御用聞きのいいところ
こないだ Twitter で「顧客のもとによく出かける」みたいなことを言われている方がいて、それを引用RTで「御用聞き大事」みたいに書いて流したら「私のはそんなんじゃない」みたいなニュアンスのことを言われましたが。
僕は「御用聞き」にはそんな卑下するようなイメージは持っていないのですけどね。
前提として本来の意味を押さえておきます。
ちなみに、この記事のカバー画像を「みんなのフォトギャラリー」で検索したら「御用聞き」でヒットする画像はありませんでした。
あまり若い人には認識されていない言葉なんでしょうね。
クライアントのところに行く
自営業(Web制作)をやっているときに実感したのですが、何か依頼されたときだけ仕事をするのではなくて、普段からちょくちょく声をかけていたり、お店や会社にお邪魔したりすると、そこで仕事が発生することが割とあるのですよね。
「あそうそう!これがちょっと困ってるんですけど・・」
「うちのお客さんからホームページが〇〇って言われたんですけど・・」
みたいな感じでクライアントが仰ることから、仕事に発展するのです。
そんな体験から、ああ、これってもしかして「御用聞き」の仕事なんじゃないかなー?と思ったのですね。
普段、疎遠にしていると、相談しにくくなる
お客さんなら誰でも、すぐ横に業者がいたら「ちょっとちょっと」って言いたくなりますよね。
僕はホームセンターで販売の仕事をしていた時、土日なんか売り場に出た途端に「ちょっとお兄さん!」ってよく声がかかりました。関西だから「おまえー!」とか「そこの男前のおにーさん♪」と言う人がいたり。
(その場合、必ずしも良い話じゃないクレームだったりするのでビビっていたのですが)
だから、お客さんのところに行くということは、営業としては大切なことなのです。
友達だって「会いに来りゃ会ってやろうか」みたいな気でいると、誰も訪ねて来ませんよね。こちらから会いに行かないと、会えないのです。
ヒアリングとか、要件定義とか
「御用聞き」は、コンサルティングやシステム開発で言うところの、ヒアリングや要件定義のような役割があると思います。
お客さんにしてみたら、改めて申し入れるほどのことじゃないけど、横にいたら聞いてみたいような話があったりします。
ほんのちょっとした素人の疑問なのですが、プロとしてはそこに解決策やソリューションを提供できるヒントがあったりします。
「あー、そんなことなら、お安い御用ですよ」
「〇〇を使えばすぐできますよ」
みたいな感じです。
「へいへいー!」
みたいな感じですね。
それって、業者としては当たり前の姿勢だし、卑下するようなレベルの低いサービスではないと思っています。