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日記

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書く習慣を取り戻したい。ただそれだけのために書く、クオリティの保証ナシの文章たち。毎回1,500字以上目標。
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2020年6月の記事一覧

【2020.06.30】チップを賭ける。命を懸ける。

【2020.06.30】チップを賭ける。命を懸ける。

今晩はこれを視聴していた。

瀧本さんのことはお名前と著書名は知っていたものの、読んだこともなければ、どんな方なのかも実はほとんど知らなかった。書籍の雰囲気や耳にする噂から、なんとなく「歯に衣着せぬ論客」という印象だけを持っていた。

講義を聞いてみて、その印象も間違ってはいなかったのだけど、なぜか煽るような言葉にも心地よさを感じた。その背景には、若者たちに心底期待をしていることがはっきりと伝わっ

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【2020.06.29】退屈の蓋ごときでは抑えきれない創造への衝動は、退屈そのものをも創造の餌食にする。

【2020.06.29】退屈の蓋ごときでは抑えきれない創造への衝動は、退屈そのものをも創造の餌食にする。

バレエに関するある本を読んでいて、ふと思い出して久しぶりにこの動画を観た。

2015→2016年の年越しに行われた、東急ジルベスターコンサートにおける『ボレロ』。ダンサーは、この舞台を現役最後の場に選んでくれたバレエの女王、シルヴィ・ギエム。

当時この放送を観ていたとき、事情あってものすごく辛い時期だった。そんなときに、画面のなかに吸い込まれ、号泣し、終わったときには生まれ変わったような気持ち

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【2020.06.28】読みたい本たちのことを考えているときが、一番人生の短さを感じる。

【2020.06.28】読みたい本たちのことを考えているときが、一番人生の短さを感じる。

今日は思いっきり読書をしようと思っていたけれど(3冊準備していた)、意外と進んでいない。まだ1冊目の半分。今晩この後は集中して読みたいので、日記を先に片付けておく。

6月がもうすぐ終わる。つまり、2020年が半分終わる。読了本がまだ24冊であることを考えると、近年本当に読める冊数が減ってきていると感じる。量を読むことが目的ではないのだけど、魅力的な本があまりにも多すぎて、もっとペースを上げないと

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【2020.06.27】敗因整理。

【2020.06.27】敗因整理。

今日は42kmランを目指していたが、残念ながらリタイア。20km地点で一度ダウンしてしまい、補給と休憩で回復したものの、闘う気力が完全に萎えてしまった。「家までは走る」とだけ決めて31kmまでは粘ったけれど、その間ずっと「1秒でも早くやめたい1秒でも早くやめたい1秒でも早くやめたい......」とマントラのように頭のなかで繰り返していた。

さっきまでちょっと凹んでいたけれど、パピコを食べて回復。

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【2020.06.26】もう二度と取り返しなどつかないものたち

【2020.06.26】もう二度と取り返しなどつかないものたち

他の誰かの感性は、その誰かが生きてくれる。
自分の感性は、自分が生きてあげなければ誰も生きてはくれない。

長い歴史のなかで、多くの人たちによって多くのことが表現されてきた。
けれど、それよりもずっと多くのものが、表現されることなく、その人のなかに閉じこもったまま消えていった。
もう二度と取り返しなどつかないものたちが。

その表現が時代に合わなければ、ちゃんと時代が判断してくれる。
いつか合う時

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【2020.06.25】たとえ目指す先が虚構でもいい。動く。その先で、現実が変わる。

【2020.06.25】たとえ目指す先が虚構でもいい。動く。その先で、現実が変わる。

明け方に地震が起きて、「地震で目が覚めた」という感覚になったことがない。なぜかいつも、「ちょうど起きたところに地震が来た」という感覚。地震で目覚めたならば「起きたら揺れていた」になるはずなのに、揺れが来る前の感覚が身体にも意識にも残っている。初期微動の段階で起きているのだろうか。不思議。

SNSに流れている警句が、まるで全部自分に向けて言われているかのうように感じるときは、あまりいい状態じゃない

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【2020.06.23】ベストとは、絶え間ないベターの積み重ねなのだと思う。

【2020.06.23】ベストとは、絶え間ないベターの積み重ねなのだと思う。

頭がパンクするくらいにまで悩んで選書した5冊。紹介コメントまでつけ終わり、完了にしようとしたそのとき、「何かが違うのでは......」という胸騒ぎ。もう一度大事にしたいポイントを見直し、5冊中2冊を外し、入れ替えた。

こうやって何度もいじくっていると、「結局、最初の案が一番よかったのでは?」となることも多い。けれど今回は、悩み抜いて、違和感を見過ごさす、思い切って完成物をぶっ壊したおかげで、納得

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【2020.06.22】本気で生きた恥ずかしい今は、いつか振り返ったときの誇りになる。適当に生きた恵まれた今は、いつか振り返ったときの恥になる。

【2020.06.22】本気で生きた恥ずかしい今は、いつか振り返ったときの誇りになる。適当に生きた恵まれた今は、いつか振り返ったときの恥になる。

季節にやられかけている。がしかし、取り組んできたプロジェクトの反響を飛び上がるほど嬉しい言葉で日々いただくことができ、生かされているな〜と感じる。

本気で頑張ったことは、後になってちゃんと自分を支えてくれるんだな。そんなことを思いながら、過去にメモで書いたこの言葉を思い出した。

本気で生きた恥ずかしい今は、いつか振り返ったときの誇りになる。
適当に生きた恵まれた今は、いつか振り返ったときの恥に

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【2020.06.21】その人が語ることができたものの背景に、どれだけの「語り得ない感覚」があるのか。

【2020.06.21】その人が語ることができたものの背景に、どれだけの「語り得ない感覚」があるのか。

睡眠不調が加速。昨日は朝6:00前から起きていて、20kmのランニングもしたのに、ようやく寝つけたのは朝の5:00ごろ。まいったね。

『未来をつくる言葉──わかりあえなさをつなぐために』(ドミニク・チェン著、新潮社)を読み終えた。

素晴らしくよくて、これは何度も再読することになりそう。とりあえず、一読目の感想としてダーっと綴ったブクログのレビューを貼り付けておく。

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【2020.06.20】9月の佐渡島208kmマラソンまで、今日でちょうど3ヶ月前となった。

【2020.06.20】9月の佐渡島208kmマラソンまで、今日でちょうど3ヶ月前となった。

先々週に20kmラン。先週も20kmラン。

そして今日こそ30kmと思っていたけれど、先週痛めた膝が気になり、やはり20kmでストップ。

外出自粛で、最低限の維持のためのランニングはしていたものの、やはり体力がガクンと落ちている。フォームも安定しないし、上半身と下半身の連動も、3月のときと比べるとチグハグな感じ。

開催されるかはわからないけれど、9月の佐渡島208kmマラソンまで、今日でちょ

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【2020.06.19】読書のスタートは「ゆっくり、ていねい」に

【2020.06.19】読書のスタートは「ゆっくり、ていねい」に

今日はある方との対話のなかで、「本」についてではなく「読書」という行為そのものについてのお話しが盛り上がった。

僕は読書が大好きだけれど、それでも「ものすごく読めるとき」と「全然読み進められないとき」のブレはけっこう大きい。だから、「いかにして読めなくなっていくか」「いかにして読めるようになっていくか」というテーマは、一度どこかでゆっくりまとめてみたいと思った。

そのときのためのメモとして、一

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【2020.06.18】「なるようになる」を言い換えるならば、「人事を尽くして天命を待つ」だと思う。

【2020.06.18】「なるようになる」を言い換えるならば、「人事を尽くして天命を待つ」だと思う。

「なるようになる」

この言葉が好き。人の気を楽にさせてくれる言葉のように思えるけれど、それだけではない。

「なるようになる」を言い換えるならば、「人事を尽くして天命を待つ」だと思う。「どうせなるようになるから」と投げやりになることではない。やれることをやり尽くして、その先のもうコントロールが効かないところにきて初めて、「お疲れさま。あとはなるようになるよ」と肩の荷を下ろしてあげること。

今日

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【2020.06.17】身体に戻る記憶と、記憶に戻る身体。

【2020.06.17】身体に戻る記憶と、記憶に戻る身体。

朝起きてすぐに忘れてしまった夢を、夜布団に入って寝転がり少しすると、ふと思い出すことがある。「横になる」という、その記憶が埋め込まれたときと同じ体勢をとることが引き金になって、記憶が呼び戻されるのだと思う。

身体と記憶は、本当に密接に結びついている。夢を思い出したのは、「身体に記憶が戻る」ということだと思う。

同じように、季節に置かれた記憶も身体に戻ってくる。まるで待ち伏せをするように、その記

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