福田プロ/アマチュアホルン吹き

オーケストラ等でホルンを吹いてそろそろ30年になります。学生時代にベト3でHiEs→ベ…

福田プロ/アマチュアホルン吹き

オーケストラ等でホルンを吹いてそろそろ30年になります。学生時代にベト3でHiEs→ベト7でHiE→社会人時代にフェスバリでHiF。合奏大好き。伸びやかな音色大好き。 ここでは、ホルンや音楽の大事なことを掘り下げていきます。自分の様々な音楽経験を形にしたいな、という想いを込めて。

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ホルンnoteはじめてみました

はじめまして。福田プロと申します。アマチュアホルン吹きです。 アマチュアなのにプロ。まあ愛称なので良しとしましょう。 ホルンを吹いてそろそろ30年になるのですが、最近、それなりにホルンのことがわかったような気がしていて、その思いや考えをきちんと書き留めておきたいなと思ってます。 過去のいろんな自分の経験を振り返るのと、今取り組んでいることとを、雑多に組み合わせて発信していきたいと思います。 小出しでもいいので、毎日何かアウトプットできるといいかな。 まずは、過去に有用だ

    • #50 ホルンのベルアップの角度を探ります

      この間は、マーラー7番の演奏会本番がありました。5楽章80分ほどもある長大な難曲です。 かなりの譜面勉強と練習をこなし、無事ホルン1stを吹ききってきました。いい曲でした。 マラ7でとても多いのがベルアップ。ベルアップって、いつもそんな構えをしないので「このくらいかな?」みたいな恥ずかしさもありますよね。 さらに、いつも吹かない姿勢だから、構えてみるととても吹きにくかったりします。大きな音を吹いて目立たなきゃいけないのに、あまり吹けなかったり。 タイトルに、ベルアップの

      • #49 ホルンでノンプレス装置を使って柔軟な唇を養います♪

        あけましておめでとうございます。 昨年12月が忙しすぎて、ちょっとホルンnoteの執筆が空いてしまいました。また書きはじめていきますのでよろしくお願いします。 今日のトピックスは「ノンプレス装置」。 ノンプレッサーとも言う器具で、唇をいろんな意味で鍛えるものです。 とは言っても、この器具を知っている方はあまり居ないと思いますので、まずは写真を見てください。 この金属の器具を、ホルンとマウスピースの間に装着します。ちなみにこれを付けると管が長くなるので、チューニングは適切に

        • #48 ホルンのレバーは短いので改善しましょう!

          わたくし、ホルンを2台持っていますが、どちらにもレバーにコインが付いています。 1台目は大学オケ時代に買ったホルン。 これに出会ったきっかけは改めて書くとして、このホルンを中古で買った時に、既にレバーにコインが付いていました。そのままずっと吹いております。 2台目は、ハイドンとかモーツァルトを吹くためのホルン。アレキサンダー107というデスカントホルンですね。 これも中古なのですが、こちらのレバーは何も付いておらず、普通のままでした。 フィンガリングを試していたらちょっ

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        ホルンnoteはじめてみました

          #47 入り方が難しい曲は、息を吸うタイミングを決めましょう

          今回の投稿もホルンに限らない話題ですが、いろんな曲を吹いていると、やはり難曲はあります。 譜面に従って吹いているつもりなんですが、なぜかタイミングが掴めず吹けず、吹くはずの箇所の譜面が瞬く間に過ぎ去っていった・・・誰しも経験のあることと思います。 わたくしにも割とそういう相談を頂くことがあるのですが、そういう時にお伝えするのが今日のお題。 「息を吸うタイミングを決めてしまいましょう」 タイミングが掴めず吹けない箇所は、だいたい以下の2パターンじゃないかなとおもいます。

          #47 入り方が難しい曲は、息を吸うタイミングを決めましょう

          #46 ホルン吹きが一週間空くと腕は落ちますね

          久しぶりの投稿になりました! 先週の土日は久しぶりに音楽活動が何もなかったのでちょっと旅行に行きまして、その後の今週はひたすらマーラーの譜読みをしていて、なかなか執筆の時間が取れませんでした。 でもこういうのもいいかなと。日々書かなきゃ!と追われてはいけません。 わたくし、毎週土日はどこかでオケ練習で吹いてますが、先週は珍しくそれがなかったんです。 なので一週間空けて、今日は久しぶりの練習日。木管五重奏練習でしたが、唇もイマイチで音も当たらず、ヒドい有様でした。 とは言

          #46 ホルン吹きが一週間空くと腕は落ちますね

          #45 裏拍に気を付けてホルンを吹いていきます

          最近のオーケストラ練習で、下振りの方のご指導で印象に残ったのは、「裏拍は自然に弱くなってしまうから、裏拍を意識して強く吹いたほうがいい」というものでした。 その方はプロオケで楽器を弾いている方で指揮もできるのですが、プロ演奏者の視点での技術的な指摘が多く、普通の指揮者の指示(こういう音楽をやろう!)とは違って勉強になっています。 確かに、 4拍子だと1拍目と3拍目は強め、 1拍の中に16分音符があったら最初が強め、 みたいに、「拍」にとらわれてしまうことが多いのは否めませ

          #45 裏拍に気を付けてホルンを吹いていきます

          #44 ホルンがより響くことを少し考えてみます

          わたくしはホルン吹きで、ホルンの響きのある音色が大好きなので、こういうホルンnoteを書いています。 とは言っても、ホルン吹き全員が響きのある音色を吹いているかというと、そうでもないのですよね。 十人十色とはよく言ったもので、例えばホルン界で最も有名な「アレキサンダー103」という楽器を使ったとしても、吹く人によってその響きは異なります。 (アレキ103は、個体差も大きい楽器ですけどね) この事実は、楽器(やマウスピース)だけでは音色が決定しない、ということを端的に示して

          #44 ホルンがより響くことを少し考えてみます

          #43 乾燥が進み、楽器吹きには気になる季節になってきました

          一気に寒くなってきましたね。わたくしは東京に住んでいますが、朝方はかなり寒く、日中もなかなか気温が上がらない季節になってきました。 冬になると、やはり乾燥が気になりますね。特にわたくしのホルンをはじめとした管楽器奏者は、唇の乾燥が気になることと思います。 ぜひリップクリームを、と思って書いた投稿がこちら。 わたくし、いつもは月1本くらいのペースでリップクリームを消費しますが、冬はもう少し消費ペースが早まります。 唇って、他の皮膚より乾くスピードが速いので、楽器吹いてる吹

          #43 乾燥が進み、楽器吹きには気になる季節になってきました

          #42 楽器吹きにとって、慣れない筋トレには気を付けて!

          昨年、この世の中の状況下で太ってきてしまったので、リングフィットアドベンチャーという有名なゲームを買って、筋トレに励んでいました。 わたくし、学生時代から楽器ばかり吹いて、ほとんと運動というものをしてこなかったので、腕や足などに、微量ですが筋肉が付いていくのが楽しかったですね。体重は落ちませんでしたが。 1周目を無事クリアし、今は、休みの日にたまにゲームを起動して、2周目を進めています。これをやると、全身が鍛えられていい感じなのです。 1週目をクリアしたあと、「他におも

          #42 楽器吹きにとって、慣れない筋トレには気を付けて!

          #41 ホルンで吹き振りをするときもあります

          吹き振りとは、楽器を吹きながら指揮をやることですね。 通常ではこんなことは要求されませんが、ホルンアンサンブルをやる時にはぜひ身に付けておきたいワザです。 アンサンブルというのは指揮者が居ない形態ですから、誰かがテンポなどを決めないといけません。しかし、まだ練習が始まった頃では、満足にアンサンブルが合わない状況もしばしば。 この時に必要なのがホルンの吹き振りです。 逆に、アンサンブルをやってて誰もテンポを振ろうとしない時って、かなり苦痛です。 ちょっとヒドい言い方をすると

          #41 ホルンで吹き振りをするときもあります

          #40 ホルン吹きで初見がダメダメだった、大学オケ時代のおはなし。

          初めての譜面を渡された時に、それなりに吹けるスキル。それが「初見ができる力」と一般的に言います。 楽器をやるときって、大体は譜面があって、それを必死に練習することで曲が成り立ちます。わたくしも若い頃はそうでした。譜面を配られてもすぐにはできない。 大学の時にオーケストラに所属したのですが、その時のホルンパートは、練習日の度にホルンアンサンブルをやっていました。 所蔵するアンサンブル譜面もかなり多く、わたくしのホルンアンサンブル人生はココで培ったと言えるくらいです。 大学

          #40 ホルン吹きで初見がダメダメだった、大学オケ時代のおはなし。

          #39 やっぱり合奏やアンサンブルの後の懇親は必要!

          この世の中の状況ですので、合奏練習のあと当然行われていた懇親会は長いこと姿を消し、未だに演奏会当日の打ち上げはなかなかできないことと思います。 しかしこのところようやく少し落ち着いてきて、少人数での練習後の懇親会くらいならなんとかできる雰囲気になってきました。喜ばしいことです。 合奏とかアンサンブルの練習って、その間は基本的に楽器で音を奏でていますので、なかなか満足な会話ができません。 でもやっぱり、音楽って人と人が心を通わせてやるものですから、会話して意見を交わしたり

          #39 やっぱり合奏やアンサンブルの後の懇親は必要!

          #38 ホルンの音楽は空間で奏でます。まずは響きを確認しよう

          ホルンって、他の楽器よりもよほど空間に左右されるところがあります。 自分の後ろに音が出て、後ろの反響板やら壁やら何かにぶつかって跳ね返った音が主成分となるので、本当に致し方ない部分があります。 昔、とあるオーケストラのホール練習があったことをすごく覚えているのですが、ホールって響くイメージがあるじゃないですか。しかも初めてのホールだったのでワクワクして現地に向かったら、演劇用のホールだったんですよね。そう、なんと反響板ナシ!その舞台面での合奏練習!! 舞台向かって下手後ろ

          #38 ホルンの音楽は空間で奏でます。まずは響きを確認しよう

          #37 ホルンのチューニングを正確に合わせるのは難しいので録音を推奨!

          チューニングのはなしは、このnoteで既に何回か取り上げています。 わたくしもそれなりにチューニングを合わせられる耳を持っていますが、合奏で楽器を吹いているときに、他の皆さんとのチューニングがピタッと完全に合っているかがわかるかというとそれは難しい。 なぜかというと、ホルンという楽器は主に後ろに音が出て、後ろで反射して音が拡散するので、空間が鳴るような楽器になります。 そういう音は、チューニング音が自分の耳で正確に取りにくいとわたくしは思っています。 そこでわたくしは、

          #37 ホルンのチューニングを正確に合わせるのは難しいので録音を推奨!

          #36 ホルンに少し細工をして音色を豊かにする工夫!

          わたくしはアレキサンダー103という、ホルン界では超有名な楽器をメインに使っています。 割と当たりの楽器で、よく鳴るのですが、もう少し音を豊かにしたい!と思い、4年ほど前から少し細工をして使っています。 細工というのは、写真の薄い金属の円盤。ロータリーウェイト。これをホルンのロータリーキャップの間のところに1枚はめ込みます。これだけ。外すのも簡単。 モノ自体は、新大久保のウインドクルーで買えます。アレキ103用の他、いくつかのメーカーに対応したものがあると思います。 わ

          #36 ホルンに少し細工をして音色を豊かにする工夫!