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意見の違いは調整して解決する

まあ、当たり前といえば当たり前な話ですけどね。

僕はこう見えても過去の会社員時代には企画部門にいて、何かをやろうという時に関係部門の課長や実務担当者を集めて意見やアイデアを聞き、一つの方向に持っていくような作業は日常的にやっていました。

なのでちょっと企画目線での話になります。

皆が同じ意見に収束することはあり得ない

絶対に、意見って、違うんですよね。
誰かが得をすれば、誰かが損をすることもある。

けれども昔の会社なら、部署間で対立が起きた時は、その上の偉いさんが出てきて「こっちで行くからな」みたいな事もあったと思います。

今は、多様な意見を尊重する方向だから、尊重するあまりいつまでも決まらないという事もあるでしょうね。
それでも決めないと、前には進まないから、どうするかというと

調整するのです

やろうとしていることが、会社のためなら(もちろん普通はそうなんですが)同じ会社の者同士だったら、対立したとしても、きっとどこかに落とし所があると思います。
その落とし所を探っていくのが調整です。

ある人たちには我慢してもらわないといけないケースもあるけど、その人たちの(意見の)面目が立つようにする必要があるのです。
我慢する人たちが、納得して我慢してくれる方法を考えて提案するしかないと思うのですね。

誠意と意思

その時に、調整者は傲慢になってはいけなくて、自分が上から目線で「こうしてくだい」みたいな態度に出ると逆効果になってしまうので、ひたすら低姿勢、だけどすごく頑張って考えてる様子を見せる必要もあります。
(実際頑張るんですよ)

常に、それぞれの人たちから「教えてもらう」ような気持ちで、素直に「この件はこうするのがベストだと思うのですが、どう思いますか?」ということを、それぞれの人たちに「個別に会って」事前に相談する必要があると思います。
つまり、ある程度の方向性というか答えは、自分の中に持っておいて、相談するのです。どの人たちにも。

そうして返ってきた答えを、冷静に分析して、賛成なのか、真っ向反対なのか、譲歩できる余地があるのかの、温度を測るのですね。
その上で会議をして「自分が検討した結果、こういう風にしたい」ということを提案して、最終的な方向を決めていくのです。

たぶん

上記のやり方は、今の時代には合っているんじゃないかと思います。

僕が会社で実務をやっていた何十年前(笑)には、企画マンはもっと強くリーダーシップを発揮するようなタイプがウケて、実際そういう人も多かったですが、僕は元々企画畑ではない人で、平社員で、関係部署は専門知識の豊富なエンジニアや役付きが多かったから、ものすごくやんわりと持っていくやり方をしていました。
そのことを、上司が評価してくれたときに、ああ、自分みたいなリーダーシップが無い者でも、企画ができるんだなと初めて感じました。

多様性の中で

多様性が言われる昨今ですが、何かをする時には必ず、利害が生まれるし、それがより複雑になっている世の中かもしれません。
だからと言って、みんなが Win-Win になることを追求すると、どこかで破綻すると思います。
それより、ベターな方向になるべく納得して進むことを考えていく方が現実的だと思います。

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