konokotori

年齢を重ねるごとに、よりしっくりくる生活を送るための自由研究をずっと続けています。くら…

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年齢を重ねるごとに、よりしっくりくる生活を送るための自由研究をずっと続けています。くらしのお手本は、祖母、そして母。もう少し客観的な手本としてのアーユルヴェーダを実践中です。教員→会社員→アーユルヴェーダセラピスト

最近の記事

それでもなお、という言葉の力

どんなに努力しても報われないということがあります。 精一杯、誠実に取り組んでも、誰もみていない、理解されていないように感じられることがあります。 もう全てを放り出したいし、 思いっきり悪態をついて、やけになってしまいたくもなります。 それでもなお、毎日を、過ごしていかなければならない。 そんな時に、助けられた言葉があり、これからもたくさんの人を助けるように思うので、ここにメモしておきたいと思います。 マザーテレサの「孤児の家」の壁に書かれていたもので、マザーテレサか彼女

    • 男性性と女性性

      過日、ジョンとヨーコの『DOUBLE FANTASY』展を見に行きました。ビートルズの曲は子供の頃から聴いていたものの、ジョンとヨーコの活動については知らないことがあまりにも多く、彼らの圧倒的な熱量と、ユーモアと、センス溢れる表現に、胸がいっぱいになりました。 さて、入口はいってすぐのところに、写真のような展示がありました。 “若い頃の写真を見ると、僕はマーロン・ブランドのようになりたい自分と、繊細な詩人、つまりオスカー・ワイルドのようにしなやかで女性的な自分とに引き裂か

      • アーユルヴェーダ的、お通じお悩み解決

        おはようございます。 今回はお通じの状態から、自分の体調を考えてみるというお話です。 さて、今日のお通じはいかがでしたでしょうか。まず、出たか出なかったか、記憶していますか?便の姿カタチは確認しましたか?まずは、思い出してみます。 アーユルヴェーダでは、「真の健康」のバロメーターの一つとして、 尿便汗涙が楽に定期的に出ること をあげていて、一説には、排便は1日4回(!)<起きてすぐと朝昼晩の食後>ともされています。えー、と思ったのですが、私の友人は、食事をした後毎回

        • 生きる手応え、について思うこと

          昔、ジブリ作品の『かぐや姫の物語』を見たときに、この「生きる手応え」というセリフだけが、ポーンと心に残りました。多分、その時期一番欲しいと思っていながら得られずにモヤモヤしていたものの正体だったから。当時の私には「生きる手応え」がありませんでした。 その頃、仕事はそれなりに責任のある立場を任せてもらえていたし、自分のしたことが役に立ったり、喜んでもらえればただただ嬉しかった。仕事が好きだったので遅くまで働くこともそれほど苦ではなく、遅くなれば外食して美味しいものを食べたり飲

        それでもなお、という言葉の力

          おいしさ、の共通項とは?

          先日仕事上のお付き合いで訪れたリストランテで食事をした際に感じた、心のなかにある違和感の正体をずっと探っていました。そのリストランテ自体は、長年多くの人に支持されており、味もサービスも素晴らしく、繊細で多彩なコース料理はとてもおいしいものでした。ただ、同僚と共有する「おいしさ」というごく個人的な感覚について、モヤモヤとしたものが心に残りました。 今回は「一流の味を知っておくべき」という上司の心遣いから連れてきていただいた、またとない機会。プライベートで訪れるのとは異なり、「

          おいしさ、の共通項とは?

          自分を整える24時間の過ごし方

          今回は、時間も個々の体質に影響を与える、ということをお伝えしたいと思います。 アーユルヴェーダのドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カファ)と体質の関係についてご存知ない方は、先に「自分の体質を知るには」という記事をお読みいただけますと、ご理解いただきやすいかと思います。URLは下記↓ https://note.com/farm2table/n/n75729ecf336f 時間によるエネルギーの変化には法則性があります。その法則とエネルギーの性質を意識した生活を送ることで、 より

          自分を整える24時間の過ごし方

          カラダをチューニングする、インドのお粥キッチャリー

          日本人が、白米とお塩でお粥を作り、体力と消化力を回復するのと同じように、食欲がない時、外食が多く胃が重たい時、疲労感があったり、なんとなく体がだるい時、精神的な不調を感じる時にキッチャリーを摂ることで、心身に滋養を与え、消化を促してくれます。 キッチャリーは、お米のほか、豆やギーを使用します。お好みでスパイスを使いますが、手に入る材料で気軽にチャレンジできます。ギーは消化力を高める唯一のオイルといわれていますので、ぜひ手に入れてみてください。 キッチャリー 4人前 白米 

          カラダをチューニングする、インドのお粥キッチャリー

          朝は舌の観察からスタート。舌は、消化力のバロメーター②

          舌磨きを習慣にして、現在8か月が経ちました。 もともと、消化力が弱って、全体的に白っぽかった私の舌。身体のことを気にしているつもりだったので、食べたものが未消化の毒素として体に存在していることがショックでした。 タングスクレーパーを購入して、毎朝欠かさず舌を磨きました。取り除いた後の爽快感が気に入って、気がつくと、7か月(約200日)が経過。 しかし、まったく舌の状態が変わっていない、、、除去することはもちろん大切ですが、やはり消化力を上げないことには、アーマ(体の中の

          朝は舌の観察からスタート。舌は、消化力のバロメーター②

          朝は舌の観察からスタート。舌は、消化力のバロメーター①

          以前の投稿で、少し舌磨きについて触れましたが、私もそうだったように、一番最初にアーユルヴェーダの習慣を日常に取り入れるとしたら、舌磨きをお勧めします。 まず、とにかくとても簡単です。写真にあるようなタングスクレーパーを使って、6〜7回やさしく、舌の上を奥から手前にスライドさせるだけです。※舌を傷つけないようやさしく、がポイント すでに専用の道具で舌苔を除去していらっしゃる方もおられると思いますが、タングスクレーパーの良いところは、除去した舌苔の量がわかりやすいというところ

          朝は舌の観察からスタート。舌は、消化力のバロメーター①

          自分の体質を知るには。。。?

          なぜ体質を知る必要があるのでしょうか? 西洋医学は、お医者さんが患者さんの症状を見極めて、適切な治療を施してくれる「対症療法」が一般的です。一方、アーユルヴェーダを含む東洋医学は、病気や怪我の原因(なぜ病気になったのか、どうして怪我をしたのか)にアプローチする「根本治療」「原因療法」です。その人が生まれ持った体質や、体調、ライフスタイルなどをホリスティックな視点で「個性」と捉え、その人にあったアプローチを行なっていきます。したがって、まず「個性」としての体質を知ることが重要

          自分の体質を知るには。。。?

          アーユルヴェーダ、何から話そう

          アーユルヴェーダの魅力はまず、「長く続いている」ということ。昨日今日始まったことではなく、”世界最古の伝統医学”と呼ばれるくらい、長い時代を超えて今に至ります。 5000年かけて、人々が試行錯誤した知恵を現代の私たちが、今すぐはじめられるのは、本当にすごいこと。そして、この知恵から、普遍的な真理を見出して、誰にでもわかりやすい言語で体系化した昔の人にも脱帽します。 アーユルヴェーダの知恵の中から、私がいちばん初めに実践したのは、舌磨きでした。下の写真にある、タングスクレー

          アーユルヴェーダ、何から話そう

          はじめに。

          こんにちは。初めての投稿を不意に書き出してみました。今日は少し、自己紹介をしたいと思います。 共働きの両親に代わり、面倒を見てくれた祖母の影響を多大に受けて育った私は、将来は「早くおばあちゃんみたいになりたい」と漠然と思っていました。 おばあちゃんみたい、とは? いつもどこか楽しげで、魔法のように手際よく料理が作れて、お裁縫もできて、よく勉強しているその姿のことです。心配性の私に「ケセラセラだよ」と言っていつも背中を押してくれる暖かな存在です。 祖母の作る料理は、いわゆ

          はじめに。