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アーユルヴェーダ的、お通じお悩み解決

おはようございます。

今回はお通じの状態から、自分の体調を考えてみるというお話です。

さて、今日のお通じはいかがでしたでしょうか。まず、出たか出なかったか、記憶していますか?便の姿カタチは確認しましたか?まずは、思い出してみます。

アーユルヴェーダでは、「真の健康」のバロメーターの一つとして、

尿便汗涙が楽に定期的に出ること

をあげていて、一説には、排便は1日4回(!)<起きてすぐと朝昼晩の食後>ともされています。えー、と思ったのですが、私の友人は、食事をした後毎回もよおすと言っていたので、実際そういう方もいらっしゃるのですね。私としては、排泄に最適とされる朝の時間帯(〜午前10時まで)に、1度出ればまずは合格としています。
(手持ちの書籍には、「体のリズムには個人差があり、毎朝なくても不健康とは限りません」、と書かれているものもあります)

さて、理想の便は、するっとスムーズに排出するバナナ便です。子供の頃は、そんな風だったのに、大人になってからは、中々、、、、

それでは、便のお悩み別に、体調をみていきましょう。

※※※

【VATA型お悩み便🌪】

☑︎便秘しやすい
☑︎乾燥した便がでる(コロコロした便、等)

☑︎排泄が不安定気味(出たり出なかったり)
☑︎排泄時にお尻が切れやすい
⇨上記が当てはまる方は、VATA(風)の要素が高まり、乾燥性冷性が高まっている状態。乾燥した食べ物(例えばパンやドライフルーツ、クッキーなど)や、冷たい飲食物(スムージー、アイスクリーム、生野菜など)を食べ過ぎていたり、体を冷やすようなライフスタイルを送っていませんか?
⇨改善方法:温かく油分と水分を適度に含んだ食事をとる(例えば、パンを食べるのであれば、温かいスープを一緒に摂取するなど)。入浴をしてしっかりと体を温めてあげたり、起床後白湯を飲むことを習慣化したりすると良いでしょう。規則正しい生活をして、便意を我慢しない、ということも大切になってきます。

※※※

次のお悩み便は、
【PITTA型お悩み便🔥】

☑︎下痢しやすく、お尻がヒリヒリするような刺激性のある便が出る
☑︎軟便傾向
☑︎便やおならの臭いが強い
☑︎黒っぽい便がでる

PITTA(火)のエネルギーが過剰な状態です。コーヒーや、キムチ・ヨーグルトなどの発酵食品、辛い食べ物、酸っぱい食べ物など、腸に過度の刺激を与える食生活を送っていませんか?刺激によって排出しているがために、下痢や軟便が出ている状態で、結果的に胃腸に負担をかけています。
⇨改善方法:刺激のある食べ物(辛いもの、酸っぱいもの、アルコール、コーヒーなど)を控える

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最後に、こんな便。
【KAPHA型お悩み便💧】

☑︎べっとりした粘性のある便が出る(便器につく、トイレットペーパーにつく)
☑︎便が重たく、沈む
☑︎排泄が遅い、時間がかかる、または便秘
⇨KAPHA(水)のエネルギー
が過剰になり、重性、冷性、遅性などの性質が高まった状態です。腸が停滞し、動きにくくになっている可能性があります。牛乳・ヨーグルトなどの乳製品や小麦製品は粘性にあたりますので、これらを過剰に摂取していたり、胃腸に負担のかかる重たい食べ物を好んだりしていませんか。体を冷やすようなライフスタイルも原因となります。
⇨改善方法:乾燥性(VATA性)の便秘とは異なり、KAPHA性の便秘は、腸を押し出す力が弱まっているため、腸に適切な刺激を与えることが効果的です。ヨガやストレッチ(おすすめは捻りのポーズ)、適度な散歩を取り入れてみたりすると良いでしょう。食事は軽めの葉物野菜を意識的に摂取したり、入浴して体を温めたり、お白湯を飲むのも良いでしょう。

※※※

春に向かって、これからVATAからKAPHAが高まる季節へと移行していきます。体が重だるかったり、粘性を帯びた鼻水や痰、お通じもなんだか重たくスムーズでなかったり、、、といったことが気になるかもしれません。暖かい日は、適度に散歩をして、腸を動かしてあげると心身ともに軽快さが生まれるかと思います。

今回もお読みいただきありがとうございます。今日も心穏やかに過ごせますように。


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