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【やる気が起きない原因は?】仕事辞めたい

こんにちは、心理カウンセラーのふわりです。

この記事を読んでいただいている皆さまはおそらく、

『何もやる気が出ない』
『やる気が出ない自分に嫌悪感が差している』


と落ち込んでしまう方もいるのではないでしょうか?

わたしも、いっときは本当にやる気が起きず、部屋がゴミ屋敷のようになってしまっていました。
なにをするにも億劫になってしまうんですよね。。

では何故、人間はこの『やる気がない』といった感情を発してしまうのでしょうか?

やる気が出ない原因は?

やる気が出ない原因として、下記が挙げられます。

不規則な生活習慣


食事・睡眠・運動などの生活習慣は、やる気に大きく関係する要因です。

食事の内容も健康状態に影響します。セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質を作り出す「タンパク質」や、脳の働きに必要なエネルギーとして多く消費される「ビタミンB群」などが不足すると、やる気が出ない原因になります。

昨今よく耳にするようになった"睡眠負債"も、やる気と関係しています。睡眠の質が悪いと自分でも気づかぬ間に睡眠負債が蓄積して、やる気が起きない状態が続いてしまいます。

運動不足もやる気が起きない原因になる場合があります。適度な運動は、ストレス解消や睡眠の質をアップさせることにもつながります。

心身に疲れやストレスが溜まっている


残業が続いている人や、睡眠をしっかりとっても体の疲れが取れないと感じている人は、要注意です。
心身に疲れやストレスが蓄積され続けると、エネルギーが枯渇して、やる気が起きない状態になってしまいます。

特に女性は、家事・仕事・育児の両立のため、疲労回復・ストレス解消のための時間が取れない人も多いようです。コロナ禍でテレワーク中の人もONとOFFのメリハリをつけ、休日はしっかりと休息をとることが大切です。

ADHDなど発達障害が原因の場合も

特に憂鬱ではないが、なぜかいつもやる気が起きないという人は、ADHD(注意欠如・多動症)など発達障害の可能性もあります。

ADHDとは、落ちつきのなさや不注意・衝動性などが生活や仕事、学習に悪影響を及ぼし、その状態が6か月以上持続していることをいいます。

発達障害といっても、子どもの頃ではなく、大人になってから気付くこともあります。大人のADHDの場合、やる気に関して、以下のような特徴があるとされています。

  • 結果がすぐに出ない事柄にはやる気が出ない

  • 新しいことに興味を持つが、同じことの繰り返しにはやる気が出ない

  • 何からすればいいのか考えているうちに、やる気がなくなる

ADHDの人は、脳内の情報を運ぶ神経伝達物質がうまく働かないため、本人の気持ちに関係なく、やる気が起きづらい状況である可能性があります。

やる気が出ないときに起こる心理状態

やる気が起きない原因として、いまの”仕事の作業の進め方”や”周囲の環境が原因”となっている可能性もあります。

やる気が起きないときにありがちな心理状態は以下通りとなります↓↓

何からすればいいのか判断できない


部屋を片付けられないといった昔の私の特徴でもありますが、やるべきことが多すぎると、頭の中が散らかっているような状態になり、何からすればいいのかわからなくなります。

また「あれもこれもやらなければ」と手当たり次第に手をつけ、すべてが中途半端になってしまうケースも見られます。

目標やメリットが見い出せない


仕事や家事など、具体的にやるべきことはわかっていてもやる気が起きないときには、その作業に”メリットを見い出せていない”からかもしれません。目標や魅力が見い出せないのは、前向きな意欲が低くなっている、要注意サインです。

苦手なことや人間関係など、避けたい要因がある


やるべきことが苦手なことだったり、周囲の人間関係が悪化していたりすると、やる気が起きないことがあります。例えば「過去の経験で苦手意識を持ち、クレーム対応が億劫になる」、「嫌いな相手と仕事をしなければならない」などです。

人はやりたくないことをやらなければいけない状態に置かれたとき、強いストレスがかかります。すると憂鬱になり、やる気が起きない状態になるのです。

やる気が起きない人の脳の状態


ドーパミンの分泌量が低下している

やる気を左右しているのは、脳内にある神経伝達物質「ドーパミン」の分泌量です。このドーパミンは、心理学的にいうと側坐核(そくざかく)から分泌される物質で、食べ物に含まれるアミノ酸の「チロシン」や「フェニルアラニン」が合成されて作られます。

ドーパミンが大量に分泌されると、やる気がある状態となり、反対にドーパミンの分泌量が低下していると、やる気が起きない状態になります。

神経伝達物質のバランスの乱れ

ドーパミンの他にも、戦うためのホルモンともいわれる「アドレナリン」、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」などの神経伝達物質のバランスが乱れると、やる気が起きない状態になりやすいと言われています。

やる気がないときにやってはいけないこと


このように、やる気が起きないときは、体や脳にさまざまな変化が起こっている状況です。

その状態でさらにストレスがかかると、メンタル不調を引き起こすなど、ますます状態が悪化する原因になるため、やる気がないときにやってはいけないこともチェックしておきましょう。

自分を攻めるマイナス思考


一番やる気がないときにやってはいけないことが、自分を責めることです。

できない自分を「ダメな人間だ」などと責めると自己肯定感が低下し、マイナス思考に陥ってしまいます。やる気が起きないときは誰にでもあり、決して悪いことではありません。自分を責めず、自分にやさしくしてあげましょう。

感情に任せて転職など重大な決断をする


やる気が出ないときは、メンタル不調を引き起こしている可能性があります。集中力や決断力が鈍っているため、転職や離婚などの重大な決断は避けた方が無難です。

周りの人と自分を比較する


やる気が起きないときに、周りの人と自分を比較することは控えましょう。周りの人がよく見えたり、羨ましいと思うことで自己嫌悪に陥ることも。
やる気がないときには、できるだけ周囲が気にならないような工夫を心掛けてください。

やる気が起きないときの対処法


やる気が起きないときに無理にやる気を出すと、リバウンドでどっと疲れが出てしまうこともあるため、焦りは禁物です。
自分のやる気が起きない原因を知り、食事・睡眠・運動など生活習慣を見直すことから始めてみましょう。

特にコロナ禍の今は、外出自粛による在宅ストレスや運動不足も気になります。ウォーキングなど外でやる運動以外にも、トランポリンやスクワットなど、室内でできる運動もあるので、チェックしてみましょう。

周囲の人間関係など、周りの環境が原因の場合には、すぐに改善が難しい場合もあるかもしれません。その場合も、ONとOFFのメリハリをつける休日はしっかりと休息をとるなどの対処法を心掛けてください。

やる気が起きないからといって、自分を責める必要はありません。

「長い人生にはそんな時もある」
と前向きに捉え、心身が疲れたときはゆっくり休みましょう。

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