スマートデバイスは首ではなく、「腕」に
最近、首や肩にスマホを引っさげている人をよく見かけるようになった。
「え、今さら?」と思われるかもしれないが、なにぶん流行には疎いもので……
かつて自分も、仕事でPHSを首からぶらさげていたが、それがスマホでも実現できるようになったとは。
この、スマホを首や肩にさげるための紐は「スマホストラップ」と呼ばれているよう。
携帯電話のストラップというと、かつて若者がファッション感覚でじゃらじゃら大量に付けていたアレを連想します。
アレ、全然見なくなりましたね。
「ガラケー ストラップ」で検索しても出てきません。
「根付」で検索したほうが早い始末です。
それはさておき。
このスマホストラップ、個人的には危ないものだと思っています。
もちろん、どこかに引っかかったり首に絡まったりして、事故のもとになるのもあります。
ですが一番感じていることは、ズバリこれ。
「歩きスマホを助長している」
これに尽きます。
歩きスマホをする前に、鞄やポケットからスマホを取り出す行為が発生する。
スマホを首からさげていると、その行為が省略される。
その結果、いつでもどこでも手軽にスマホに触れられる。
途中でスマホをうっかり落とすリスクも無くなるため、安心して歩きスマホに没頭できる。
いやこれアカンやろ!!
とんでもないモンを生み出してくれたな!!
歩きスマホが嫌いな僕にとっては、スマホストラップは悪魔の発明としか思えない。
なんて書くとストラップメーカーから抗議されそうですね……
もちろん、メーカー側が歩きスマホ推奨のために作ったとは1ミリも考えておりません。
スマホストラップ、歩きスマホさえしなければとても良い製品だと思います。
駅の改札を通るときや店でキャッシュレス決済をするときには超便利!
という意見も聞きます。
確かにそうです。
改札を通る前や支払前に、スマホが見当たらなくて焦ることもないですしね。
この利便性は捨てがたい。
そ・こ・で!
そんな貴方に、テレレレッテレ~
ハイ、アップルウォッチ~!
なんつって。
Apple製に限らないのでスマートウォッチと呼びましょうか。
電子決済対応のスマートウォッチがあれば、それを使って、サッと決済できます。
重いスマホを首からさげなくて大丈夫!
いいじゃないですか、スマートウォッチ。
スマホを何かの用事で取り出すと、そこからついスマホでいらんことをしがちです。
そして、だらだら歩きスマホに発展することもあります。
スマートウォッチなら、通知をサッと確認してハイ終了!
その名の通りスマートですね。
スマホをいじる時間自体を減らせます。
スマホに触れる時間が減れば、歩きスマホに転じる可能性も下がるのですよ!
すごいぞスマートウォッチ。
現に、歩きスマホをする人はいても、「歩きスマートウォッチ」をする人はあまり見かけないですしね。
歩きスマホ撲滅のカギはスマートウォッチの普及だと思いますわ。
別に歩きスマホが嫌いではない人も、スマホ依存から脱却するきっかけになるかもしれません。
2024年、スマートデバイスは首ではなく腕に、なんてどうでしょう?