デボラ・クロンビー(1952.6.6- )『警視の謀略(講談社文庫)』西田佳子訳 講談社 2020年6月刊 512ページ
デボラ・クロンビー
『警視の謀略(講談社文庫)』
西田佳子訳
講談社 2020年6月刊
512ページ
2020年7月18日読了
https://www.amazon.co.jp/dp/4065201667
「ホルボン署に異動になったダンカン・キンケイド警視。
新しい部下や、慣れないオフィスで仕事をしていたキンケイドのもとに、セント・パンクラス駅のライブ会場で起きた爆破テロの報が届く。現場に駆け付けると、そこには恋人のライブを見にきていた、キンケイド警視の元部下・メロディがいた。
爆発の瞬間に居合わせた彼女は人々の避難誘導しているさなか、青い瞳の男性に謎の言葉を言い残されたというが――。
大人気シリーズ第16巻!」
「ダンカン・キンケイド警視が異動後初めて挑むのは、セント・パンクラス駅で起きた爆破テロ! ロンドンの主要駅で爆破テロが発生。
キンケイド警視は、本来使用されるはずだった発煙筒が、何者かによって手榴弾にすり替えられたため爆発が起きたことを突き止める。誰の謀略か。
爆死した実行犯の周辺を捜査する中で、ある男の存在が浮かび上がる。なぜか記録上“存在しない”男の正体とは。
衝撃の真実に戦慄せよ!
大人気シリーズ最新刊!」
Deborah Crombie (1952.6.6- )
To Dwell in Darkness (2014)
https://en.wikipedia.org/wiki/Deborah_Crombie
https://ja.wikipedia.org/wiki/デボラ・クロンビー
「デボラ・クロンビー
米国テキサス州ダラス生まれ。後に英国に移り、スコットランド、イングランド各地に住む。現在は再び故郷・ダラス近郊で暮らす。代表作のダンカン・キンケイドとジェマ・ジェイムズのシリーズは、米英のほか、ドイツ・イタリア・ノルウェー・オランダ・ギリシア・トルコでも翻訳され、人気を呼んでいる。」
2014年9月に発売された、
ダンカン・キンケイド警視・ジェマ・ジェイムズ警部シリーズ第16作
To Dwell in Darkness: A Novel (Duncan Kincaid/Gemma James Novels)
https://www.amazon.co.jp/dp/0062271601
の待望の翻訳。
前作『警視の哀歌』The Sound of Broken Glass (2013)
を読んだのは2018年3月でしたから二年以上も待たされました。
育児休暇から復帰したダンカンはスコットランドヤード(ロンドン警視庁)殺人課トップからロンドン・ホルボン署に異動してます。「事実上の左遷」p.9
2017年2月に刊行済な
第17作 Garden of Lamentations を早く読みたいです。
第18作 A Bitter Feast (2019.10) も。
https://www.amazon.co.jp/dp/0062271660
「「ベーコンエッグのサンドイッチをひとつください。ポテトはいらない」
「ベーコンは焼きたてを使うから少しお待たせするが、いいかい?」
ベーコンを二枚鉄板に置いて、卵を割りおとした。柔らかいパンを真ん中でスライスして、それも鉄板に置く。
…
店主は期用にベーコンと卵をひっくりかえした。
…
[キンケイドは]ひと口食べて、思わず
「うん、おいしい、卵もベーコンも、焼き具合が完璧だ」」
p.157
「お気に入りのパブに寄って何種類かのサンドイッチを買い、
ダグがキッチンでお湯をわかしているあいだに、
メロディはサンドイッチをテーブルに並べた。
「スコットランド産スモークサーモンとキュウリのサンドイッチ、
ホースラディッシュとチャイブクリーム添えと――」
大声でダグに伝える。
「――手作りフィッシュフライサンドと、
チキンとスモークベーコンのクラブハウスサンド」
ダグはおやという顔をした。
「あの店、五時以降はサンドイッチを作ってくれないんだけどな」
「そこはわたしの腕のみせどころ。
張り込み中の刑事がおなかをすかせて死にそうなの、助けて! って。
百発百中よ」
p.257
「さあ、なにを食べる?
シャーロット[3歳]、トビー[6歳]、
ハムとチーズと野菜ジャムのサンドイッチはどうだ?」
キット[14歳]はメニューをじっとみていたが、ようやく決まったようだ。
「フムスとフェタチーズのラップサンド、
キュウリとミント添え。飲み物はラテをお願い」
ダンカンは笑みを噛みころした。
キットはこのごろ友だちとコーヒーショップに行くようになったので、コーヒーを飲む練習をしているのだ。本当はホットチョコレートを飲みたいだろうに、と思ってしまう。
「わたしはロブスターとルッコラ」ジェマがいった。
「ぼくはツナにしよう」
ダンカンはメニューとぱたんと閉じた。」
p.366
https://www.womenshealthmag.com/jp/food/g30066626/what-to-eat-with-hummus-20191207/
フムスのレシピと14通りの食べ方アイディア
https://oceans-nadia.com/user/31349/article/1716
トルティーヤで作るカラフルラップサンド
読書メーター
デボラ・クロンビーの本棚(登録冊数17冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091269
ミステリの本檀(登録冊数359冊 著者名順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091193
https://note.com/fe1955/n/n290446e2d25c
デボラ・クロンビー
『警視の慟哭(講談社文庫)』
西田佳子訳
講談社 2023年3月刊 608ページ
https://note.com/fe1955/n/n12763c05d8f7
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第1作 Indemnity Only (1982)
『サマータイム・ブルース(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 1985.6
『サマータイム・ブルース 〔新版〕(ハヤカワ・ミステリ文庫)』2010.8
第2作 Deadlock (1984)
『レイクサイド・ストーリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)』 1986.3
第3作 Killing Orders (1985)
『センチメンタル・シカゴ (ハヤカワ・ミステリ文庫)』 1986.9
https://note.com/fe1955/n/n9a61cd5c63de
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第4作『レディ・ハートブレイク (ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 1988.7
第5作『ダウンタウン・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)』1989.9
第6作『バーニング・シーズン (ハヤカワ・ミステリ文庫)』1991.4
https://note.com/fe1955/n/nae30aae123d2
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第7作『ガーディアン・エンジェル Hayakawa Novels』
山本やよい訳 早川書房 1992.9
第8作『バースデイ・ブルー Hayakawa Novels』1994.10
短篇集『ヴィク・ストーリーズ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』1994.9
第9作『ハード・タイム (ハヤカワ・ノヴェルズ)』 2000.12
https://note.com/fe1955/n/n56d10804550c
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第10作『ビター・メモリー Hayakawa novels』
山本やよい訳 早川書房 2002.12
第11作『ブラック・リスト(ハヤカワ・ノヴェルズ)』2004.9
第12作『ウィンディ・ストリート(ハヤカワ・ノヴェルズ)』2006.6
https://note.com/fe1955/n/nccf46a3e5ca7
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第13作『ミッドナイト・ララバイ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 2010.9
第14作『ウィンター・ビート(ハヤカワ・ミステリ文庫)』2011.9
第15作『ナイト・ストーム(ハヤカワ・ミステリ文庫)』2012.9
https://note.com/fe1955/n/ne796ea17f2db
Sara Paretsky (1947.6.8- ) サラ・パレツキー
『セプテンバー・ラプソディ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 2015.1
『カウンター・ポイント』2016.12
『フォールアウト)』2017.12
https://note.com/fe1955/n/n7f4e64e7e5f0
Sara Paretsky (1947.6.8- )
サラ・パレツキー
第19作 Shell Game (2018)
『クロス・ボーダー 上・下(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
山本やよい訳 早川書房 2021.9
第20作 Dead Land (2020)
『ペインフル・ピアノ 上・下(ハヤカワ・ミステリ文庫)』2022.11
https://note.com/fe1955/n/n0204b24b491f
S. J. Rozan (1950- )
S.J.ローザン
第1作『チャイナタウン (創元推理文庫)』直良和美訳 東京創元社 1997.11
第2作『ピアノ・ソナタ (創元推理文庫)』1998.12
第3作『新生の街 (創元推理文庫))』2000.4
第4作『どこよりも冷たいところ (創元推理文庫)』2002.6
https://note.com/fe1955/n/nae61ba300340
S. J. Rozan (1950- )
S.J.ローザン
第5作『苦い祝宴(創元推理文庫)』直良和美訳 東京創元社 2004.1
第6作『春を待つ谷間で(創元推理文庫)』2005.9
第7作『天を映す早瀬(創元推理文庫)』2005.8
第8作『冬そして夜(創元推理文庫)』2008.6
短篇集『夜の試写会(創元推理文庫)』2010.4
https://note.com/fe1955/n/n4bc95498af2b
S. J. Rozan (1950- )
S.J.ローザン
第9作『シャンハイ・ムーン(創元推理文庫)』
直良和美訳 東京創元社 2011.9
第10作『この声が届く先(創元推理文庫)』2012.6
『永久に刻まれて リディア&ビル短編集(創元推理文庫)』2013.8
第11作『ゴースト・ヒーロー(創元推理文庫)』2014.7
第12作『南の子供たち(創元推理文庫)』2022.5
https://note.com/fe1955/n/n60bf9583961a
Robert B. Parker (1932.9.17-2010.1.18)
ロバート・B・パーカー
第1作『ゴッドウルフの行方』菊池光訳 早川書房 1984.10
第2作『誘拐』飯島永昭訳 立風書房 1980.10
第2作『誘拐』菊池光訳 早川書房 1989.2
第3作『失投』飯島永昭訳 立風書房 1977.3
第3作『失投』菊池光訳 早川書房 1985.10
https://note.com/fe1955/n/n6ed20bab5a3b
Robert B. Parker (1932.9.17-2010.1.18)
ロバート・B・パーカー
第4作『約束の地』菊池光訳 早川書房 1978.8
第5作『ユダの山羊』菊池光訳 早川書房 1979.9
第6作『レイチェル・ウォレスを捜せ』菊池光訳 早川書房 1981.12
第7作『初秋』菊池光訳 早川書房 1982.9
https://note.com/fe1955/n/na6b78450f7c1
Dick Francis (1920.10.31-2010.2.14)
ディック・フランシス
第2作『度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』菊池光訳 早川書房 1976.7
第4作『大穴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』菊池光訳 早川書房 1976.4
第5作『飛越 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』菊池光訳 早川書房 1976.9
山本一生「D・フランシスの究極のミステリー」
『書斎の競馬学 』平凡社新書 2008.12
https://note.com/fe1955/n/n704a9c240bcb
Dick Francis (1920.10.31-2010.2.14)
ディック・フランシス
第27作『横断 (ハヤカワ・ノヴェルズ)』
菊池光訳 早川書房 1989.11
Conan Doyle (1859.5.22-1930.7.7)
コナン・ドイル
『回想のシャーロック・ホームズ 新訳版(創元推理文庫)』
深町眞理子訳 東京創元社 2010.7
小池滋先生(1931.7.15- )
小野二郎(1929.8.18-1982.4.26)
https://note.com/fe1955/n/n9559f73b6968
古内一絵『キネマトグラフィカ』東京創元社 2018.4
Dick Francis (1920.10.31-2010.2.14)
ディック・フランシス
第29作『標的(ハヤカワ・ミステリ文庫)』
菊池光訳 早川書房 1996.9
コテージパイとシェパーズパイ
https://note.com/fe1955/n/nd41726da27bb
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『快楽としてのミステリー(ちくま文庫)』 筑摩書房 2012.11
https://note.com/fe1955/n/nf236daad7399
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『決定版 深夜の散歩 ミステリの愉しみ』講談社 1978.6
https://note.com/fe1955/n/n26e000989c48
福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
『深夜の散歩 ミステリの愉しみ(創元推理文庫)』東京創元社 2019.10
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