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生涯現役の差別化

現役とは

 「私は今、現役として生きています」
この言葉が当てはまるかと言えば、微妙だなと思ったのです。

現役とは、

「現在ある地位・職などに就いて活動していること」

では、地位とは、

「集団や社会の階層構造上の特定の位置を示すもの」

とされているので、社会に生きるということは、みんな現役を示すのではないかと考えました。

デジタル構想

 そんな中、2022年6月の岸田政権ではデジタル田園都市国家構想」の基本方針をまとめ、柱の一つが「デジタル推進委員」だそうです。

ここには、「高齢者などにスマートフォン操作を教えるボランティア的な役割で、政府は2022年度中に全国で2万人以上を確保する方針を掲げる。」
とされています。

一方で、携帯キャリア側はコスト削減のためにpovoやahamoなどの格安プランの申込みをオンラインに限定し、店舗での申し込みは有料としています。

私たちは、オンラインでのやり方を自分で調べ、時にはサポートに問い合わせをして申込人員削減に協力することで恩恵を受けています。

それを「高齢者のためにスマートフォンの使い方を教えるのにボランティアを確保」とは。

パソコンすら、教室が運営されています。

メルカリなども導入サポート教室などを実施しています。

ここにはビジネスが関わっています。マイナンバーカードすら普及せず、行政のデジタル化のスピードが遅いと叫ばれる中、「高齢者」に対してちょっと甘すぎない?と感じた次第です。

学びに年齢は関係ない

 高齢者の中でもしっかりコミュニティを作って勉強している方々もいらっしゃいます。
日本で80代にしてiPhoneアプリをプログラムし、ティム・クック氏にまで賞賛された若宮正子さん(85)の特集を観ました。

 日本はすでに超高齢化社会に入っています。年金生活、健康年齢の上昇。
人生100年目算とされています。

それを見越して、小学校からプログラミングが必修化され、未来のIT人材の育成がはじまりました。

こうなると、取り残されるのはプログラミング教育を受けていない今の現役世代。このあとは子供にアレコレ教えてもらう時代に突入します。
そんな中、高齢者は無料で使い方を教えてもらえるようになるんですか?

みんな平等に勉強しましょうよ。
現役世代だけお金を払ってスクールに通うのしんどくない?

政治にはあまり関心がない理由としては、こうした国民の意見を反映せず、トップダウンな政策ばかりが横行することを実感しているからです。

「前例がないから実行しない」

私の嫌いな言葉です。

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