Bill Champlin "Memories Of Her"

あなたにとっての「良い思い出」って、楽しいですか？切ないですか？

いきなり問いかけますが、なんでこんなことを言うかというと、この曲を聴くと分かるかな？わかんねーだろうなー♪（古いギャグです）

ビル・チャンプリンのこの曲は、サザンオールスターズの「Ya Ya (あの時代を忘れない) 」のカバーなんです。
サザンのYaYaは、僕も大好きな曲で、仲間のことを思い出してしみじみする歌なんです。聴くと自分の学生時代にフラッシュバックして切なくなったりするんですよね。

「もうあの頃は帰ってこないけど、自分にとっては本当に素敵な思い出だった・・」

とね。ま、それは僕の感想なんですけど。

そう、サザンの初期の楽曲は、切ないのが多いのです。とてもね。それが僕は好きで、いわゆるビンテージ・サザンばかり最近は聴いています。

それで、ビル・チャンプリンはこの曲を楽しい感じにアレンジしているんですよ。それはウハウハな楽しさじゃなくてしみじみ楽しかったな😊というニュアンスですね。
実際、サザンのYaYaの歌詞を読むと、決して切ない内容じゃないんですよ。それが桑田のメロディと声に乗ると、少なくとも僕は切なく感じてしまうんですね。
ビルは、歌詞の通りに素直に解釈してこのカバーを作ったのかも知れませんね。そう感じさせる、ほのぼのとした楽曲になっています。

僕は思いました。洋楽もいいな。AORはやっぱりいいなってね。

カバーというと、よく「本家の方がいい」「いやカバーもそれなりに素晴らしい」という話になるし、日本のアーチストのファンはカバーされたものを評価しない傾向にありますよね。（海外も一緒かな？）
サザンの曲はいい曲が多いので、内外ともにいろんな人がカバーしているんですよね。ユーミンだってそうです。

今度ユーミンの海外カバーも紹介しようと思いますが、ユーミンに関してはほんとに素晴らしいカバーがありますよ。

だけど、日本のサザン・ユーミンファンは、そういうのをあまり評価してないように見えるし、日本では全然流行らないんですよね😴
もっと広い心、というか好奇心とフレンドリーさを持ってカバーバージョン、特に海外のカバーを聴いて欲しいと思います。

そのお願いがてら（笑）この記事を書きました🤗