アーユルヴェーダ、何から話そう

アーユルヴェーダの魅力はまず、「長く続いている」ということ。昨日今日始まったことではなく、”世界最古の伝統医学”と呼ばれるくらい、長い時代を超えて今に至ります。

5000年かけて、人々が試行錯誤した知恵を現代の私たちが、今すぐはじめられるのは、本当にすごいこと。そして、この知恵から、普遍的な真理を見出して、誰にでもわかりやすい言語で体系化した昔の人にも脱帽します。

アーユルヴェーダの知恵の中から、私がいちばん初めに実践したのは、舌磨きでした。下の写真にある、タングスクレーパーをAmazonで購入し、毎朝6〜7回やさしく舌の汚れをこそげとります。(※強くやると舌や味蕾を傷つけるので注意です)

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アーユルヴェーダでは、消化できなかった未消化物(アーマ)が、寝ている間に舌に出てくると言われます。そのアーマを午前中10時くらいまでにしっかりと取り除いておきます。体質的なこともあり、私の舌は、むくんで歯形がついていて、アーマが多いというより舌全体がやや白っぽい感じでした。舌に歯形がつくのは典型的に胃腸が弱って「消化力」が低下している証拠。冬になると、これらの症状が悪化しがちなので、冷えも原因です。

舌磨きを続けて1年近く、舌の状態はあまり好転しませんでした。ただ、口内がとても気持ち良いので、舌磨きは毎日かかさず行ってきました。ところが、最近になって急に舌がきれいなピンク色、歯形がゆるやかになった日がありました。その話は、また別の機会にするのですが、舌の状態が改善した、ということは、すなわち、「消化力」が正常な状態に戻りつつある、ということです。

薄々お気づきのように、これから語ろうとしているアーユルヴェーダのキーワードは「消化力」です。

1.体質や体調を知り、⒉体質や体調に応じたライフスタイルをおくり、3.しっかり「消化」して、排出する、シンプルな3ステップが、基本です。まずは、明日の朝、自分の舌を観察するところからはじめてみてはどうでしょうか。




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