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「CLUB DIRTY」: 夢を追う若きラッパーたちの新たな聖地から俺は目が離せない

人気ラッパーでインフルエンサーのRYKEY DADDY DIRTYが発起人となり、他に類を見ない斬新なコンセプトのホストクラブ「CLUB DIRTY」が歌舞伎町にオープンした。ここはただのホストクラブではなく、ヒップホップを愛する若者たちに自分の才能を磨きながら収入を得るチャンスを提供する、まったく新しいタイプの施設だという。

昨年自身のアルバム『MOTHER JANE』を発表し、今年1月に全国ツアーファイナルを地元八王子J:COMホール八王子にて、2パックの『Live at House of Blues』を彷彿とさせる劇場で大成功を収めたRYKEY DADDY DIRTYは、もうこれ以上やれないくらいにラップをして次に進むべく道を世界で探そうとしている最中だった。バンコクでは米ラッパーのセントラルシーや歌手エドシーランが訪れたスタジオにて曲作りをしている最中、スタジオに入るとアーティストの面だけでなく違う一面を覗かせていた。それが正に、「CLUB DIRTY」でおこなおうとしている彼のプロデューサーとしての一面だった。

「CLUB DIRTY」では、ラッパーを目指す若者がホストとして働きながら、同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨できる環境が整っている。売掛け問題など何かと話題になるホストクラブ業界ではあるが、この「CLUB DIRTY」が特別な位置に立ちラッパーたちの聖地になるのは時間の問題だろう。接客の合間にスタッフ同士でラップを作り、ライミングスキルを磨くことが奨励されているのだ。まさに、ラップが好きな人にとっては夢のような職場と言える。

発起人のRYKEY DADDY DIRTYは、店のサイトで自身の経験を踏まえてこう語る。「俺だって昔は好きなことだけじゃ生活できなかった。男は修行するしかない。日々自分の価値を上げていくしかない。夢を叶えるその日のために、自分に自信を持てるよう努力し続けることが大事なんだ。」

一部のクラブが行っているような、女性を不当に扱うビジネスモデルについてもRYKEY DADDY DIRTYは否定的だ。「女性を道具扱いして稼がせたり、無理やり高額の請求をしたり、借金を背負わせたりするのは間違ってる。自分自身が成長して応援される人間になれば、売上なんて自然とついてくるはずだ。」 CLUB DIRTYを音楽の聖地として成り立たせるには、ホストクラブの常識を打ち破らなければならないようだが、そこはRYKEY DADDY DIRTYや若い世代の頑張りに期待したい。

「CLUB DIRTY」は、夢を追いかける若者たちに、健全な環境で自己研鑽に励める場を提供する。ここで働いている間は、薬物やトラブルよりもラップにフォーカスした方がいいだろう。

ただし、RYKEY DADDY DIRTYは「2年で稼いで卒業しろ」とも言う。ここでの経験はあくまでも夢への通過点であり、いつまでもホストとして留まることは推奨していない。二年間耐えて、本当は真面目で頭もいいRYKEY DADDY DIRTY教えの元で2年学び、その後に好きな道を進めばいい。

このユニークで前例のないコンセプトはヒップホップ文化の本質とも通じるものがある。RYKEY DADDY DIRTYは自らの体験を通して、若者たちに自立心と自己研鑽の重要性を説いている。ホスト業はストリート同様に危険なビジネスだが、ドラッグの売買や闇バイトより健全な職業だ。礼儀に厳しいRYKEY DADDY DIRTYの教えはラッパーを目指す若者にもちょうど良いだろう。

この動きは世界的にも非常に革新的にみえる。RYKEY DADDY DIRTYのタイの仲間に聞かせたら面白がるかも知れない。最近はジェイ・Zやカニエ・ウェストなどの海外アーティストが東京を頻繁に訪れるようになったが、彼らのようなセレブ客人が訪れたくなるようなムーブメントも期待せずにはいられない。「CLUB DIRTY」の挑戦は、ヒップホップシーンのみならず、エンターテインメント業界全体に新たな風を吹き込むことになる。

危険と夢がいっぱいのクラブダーティーから今後も目が離せない。

CLUB DIRTY 
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-3-4 地下1階

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