはそういって、ロールパンを使った、
手作りの魚のフライのサンドイッチをかじった。
ジェマは、冷凍ものではないフレンチフライを口にした。
皿にはチキンとチェダーチーズとスモークベーコンの
クラブハウスサンドがのっている。」
p.103
「「ソーヴィニヨン・ブランのいいやつが冷やしてあるけど、どうだい?」「最高」
ジェマはダンカンといっしょにキッチンへ移動した。食卓の椅子に腰をおろす。もうお皿とグラスが並べてあった。ジェマはワインを口に含む。
調理台の前にいたダンカンが振りかえった。フィッシュケーキがフライパンの上でいい音をたてはじめたところだった。おいしそうなにおいのせいで、ジェマの胃袋がうなっている。
キットは父親を手伝って、ジェマの食卓の用意をしてくれた。フィッシュケーキ、冷やしたヨーグルトにディルソースをかけたもの、蒸した新じゃが、サラダ。」
p.162
「「でも、アンディの気持ちは、わたしほどじゃないみたい。わたし――すごくばかなことをしちゃったのかもしれません」
直属の上司と恋に落ちてしまった、ばかな女性刑事を知っている。ジェマはそのことを思いだして、つい微笑みそうになった。
「メロディ、恋をするのはあなただけじゃないわ」」
p.348
読書メーター
デボラ・クロンビーの本棚(登録冊数17冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091269
ミステリの本檀(登録冊数359冊 著者名順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091193
https://note.com/fe1955/n/n367de278ead9
デボラ・クロンビー(1952.6.6- )
『警視の謀略(講談社文庫)』
西田佳子訳
講談社 2020年6月刊 512ページ
https://note.com/fe1955/n/n290446e2d25c
デボラ・クロンビー
『警視の慟哭(講談社文庫)』
西田佳子訳
講談社 2023年3月刊 608ページ
https://note.com/fe1955/n/n12763c05d8f7
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第1作 Indemnity Only (1982)
『サマータイム・ブルース(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 1985.6
『サマータイム・ブルース 〔新版〕(ハヤカワ・ミステリ文庫)』2010.8
第2作 Deadlock (1984)
『レイクサイド・ストーリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)』 1986.3
第3作 Killing Orders (1985)
『センチメンタル・シカゴ (ハヤカワ・ミステリ文庫)』 1986.9
https://note.com/fe1955/n/n9a61cd5c63de
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第4作『レディ・ハートブレイク (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 1988.7
第5作『ダウンタウン・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)』1989.9
第6作『バーニング・シーズン (ハヤカワ・ミステリ文庫)』1991.4
https://note.com/fe1955/n/nae30aae123d2
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第7作『ガーディアン・エンジェル Hayakawa Novels』
山本やよい訳 早川書房 1992.9
第8作『バースデイ・ブルー Hayakawa Novels』1994.10
短篇集『ヴィク・ストーリーズ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』1994.9
第9作『ハード・タイム (ハヤカワ・ノヴェルズ)』 2000.12
https://note.com/fe1955/n/n56d10804550c
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第10作『ビター・メモリー Hayakawa novels』
山本やよい訳 早川書房 2002.12
第11作『ブラック・リスト(ハヤカワ・ノヴェルズ)』2004.9
第12作『ウィンディ・ストリート(ハヤカワ・ノヴェルズ)』2006.6
https://note.com/fe1955/n/nccf46a3e5ca7
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第13作『ミッドナイト・ララバイ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 2010.9
第14作『ウィンター・ビート(ハヤカワ・ミステリ文庫)』2011.9
第15作『ナイト・ストーム(ハヤカワ・ミステリ文庫)』2012.9
https://note.com/fe1955/n/ne796ea17f2db
Sara Paretsky (1947.6.8- ) サラ・パレツキー
『セプテンバー・ラプソディ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 2015.1
『カウンター・ポイント』2016.12
『フォールアウト)』2017.12
https://note.com/fe1955/n/n7f4e64e7e5f0
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第19作 Shell Game (2018)
『クロス・ボーダー 上・下(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 2021.9
第20作 Dead Land (2020)
『ペインフル・ピアノ 上・下(ハヤカワ・ミステリ文庫)』2022.11
https://note.com/fe1955/n/n0204b24b491f
S. J. Rozan (1950- )
S.J.ローザン
第1作『チャイナタウン (創元推理文庫)』直良和美訳 東京創元社 1997.11
第2作『ピアノ・ソナタ (創元推理文庫)』1998.12
第3作『新生の街 (創元推理文庫))』2000.4
第4作『どこよりも冷たいところ (創元推理文庫)』2002.6
https://note.com/fe1955/n/nae61ba300340
S. J. Rozan (1950- )
S.J.ローザン
第5作『苦い祝宴(創元推理文庫)』直良和美訳 東京創元社 2004.1
第6作『春を待つ谷間で(創元推理文庫)』2005.9
第7作『天を映す早瀬(創元推理文庫)』2005.8
第8作『冬そして夜(創元推理文庫)』2008.6
短篇集『夜の試写会(創元推理文庫)』2010.4
https://note.com/fe1955/n/n4bc95498af2b
S. J. Rozan (1950- )
S.J.ローザン
第9作『シャンハイ・ムーン(創元推理文庫)』
直良和美訳 東京創元社 2011.9
第10作『この声が届く先(創元推理文庫)』2012.6
『永久に刻まれて リディア&ビル短編集(創元推理文庫)』2013.8
第11作『ゴースト・ヒーロー(創元推理文庫)』2014.7
第12作『南の子供たち(創元推理文庫)』2022.5
https://note.com/fe1955/n/n60bf9583961a
Robert B. Parker (1932.9.17-2010.1.18)
ロバート・B・パーカー
第1作『ゴッドウルフの行方』菊池光訳 早川書房 1984.10
第2作『誘拐』飯島永昭訳 立風書房 1980.10
第2作『誘拐』菊池光訳 早川書房 1989.2
第3作『失投』飯島永昭訳 立風書房 1977.3
第3作『失投』菊池光訳 早川書房 1985.10
https://note.com/fe1955/n/n6ed20bab5a3b
Robert B. Parker (1932.9.17-2010.1.18)
ロバート・B・パーカー
第4作『約束の地』菊池光訳 早川書房 1978.8
第5作『ユダの山羊』菊池光訳 早川書房 1979.9
第6作『レイチェル・ウォレスを捜せ』菊池光訳 早川書房 1981.12
第7作『初秋』菊池光訳 早川書房 1982.9
https://note.com/fe1955/n/na6b78450f7c1
Dick Francis (1920.10.31-2010.2.14)
ディック・フランシス
第2作『度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』菊池光訳 早川書房 1976.7
第4作『大穴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』菊池光訳 早川書房 1976.4
第5作『飛越 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』菊池光訳 早川書房 1976.9
山本一生「D・フランシスの究極のミステリー」
『書斎の競馬学 』平凡社新書 2008.12
https://note.com/fe1955/n/n704a9c240bcb
Dick Francis (1920.10.31-2010.2.14)
ディック・フランシス
第27作『横断 (ハヤカワ・ノヴェルズ)』
菊池光訳 早川書房 1989.11
Conan Doyle (1859.5.22-1930.7.7)
コナン・ドイル
『回想のシャーロック・ホームズ 新訳版(創元推理文庫)』
深町眞理子訳 東京創元社 2010.7
小池滋先生(1931.7.15- )
小野二郎(1929.8.18-1982.4.26)
https://note.com/fe1955/n/n9559f73b6968
古内一絵『キネマトグラフィカ』東京創元社 2018.4
Dick Francis (1920.10.31-2010.2.14)
ディック・フランシス
第29作『標的(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
菊池光訳 早川書房 1996.9
コテージパイとシェパーズパイ
https://note.com/fe1955/n/nd41726da27bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『快楽としてのミステリー(ちくま文庫)』 筑摩書房 2012.11
https://note.com/fe1955/n/nf236daad7399
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『決定版 深夜の散歩 ミステリの愉しみ』講談社 1978.6
https://note.com/fe1955/n/n26e000989c48
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『深夜の散歩 ミステリの愉しみ(創元推理文庫)』東京創元社 2019.10
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