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2023年6月の記事一覧
夜散歩、月明かりの空へ
ビルの隙間を縫う路地裏に
透き通る風が肌を掠める。
昼間の日光に温められ籠ったアパートの空気と違い
外の空気は一段と澄んで爽やかだ。
今日、どんな1日だった?
ふと気が緩むと、頭の中の君は現れる。
何もかも上手くいく日もあれば
何をやっても悪くなる日もある。
バランスのない曖昧な感情の揺らぎは
まるでギャンブルのお遊び。
どれもこれも、運次第だよ。
頭の中の君に答える。
答えになってな
消しゴムに残る君の名は
引き出しの奥から出てきた
使いかけの消しゴム。
懐かしさが込み上げる。
小学生の頃好きだったちょっと変なキャラクター。
なんでこのキャラが好きだったか
今はもう思い出せない。
そんなキャラが描かれたカバーを外すと
私の名前とハート、そして別の人の名前が現れる。
どきん
心臓の跳ねる音。
そして思い出す初々しい気持ち。
あの頃、私は恋をした。
かっこよくて、優しくて、足が速くて。
そん
真面目ちゃんは、嫌。
「真面目だね」
他人から見た私は
とてつもなく窮屈なのだろうか。
「真面目だね」
それとも、
羨ましい対象として見えるのだろうか。
「真面目だね」
もしかしたら
ただの印象でそれ以上でも以下でもないのか。
そんなこと考えても意味のないことだと
わかってはいたけれど。
それでも考えずにはいられなかった。
ま、じ、め。
この三文字で私は作られてきたから。
マめに記録をつけ始めたのは、