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芳藤アニマルと暮らそう! 浮世絵ダイカットステッカー【太田記念美術館コラボレーション】

浮世絵師・歌川芳藤よしふじが描いた、人間みたいな動物たち。見れば思わずにんまりしてしまう、そんな彼らを暮らしの中のあちこちに貼って楽しもう!

みなさまこんにちは。ミュージアム部mitu.です。
以前、速報として太田記念美術館での先行発売をお伝えしておりました「太田記念美術館×ミュージアム部 浮世絵の世界を楽しむダイカットステッカー〈歌川芳藤〉」が、フェリシモウェブサイトでも販売開始しましたので、今日は改めてご紹介いたします。

再はく離タイプの粘着剤を使ったダイカットステッカー。

太田記念美術館×ミュージアム部
浮世絵の世界を楽しむダイカットステッカー〈歌川芳藤〉の会

月1セット ¥1,000円(税込み¥1,100)
※1セットだけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。
フェリシモでの販売のほか、太田記念美術館の受付でも販売中!

見て!見て!絵師・歌川芳藤よしふじの描くコミカルな擬人化アニマルたち

浮世絵の中には、動物たちが人間のようにふるまう擬人化作品が多数あります。2022年夏に太田記念美術館で開催された企画展「浮世絵動物園」でも、擬人化された多くの動物たちが登場しました。

「浮世絵動物園」ちらしの中央に大きく映るのは、歌川芳藤が描く猫の"しゃぼん玉売り”

いきいきとユーモアたっぷりに浮世絵の中で躍動する彼らを見て、「絵の中だけじゃもったいない! 暮らしの中のあちこちに登場させたい!」そんな思いから今回のダイカットステッカーは生まれました。

数ある擬人化アニマルの浮世絵の中から、今回作品をセレクトする際のテーマに選んだのが歌川うたがわ芳藤〉です。

歌川芳藤(文政11年〈1828年〉 - 明治20年〈1887年〉)は、歌川国芳くによしの門人であり、江戸時代から明治にかけて活躍した浮世絵師。「美人絵」や「武者絵」だけでなく、疱瘡ほうそうよけのまじない用として描かれた「はしか絵」や子ども向きの「玩具絵おもちゃえ」なども数多く描きました。師匠の国芳ほど有名な絵師ではないかもしれませんが、大衆の暮らしに寄りそう作品を、ていねいな筆でたくさん残しています。ぜひ、知っていただきたい!

それでは、今回ダイカットステッカーに変身した、歌川芳藤の3作品をご紹介します!

目つきの鋭い勇ましいウサギたち
うさぎ相撲すもう

歌川芳藤「兎の相撲」
明治6年(1873)3月 大判錦絵三枚続 太田記念美術館蔵

ひとつの土俵の中で、3組のウサギが相撲を取り、その様子を土俵の周囲から見守るウサギの力士たち。行司ぎょうじや勝負審判、呼出よびだしなどの役割のウサギも描かれています。

ウサギだからかわいい~なんて侮るなかれ。戦う彼らの目つきは鋭いのです。勇ましい!かっこいい!

右手で首を押さえながら、左手は回しに手を伸ばしています
力士のウサギたちだけでなく、行司や勝負審判、呼出のウサギも選びました。余白には、ウサギの特徴などから付けれられた「四股名しこな」を入れてます。

\さらに詳しい作品紹介は太田記念美術館のnoteをどうぞ!/

鳥たちが大喧嘩!周囲にもご注目
廓通色々青楼全盛あそびはとりどりかごのにぎわひ

歌川芳藤「廓通色々青楼全盛」
慶応3年(1867)6月 大判錦絵三枚続 太田記念美術館蔵

喧嘩けんかするからすさぎを中心に、取り押さえようとする鳥や、あおる鳥、周囲から見守る鳥と人など遊郭の中の様子を描いた作品。遊女などは人間で描かれた、鳥と人が入り混じる不思議な世界を観ることができます。

腕の彫物や筋肉、着物の柄など、特にていねいな描きこみなのがこちらの作品。
余白には、「鳥もち(太鼓持ち)」「みとり(見取り」「つまをとり(つま=着物の裾 を取り)」と、絵の中で人間たちに付けられた「鳥」にまつわる名前をご紹介。

\さらに詳しい作品紹介は太田記念美術館のnoteをどうぞ!/

にゃーにゃーかわいいが大集合!
「しんぱん猫のたわむれおどりのをさらゐ」

歌川芳藤「しん板猫のたわむれ踊のをさらゐ」
明治1~10年(1868~78)頃 大判錦絵 太田記念美術館蔵

こちらは「玩具絵おもちゃえ」と呼ばれる子ども向けの浮世絵。松魚かつお亭という料理屋の2階の舞台で、子猫たちが日ごろのお稽古の成果を発表中です。玩具絵では、子どもにとってなじみのある場面を題材とした作品が描かれました。

「皆さんよろしゅう おあがんなさいまし」猫たちに台詞があるのが、漫画っぽいですね。
外から訪れる猫、1階でお食事をする猫、そして2階で踊る猫。
ひとつの絵の中に登場する、さまざまな場面を選びました。

こちらの作品は、2021年4月東京都緊急事態宣言中、太田記念美術館のTwiiterで紹介されて、注目を集めました。いつの時代も、エンタメは日々のうるおいですね。

お家のあちこちにペタペタOK!

そして今回作品の選出とともに、こだわったポイントが "再はく離タイプ” の粘着剤の使用です! "再はく離タイプ”というのは、一度貼った後、はがせる粘着剤のことを差しています。

「暮らしの中のあちこちに登場させたい!」そんな思いで作ったステッカーなので、"賃貸の壁に貼っても怒られない”仕様になっています。

こんな風に壁に貼っても大丈夫! きれいにはがすことができるんです!

※凸凹のある壁紙、特殊加工のガラスや湿気の多い場所には貼れない場合があります。 また、塗装の一部がはがれるおそれがありますのでていねいにはがしてください。

お家の中だけでなく、手帳や携帯などの持ち歩くものになど、楽しみ方はいろいろ。ふとした瞬間に彼らを見て、そのコミカルさに癒されること間違いなし!

私のおすすめの場所はスイッチ横。押すたび、にんまり♪

太田記念美術館×ミュージアム部
浮世絵の世界を楽しむダイカットステッカー〈歌川芳藤〉の会

月1セット ¥1,000円(税込み¥1,100)
※1セットだけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。
フェリシモでの販売のほか、太田記念美術館の受付でも販売中!

浮世絵の魅力を発信! 太田記念美術館

今回は、テーマと作品の選出にあたり、太田記念美術館のご協力をいただきました。さすがは、浮世絵専門美術館! たくさんの候補を出していただきまして、選ぶのに嬉しい悲鳴……!
まだまだ、浮世絵の中には面白い登場人物・動物がいますので、ぜひ太田記念美術館の企画展・noteTwitterをチェックください。

太田記念美術館
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
開館時間:午前10時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
★最新情報は公式HPをご覧ください。

「はこぶ浮世絵-クルマ・船・鉄道」開催中!

「はこぶ浮世絵-クルマ・船・鉄道」
 2022年10月1日(土)~10月26日(水)
 ※10月3、11、17、24日休館
 開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
 入場料:一般 800円 / 大高生 600円 / 中学生以下 無料
 ★最新情報は公式HPをご覧ください。

11月からは「闇と光 ―清親・安治・柳村」

「闇と光 ―清親・安治・柳村」
 2022年11月1日(火)~12月18日(日)
 前期: 11月1日(火)~11月23日(水・祝)
 後期: 11月26日(土)~12月18日(日)※前後期で全点展示替え
 ※11月7、14、21、24、25、28、12月5、12、19-31日休館。
 開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
 入場料:一般 1000円 / 大高生 700円 / 中学生以下 無料

太田記念美術館×ミュージアム部

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