見出し画像

夢を叶えるドウ【番外編】

FSCとLCC

昨日までお送りいたしました「夢を叶える」シリーズですが、今回は私にしては珍しく海を超える移動のため、飛行機に乗りました。

行きは函館まで「J-AIR」(FSC)
帰りは新千歳から「PEACH」(LCC)

を利用しました。

LCCという言葉が出て10年が経過しています。

イメージで言えば、スマホキャリアの大手と格安SIMの差みたいな感じでした。

普段、滅多に飛行機を利用しない私には遠い存在ながらも気になる比較対象でした。実際に乗ってみての感想をまとめてみましたので、ご参考になれば幸いです。

FSCとは

「フルサービスキャリア」という言葉には、あまり馴染みがないのではないでしょうか。いわゆるJALやANAといった大手航空会社のことを指します。

フルサービスの中には、丁寧なサービス、国内線でもドリンクのサービスなど接客的な部分。そして使用機材は複数ありますが、エコノミーでもある程度の席間に余裕があり、「快適な空の旅」を提供してくれました。

LCCとは

一方、「ローコストキャリア」と呼ばれる航空会社が参入してきました。
先程のようなドリンクなどの機内サービスは有料化、手荷物の持ち込み重量の制限、機材の統一、運行時間の制限などがある分、航空券の料金を安くするということを実現しています。
言ってしまえば、無事に飛んで降りてくれたらOKという感じです。
ピーチやジェットスター、FDA(フジドリームエアライン)など、国内外を問わず、グループ会社(コードシェア)などにより参入が増えてきています。

乗ってみて何が違ったか

行きはJALグループのJ-AIRでしたので、座席指定はチケットに料金が含まれており、二次元コードを出発20分前までに荷物検査場でかざすだけでチェックイン完了。乗る時にも同じバーコードを使用し、荷物の計量もなし。
飛行中にドリンクの提供があり、操縦室からのご挨拶、空から見える景色についての解説などがありました。

一方、帰りは危うく帰れなくなるところでした。
ツーリングでのバイク移動が、予定していたよりも返却場所への到着が遅れ、空港に着くのが出発の30分前に間に合うかどうかという電車の乗り換え案内になってしまいました。

ここで第一関門。出発30分前までにチェックインしないと、何をどうしても乗ることができないとのこと。
幸い、地下鉄から快速エアポートへ乗り換えの際にダッシュして、案内より1本早い電車に間に合ったので、飛行機出発の40分前に空港に到着することができました。

続いて第二関門。駅からチェックインカウンターまでが遠い。
案内に表示はあるのですが、端においやられているLCCのカウンターまでもダッシュ。チェックインの機械も6台くらいある中で2台しか稼働しておらず、締め切り3分前にチェックイン。

さらに、保安検査場を出発25分前までに通過、という制約がある中、持ち込み荷物が1人2つまでで合計が7キロ以内であるかの計量があり、ギリギリクリアできたのでそのまま保安検査を終えてなんとかセーフでした。

機内は、前の席と一般的な高速バスほどの間隔しかなく、窮屈感は否めない印象でした。そして、たたみかけるような自動放送での案内と、「シートベルトをしているかCAさんに見えるようにしてください」との指示。
その後も離陸前の案内は自動放送と肉声案内の混在。飛行中の操縦室からの挨拶はなし。もちろんドリンク等の提供は有料なので、新幹線の車内販売のような感じで、サービスを受けているという印象は受けませんでした。

不思議だったのが、着陸態勢に入るベルト着用サインで改めて「シートベルトをしているかCAさんに見えるようにしてください」との指示。
さらに、もう一度
「まもなく着陸します。今一度シートベルトをご確認ください。」
と注意喚起がありました。

そんなに客層が悪いのでしょうか…。
離陸前にも「電波を発する行為は法律に違反していることと同意であることをお伝えいたします」というような脅し文句…。

到着後も関空が本拠地の「PEACH」は「ホンマオオキニ」を乱用。

到着してベルトサインが消えて飛行機を降りるのは階段。
ターミナルに入ってから450mほど歩いて荷物の受け取り場所。
さらにシャトルバスでターミナルを移動してやっと電車などに乗り換えができ、大阪市内まで戻るのに90分くらいかかったと思います。

本当に、無事に飛んで降りてくれるだけの格安チケット。
初LCCはそのようなイメージでした。

私が東京への移動に新幹線を利用する理由は、

・予約した便の発車に間に合えばいい
・荷物検査がない
・鉄道アクセスが良い

以上が主な項目です。

一方、飛行機にしない理由は

・空港までが遠い
・荷物検査がある
・空港からが遠い
・飛んでいる時間は短いが、前後の制約がある

以上が理由です。

今回、改めて実体験して感じた率直な感想です。
賛否両論あるかと思いますが、私は自由度を優先し、鉄道派だなと思いました。

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?