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英語学習が停滞している時に考えてみること【第二言語習得論】

コロナ渦をきっかけに英会話を始めた方も多いのではないでしょうか。未曾有のウィルスのおかげで、期待もしていなかった在宅勤務を始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2020年春頃から広がってきた在宅勤務。私は中小企業の海外営業事務職であり、少数精鋭で事業を回していたため在宅勤務などをする必要はありませんでした。しかし、親会社や同系列の子会社が在宅勤務を導入したり、政府により在宅勤務が推奨されたことによって、人生初の在宅勤務が始まりました。

通勤がないおかげで、業務前後に数時間余裕ができます。
朝活をすることが習慣化されていたおかげで、1日に数時間ほど英語学習に時間を費やすことができました。

当時行っていたものは、2分間スピーチ、英文ニュースの精読(リーディング、リスニング、シャドーイング)でしたがひとりで行う英語学習に限界を感じたため、それまでは苦手意識のあったオンライン英会話の無料体験を始めたわけです。

数多くの格安オンライン英会話がありましたが、大手3社(ネイティブキャンプ、DMM英会話、レアジョブ)の無料体験レッスンを受験し、レッスン受講し放題のネイティブキャンプを受講することに決めました。いちにち中、ひとり暮らしの部屋にいなければいけなかったためレッスン受講し放題のネイティブキャンプには大変お世話になりました。コロナ渦のせいで友人に会えなくても、オンライン英会話があれば英語を学びながら誰かと話しながら時間を過ごせたからです。

上記は2020年の私ですが、同じような方は多いのではないでしょうか?(仲間ですね!笑)

しかし、オンライン英会話を3年間しているけど英会話が上達しているか分からないとか、ネイティブプランは高額なので多国籍講師とは話せるけどネイティブとの会話ができるかはわからない、など、長年オンライン英会話を続けているのに、実際に英会話ができるようになっているかは不安と思っている方も多いのではないでしょうか。(「ネイティブキャンプ」と謳っているのにネイティブとは話せない方もいますよね)おそらく、多国籍講師とだけ話している場合は、ネイティブと話せないのは道理が通ります。

では、それはなぜなのでしょうか。
ネイティブスピーカーと対等に話せることを目標に英語学習をされている向けに、第二言語習得論の思考に基づいて「英語学習が成功する思考」について書いていききます。


1、あなたがネイティブスピーカーに相手にされない理由を考える

最初に知っておきたいことは、ネイティブスピーカーはモノリンガルが多く、日本語とは文法・発音で多くの違いがあります。
ネイティブスピーカーに通じなくても、多国籍の英語話者に通じればいいのか、それともネイティブスピーカーと話す必要性があるのかを考え、英会話学習を進めることもひとつの方法です。

下記からは、「あなたがネイティブスピーカーに相手にされない理由」について第二言語習得論の知識を持った上で考えうる理由を記載していきます。

オンライン英会話で机上の英会話しかしたことがない

英会話というのは、「コミュニケーション上の必要性を表現するための学習である。」と言われています。

日本人英語学習者が英語を習得しようとするときにすることといえば、まったく関連性のない状況から語彙を学び覚えることではないでしょうか。

例えば、格安オンライン英会話大手3社のうちのネイティブキャンプでは、「日常英会話」教材があります。

そのうちの Chapter 3-1: Explaining a situation in passive forms で下記のような会話をしています。

Layla got scratches on her arm, and David is asking her what's going
Laylaは腕に傷を負い、Davidは彼女にどうしたのかと聞いている。

David:  Hey, what happened to your arm?
Layla: Oh, this? Emily and I found a cat in front of the lab, and I got scratched and bitten.
デイビッド:ちょっと、その腕どうしたの?
レイラ: ああ、これ?エミリーと研究室の前で猫を見つけたんだけど、引っ掻かれて噛まれちゃったの。

ネイティブキャンプ Daily Conversation Beginner Course 3-1:Explaining a situation in passive forms

会話の前に、シチュエーションの表記があります。
この場合は、Laylaさんが腕に傷があったのでDavidさんが心配して声をかけているという状況です。

会話を聞く前に与えられる語彙は下記の6つです。

scratch
bitten
vet (veterinarian)
hurt
Poor thing.
afraid of

ネイティブキャンプ Daily Conversation Beginner Course 3-1:Explaining a situation in passive forms

キーになる語彙は、

got scratched
be bitten
Is she hurt or something? 
Poor thing. Was she hurt by someone?

ネイティブキャンプ Daily Conversation Beginner Course 3-1:Explaining a situation in passive forms

そもそも、英語初心者にとって英語を読んだり聞いたり、NewWords and Expression(今日の語彙・フレーズ)を理解してその意味を覚えたりすることで精一杯でしょう。

NewWords and Expression、会話文、理解度確認のためのQuestionを3つこなした後は演習問題があります。

下記はその一例です。

Teacher: The dog scratched the veterinarian.
You: The veterinarian was scratched by the dog.
先生: 犬が獣医師を引っ掻いた
あなた: 獣医師は犬に引っ掻かれた

ネイティブキャンプ Daily Conversation Beginner Course 3-1:Explaining a situation in passive forms

講師 (Teacher)が英文を読み上げた後、生徒は本テキストのテーマである「受動態 = passive forms 」に文章を直していきます。

これらの練習は、前回のノートで記載した「明示的知識」のインプットをし、受動態の使い方をアウトプットしていることになります。

しかし、よく考えてみると「犬に引っ掻かれた」「獣医が犬に引っ掻かれた」「怪我をした」「彼女(噛んだ犬)は誰か(人間)に傷つけられたことがあるのですか?」という文は、日常生活の中ではなかなか使うことがないでしょう。

しかも明示的知識のインプットとアウトプットを25分で終わらせ、次回は次の章に移りますので、今回学んだ語彙・フレーズをどれほど覚えられていられるか、ということになります。

今回参照しているテキストの最後にはFree Conversationがあり、自分の経験を自由回答する練習をすることができます。

下記は質問文です。

Share your experiences with animals. Have you ever been chased?
動物にまつわる体験を共有してください。追いかけられたことはありますか?

ネイティブキャンプ Daily Conversation Beginner Course 3-1:Explaining a situation in passive forms

動物に追いかけられたことがありますか?というお題です。
今回学んだ語彙・フレーズをアウトプットするには良さそうです。
しかし、このような話題を日常的に英語で話すことはあるのでしょうか?
もちろん、ビジネスで使う場合や、動物に関する仕事で英語を使うことがある方など、英語学習者のバックグラウンドはさまざまですので、使う場合もあるでしょう。

しかし、若い世代の留学生やさまざまなビザでアメリカに滞在している人々はどうでしょうか。
少なくとも私は動物に追いかけられたかという質問をされたこともしたこともありません。

オンライン英会話で学ぶ英語、実際にネイティブや非日本語話者を目の前にした状態で、今回レッスンで1度学んだ語彙・フレーズがサラッと出てくるのでしょうか。

できていれば、英会話で苦労はしません。

もちろん、英語を学び始めて数ヶ月で、動詞の変化や基本的な文法でつまずいているという方は苦労するところがまた異なるでしょうが、ある程度語彙・フレーズの理解が早く、文法も理解している。しかし英語が口から出てこないという方は、オンライン英会話だけでは本当の英会話はできるようになるのかが疑問です。

実際にネイティブスピーカーと話したことがない

もし、あなたがこれから多くのネイティブスピーカーと話す機会があるとしたら、どのような会話をするのでしょうか。

それは、一緒に話している人々によっても、話している環境・状況でも、その日の天候でもずいぶん異なってくるでしょう。

これはご自身で経験しない限りは肌感が掴めないというか、本当の英会話をしたい場合はまずは英語が話されている環境に飛び込んでみないとはじまりません。オンライン英会話でいつも受講している多国籍講師は友人のようなもので、お互い慣れ合ってしまうことがあります。

そして、日本に住んでいる限り、特に都市部や都市近郊部で核家族やひとり暮らしが多い場所では、日本語でさえもスモールトーク(雑談)が行われることは少ないと思われますのでご自身の感覚で体験できないこともあります。

海外旅行をしたことがある方は経験があると思いますが、日本を飛び出ると、街を歩いていたり、日本ではありえないような問題が生じることがあり、現地人と会話をしなければいけない状況が発生します。

そのような時のことを想像してみていただくと、道を歩いていたり同じレストランで食事をしている赤の他人との雑談で何を話せばいいのか、というところから始まると思います。

大抵、日本人英語学習者でそのような状況に慣れていない場合は笑ってやり過ごすという、よく海外ドラマで見るような典型的な日本人観光客になってしまいます。NetflixのSeinfieldという90年代のシットコムをご存知でしょうか。そのSeason 8 Episode 7で Could Jerry Seinfeld Be Big In Japan?というエピソードがありそこで日本人観光客が滑稽に描かれていますので是非みてみてください。

文化や言語の相違でさまざまな勘違いが起きています。


上記はコメディショーなので大げさなスクリプトになっていますが、あなたが観光客としてアメリカに来て、現地人と出会い会話をするという状況になったとします。どのような会話をしますか?またその会話ができるほどの、自分の考えを相手に伝えられるほどの語彙・フレーズは知っていますか?


ネイティブスピーカーはモノリンガル。文法・発音で多くの違いがある。ネイティブスピーカーに通じなくても、多国籍の英語話者に通じればいいのか、それともネイティブスピーカーと話す必要性があるのかを考える。

よく出てくる話題で使う語彙をあらかじめ把握していない

私のような30歳前後の英語学習者に多いのが「子どもの出産」です。
大学の同級生や、義姉、親戚が出産したという話は、日本に限らずアメリカでもよく聞くことがあります。

すでに子どもがいる家庭も多く、3人以上の子どもを持つ家庭も多い印象があります。(私が住んでいるのは都市ではなく郊外ですからね)
そのため、「いつ生まれたのか」「いつ産んだのか」の語彙は多く使う印象があります。雑談としててです。

例えば教会で知り合った人と初めて話す際は「この教会にはいつ頃から通っているのか、どのように教会を知ったのか、どこら辺に住んでいるのか」などのトピックが多いです。子どもが周りにいたら「子どもの名前、年齢、周りで妊娠している人がいれば、または親戚のあの人はちょうど先月に子どもを産んだばかり」だとか、子ども・出産にまつわる会話が多くなります。

そうすると、オンライン英会話で習う「got scratched」よりも出産に関する語彙を知っておいた方が良さそうだと判断します。

そもそも「出産する」という表現は英語でどのような表現ができるのでしょうか。
30歳前後になると、周りでも出産する友人や知り合いは多くなります。

「私の友人が2、3週間前に出産したの。ふたり目の子どもなんです。」「She gave birth a weeks ago. It's her second child.」

出産の意味を日本語と英語で比較してみます。

日本語:

1 子が生まれること。また、子を産むこと。「男子を―する」
2 産物ができること。産物をつくること。産出。「―地」

https://www.weblio.jp/content/%E5%87%BA%E7%94%A3

英語:

give birth (to somebody/something)
Idioms
give birth (to somebody/something)
to produce a baby or young animal

https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/american_english/birth#birth__119

"give birth"は名詞"birth"のイディオムです。
"give birth to …"と使われるとおぼえるしかありません。しかし"give"の意味を理解することも重要そうです。

do/produce something
[transitive] used with a noun to describe a particular action, giving the same meaning as the related verb

https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/american_english/give_1?q=give

"produce"の意味がありました。日本語の「産出」の意味に近そうですね。

日本語での「子どもを出産する」は英語では「母親が子どもに誕生を与える」のような意味合いがあると気づくかと思います。

私の周りでも妊娠している知り合いがおり、ネイティブスピーカーの話を聞いていると"give birth"という言葉が頻繁に使われていることを観察しました。そのため、私も "have a child"というよりも"give birth"を使うようになりました。同じような言葉遣いをする方が、周りのネイティブスピーカーに伝わりやすいためです。

もし、「出産する」という一般的な表現を知らないとどのようなことが起こる可能性があるのでしょうか。 「生まれるは I was born だから、born を使えばいいのかな?」と " The baby was born a few weeks ago." と使ったとします。この言い方は一般的ではないため、モノリンガルで生きてきたネイティブスピーカーにとっては理解するのに時間がかかるかもしれません。
もちろん文法的にはあっているのですが、イディオム的にいうと非一般な表現の仕方だからです。

言語、私の場合は英語ですが、を使えるようになるということは、住む地域のネイティブスピーカーの言い回しを真似することで同じ土俵に立つことができるというか、同じ言語を使っているものとして会話を進めやすくなることもあります。

英会話ができるようになるには、文法・発音・単語だけではなく、ネイティブスピーカーの概念、文化の理解も必要になってくるのではないでしょうか。

特に、クリスチャンが多いアメリカ(私の経験では都市郊外は本当にクリスチャンが多いです。どこにでも教会があります)では、妊娠・出産は宗教的に祝福されるものですから、褒め言葉などの表現も知っておかないと、「いつも物静かなあのアジア人ね」の印象でストップしてしまい、雑談をすることも少なくなってしまいかねません。

2、英語を勉強することに焦点を当てていることを疑問に思ってみる

英語の勉強とは資格取得だけではない

もちろん、英語学習とは英単語・英文法・英語の発音を学び、英会話ができるように英語という言語を学んでいくことです。

そのため、多くの日本人英語学習者は英語の参考書を読んだり、英文ニュースを読んだり、英語で政治・経済を理解してディベートができるようにしたり英語を学んでいきます。特に英語を必要とするビジネスパーソンは英語で世界を知る、ということが大事になってくるでしょう。

しかし、英語で世界を知る、英語でディベートができるようになるために英語を勉強すれば、英会話ができるようになるのでしょうか。
難しい単語を覚えて、英単語アプリで正解率を上げることで英会話が上達するのでしょうか。

もちろん、特定の期間はTOEICにハマっているからTOEICに向けて勉強をすると決めている方や、会社で英検準1級が必要とされているから試験に向けて勉強をしている方もいらっしゃるでしょう。英語学習者には各自の目的があります。

しかし、英会話が上達するために単語・文法・発音だけをしていればいいのでしょうか。

第二言語習得論では、以下のように述べられています。

言語習得は、人間の状態を理解する一つの方法が言語の理解であることから、関連性があります。
「第二言語習得は、当然のことながら人文科学の一部ですが、社会科学の一部でもあります。Merriam-Websterオンラインでは、「人間社会の制度や機能、社会の構成員としての個人の対人関係を扱う科学の一分野」と定義されています。」SLAそのものは、発展中の認知神経科学の一部であると考えることができます。

Second Language Acquisition, An introductory course Third edition, Susan M. Gass and Larry Selinker, P6

第二言語習得論では、言語学習というのは「人を知る」ことも含まれると述べています。住んでいる地域によって、どのような年齢層、職種、人種が多いのか、ネイティブスピーカーと言ってもひとりひとり異なる性格、信仰を持った人間ですから(あちらからすれば私たちが日本語ネイティブスピーカーですが、日本人ひとりひとりはまったく異なる性格を持ちます)、例えば、あそこのDaveはこういう人柄で、あちらのJohnはこんな人柄で….という性格の把握が大事だったりします。もちろん性格上合う、合わないもあります。

この人とはこのような会話が盛り上がる、とかこの人はあの話題についてはタブーである、など。相手が気持ちよくコミュニケーションができるように気遣いをして言葉のチョイスをするというのは、英語だけではなくすべての言語に共通する社会的常識です。


3、文法を会話にどう発展させるか考えてみる 

あなたが日常生活で使う会話

例えば子どもであれば、「あの子が遊んでいるおもちゃ、私も欲しい」ということがあります。

I want that toy that that boy is playing with.

英語が使われている環境で育ってきたのであれば、幼稚園生、小学生の子どもでも上記のように単語を組み合わせることができます。

概念としては、「私は(S)欲しい(V)あのおもちゃを(O)あの男の子が遊んでいる(M)」です。

成人した日本語ネイティブの学習者は、第五文型という概念を以って上記の例文を解読しなければいけません。

第五文型といえば、あらゆる英文法の参考書にしつこいくらい出てくる中学文法です。中学、高校で学んだ際はおろそかにしがちな超基本文法ルールですが、英語を第二言語として学ぶ私たちにとっては知っておかないと文を組み立てることができない=知っておかないと一生英会話ができなくなるほど、英語の要(かなめ)とも言える知識になります。

日本語だとどうでしょうか。

「あのおもちゃ私も欲しい、あの男の子が遊んでいるやつ」などでしょうか。「私もあのおもちゃ欲しい」でも通じそうです。こう見ると日本語は柔軟な言語なのかな?とさえも思えます。

しかし、大人であればこのようなことをいう機会はそうもありません。

大人であってもどのような仕事をしているのか、ひとり暮らしか、同居をしているのか、趣味は何かによって使う言葉の種類が変わっています。

例えば、日本にあって私が住んでいるアメリカの田舎町に無いものは何でしょうか。

以前こんな話をしたことがあります。

「私は、通勤時にコンビニに寄って朝ごはんを買います。いつも買っているのはコーンマヨパンです。コーンマヨぱんって英語でなんていうのでしょうか?」


コーンマヨパン

私もコーンマヨパン好きです。
あのパンの甘さ、コーンの甘さ、マヨネーズの酸味がとてもマッチして、身体に良く無いとはわかっているんだけども空腹時は2つはペロリといけてしまいます。

コーンマヨパンのように、美味しい惣菜ぱんはコンビニで買うことができます。特にセブンイレブンのパンがお気に入りです。

このように、日本人には一瞬で伝わるけれども他国の人、特に欧米では通じない話題について話すことを想定してみます。(東南アジアにはコンビニ普及していますよね!)

まず、英語初心者の人は「コーンマヨパン 英語」とググってどんな単語が使われているか確認します。

しかしグーグルでも、コーンマヨパンを英語で何というのか、なかなかいい検索結果が出てきません。

そもそもコーンマヨパンというのは何なのでしょうか、というところから始まります。

コーンマヨパンというのは惣菜パンの一種ですね。日本のコンビニやパン屋ではさまざまな種類の惣菜パンが売られていますが、これは日本特有のようです。

惣菜パンは
Filled & Stuffed Bread
Pastries
というそうです。

では、コーンマヨパンというのはそもそもどんなものなのでしょうか?


困ったら写真を見せるのもありですね。

・惣菜パンである
・パンの上にコーンとマヨネーズが乗っている
・ものによってはハムが乗っているのもある
・パンとコーンの甘さ、マヨネーズの酸味のバランスが素晴らしい
・どのコンビニにも売ってあり、日本人にとっては日常的に食べる機会が多い

・It is a pastry.
・There are corn and mayonnaise(発音/ˈmeɪəˌneɪz/ /ˌmeɪəˈneɪz/) on top of the bread
・Sometimes I find the ones with a piece of ham on the bread.
 ・I love the well-balanced flavor of sweetness of bread and corn and sourness of mayonnaise
・Every convenience store has it, so it is very common for us to have the "Corn - mayonnaise bread" for breakfast, lunch or snack.
・パンの上にコーンとマヨネーズ(発音/ˈɪəˌneɪ)が乗っている
・たまにパンの上にハムが乗っているものを見かけることがあります。
・パンとコーンの甘みとマヨネーズの酸味のバランスが好きです
・コンビニにも置いてあるので、朝食や昼食、おやつに「コーン・マヨネーズパン」を食べることが多いです。

どうでしょうか。

苦し紛れながら、コーンマヨネーズパンの説明をしてみました。
これで、コーンマヨの存在を知らない人にでもコーンマヨについて理解してもらえるのではないでしょうか。(写真で見せた方が早い気もしますが)

このように、自分が説明したいことを、今持ち合わせている単語、文法、発音の知識を使って何とか説明するということで英会話が成り立ちます。
そして、そこから会話が広がっていくこともあります。

あなたは、日常生活でどのようなことを話していますか?
それを英語で言おうとするときにどのような使い回しをしますか?

これらを意識していきながら、英会話レッスンで学んだことを自分が英語で表現したいことをネイティブに伝える練習をしていくと、とても実践的です。表現したいこと、というのはおそらく自分の体験、知識に基づく考えかと思います。そうなると、自分のことを知る、自分のことを説明できるようになる、ということもとても大切になってきます。

アメリカの日常生活で使う会話

私がアメリカ生活を始めて、初めて理解した概念が多くあります。
その中でも「ポストの使い方」というのはいちばん新しい概念です。

アメリカで住んでいる住宅に備えてあるポストは、他の住人と隣り合わせになっています。


こんなに多くはないけど5家庭分のポストがあります

私はまだ運転ができないので、郵便物を出したい時にどうしていいかわからず、近隣の人に郵便局に連れて行って欲しいと頼んだ時に言われたのです。

「ポストに投函すれば郵便配達の人が回収してくれるよ」と。

日本では、郵便物を出すときは赤いポストに投函するか郵便局に持っていきますよね。

しかし、アメリカでは住宅に備わっている郵便ポストに送りたい封筒を切手付きで入れて、赤い矢印を立てておけば勝手に回収してくれるのです。

その概念を理解するまでは、怖くて郵便物を自宅のポストに投函することができなかったのですが、いちど勇気を出してしてみたらきちんと郵便局の配達員が回収してくれて送り先に到着したので、日常的に使うようになりました。

下記の写真のように Red Flagを立てておくと、郵便局の配達員がポストの中身を回収してくれます。

そして新しい郵便物を入れてくれる、という流れです。

赤いフラッグを目安に郵便局員が回収してくれる

上記の概念が理解できていなかったので、近所の親切な人が下記のように教えてくれたのですが理解ができませんでした。

"You can just put it in your mailbox and flip up the red flag, the mail person will pick it up when they deliver the mail tomorrow."

単語がわかっていないと、話の流れも掴めず会話が続かないということもあります。

「第二言語をよく知るということは、その言語のネイティブスピーカーと同様の情報を知っているということである。」
この言葉は英語学習者が知っておくべきです。英語ができないということは私たちの能力不足だけではなく、さまざまな原因がありそうですから。

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