芳藤アニマルと暮らそう! 浮世絵ダイカットステッカー【太田記念美術館コラボレーション】
浮世絵師・歌川芳藤が描いた、人間みたいな動物たち。見れば思わずにんまりしてしまう、そんな彼らを暮らしの中のあちこちに貼って楽しもう!
みなさまこんにちは。ミュージアム部mitu.です。
以前、速報として太田記念美術館での先行発売をお伝えしておりました「太田記念美術館×ミュージアム部 浮世絵の世界を楽しむダイカットステッカー〈歌川芳藤〉」が、フェリシモウェブサイトでも販売開始しましたので、今日は改めてご紹介いたします。
見て!見て!絵師・歌川芳藤の描くコミカルな擬人化アニマルたち
浮世絵の中には、動物たちが人間のようにふるまう擬人化作品が多数あります。2022年夏に太田記念美術館で開催された企画展「浮世絵動物園」でも、擬人化された多くの動物たちが登場しました。
いきいきとユーモアたっぷりに浮世絵の中で躍動する彼らを見て、「絵の中だけじゃもったいない! 暮らしの中のあちこちに登場させたい!」そんな思いから今回のダイカットステッカーは生まれました。
数ある擬人化アニマルの浮世絵の中から、今回作品をセレクトする際のテーマに選んだのが〈歌川芳藤〉です。
歌川芳藤(文政11年〈1828年〉 - 明治20年〈1887年〉)は、歌川国芳の門人であり、江戸時代から明治にかけて活躍した浮世絵師。「美人絵」や「武者絵」だけでなく、疱瘡よけのまじない用として描かれた「はしか絵」や子ども向きの「玩具絵」なども数多く描きました。師匠の国芳ほど有名な絵師ではないかもしれませんが、大衆の暮らしに寄りそう作品を、ていねいな筆でたくさん残しています。ぜひ、知っていただきたい!
それでは、今回ダイカットステッカーに変身した、歌川芳藤の3作品をご紹介します!
目つきの鋭い勇ましいウサギたち
「兎の相撲」
ひとつの土俵の中で、3組のウサギが相撲を取り、その様子を土俵の周囲から見守るウサギの力士たち。行司や勝負審判、呼出などの役割のウサギも描かれています。
ウサギだからかわいい~なんて侮るなかれ。戦う彼らの目つきは鋭いのです。勇ましい!かっこいい!
\さらに詳しい作品紹介は太田記念美術館のnoteをどうぞ!/
鳥たちが大喧嘩!周囲にもご注目
「廓通色々青楼全盛」
喧嘩する烏と鷺を中心に、取り押さえようとする鳥や、あおる鳥、周囲から見守る鳥と人など遊郭の中の様子を描いた作品。遊女などは人間で描かれた、鳥と人が入り混じる不思議な世界を観ることができます。
\さらに詳しい作品紹介は太田記念美術館のnoteをどうぞ!/
にゃーにゃーかわいいが大集合!
「しん板猫のたわむれ踊のをさらゐ」
こちらは「玩具絵」と呼ばれる子ども向けの浮世絵。松魚かつお亭という料理屋の2階の舞台で、子猫たちが日ごろのお稽古の成果を発表中です。玩具絵では、子どもにとってなじみのある場面を題材とした作品が描かれました。
こちらの作品は、2021年4月東京都緊急事態宣言中、太田記念美術館のTwiiterで紹介されて、注目を集めました。いつの時代も、エンタメは日々のうるおいですね。
お家のあちこちにペタペタOK!
そして今回作品の選出とともに、こだわったポイントが "再はく離タイプ” の粘着剤の使用です! "再はく離タイプ”というのは、一度貼った後、はがせる粘着剤のことを差しています。
「暮らしの中のあちこちに登場させたい!」そんな思いで作ったステッカーなので、"賃貸の壁に貼っても怒られない”仕様になっています。
こんな風に壁に貼っても大丈夫! きれいにはがすことができるんです!
お家の中だけでなく、手帳や携帯などの持ち歩くものになど、楽しみ方はいろいろ。ふとした瞬間に彼らを見て、そのコミカルさに癒されること間違いなし!
浮世絵の魅力を発信! 太田記念美術館
今回は、テーマと作品の選出にあたり、太田記念美術館のご協力をいただきました。さすがは、浮世絵専門美術館! たくさんの候補を出していただきまして、選ぶのに嬉しい悲鳴……!
まだまだ、浮世絵の中には面白い登場人物・動物がいますので、ぜひ太田記念美術館の企画展・note・Twitterをチェックください。
「はこぶ浮世絵-クルマ・船・鉄道」開催中!
11月からは「闇と光 ―清親・安治・柳村」
太田記念美術館×ミュージアム部
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