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平和な日本

今日は電車で、治療のために母を連れて、新宿を経由して、都心へ行ってきた。

高齢の母を電車などの公共の交通機関に乗せて、どこかに移動することは避けたいので、なるべく妹の車での移動をするようにしている。

しかし、都心まで車で行くには遠いし、仕方ない。

私が新宿に行くのは、数年ぶり。

久しぶりの電車の中で、乗っていた人を観察していたら、

どこの国でも同じなのだけど、ほとんどの人はスマホを見てて、

読書していた人も2,3人いた。

一人は脚が痛いのか、座りながら両脚を一生懸命マッサ-ジしていた。

電車の中は、みんなそれぞれ自分の世界にいるんだなぁ。

その他の人は、疲れているのか、眠っていた。

一生懸命働いて、ご苦労様!だ。

でも、電車の中で、ぐっすり眠ることが出来るのは日本だけ。

海外の電車の中で寝てしまったら、目覚めたときに貴重品はなくなって、とんでもないことになる。

日本は安全な国だ。

だから、スペインでは、盗難に遭う日本人が多く、私は何度か警察に通訳として付き添ったことがある。

現金を持ち歩いたら危ないと注意が出ているにもかかわらず、現金を持って歩いているので、荷物と一緒に盗まれる。

レストランで、バッグを横に置いたりして、食べていると、ちょっとの不注意で、盗まれる。

マクドナルドでは、大きなリュックを床に置いて食べてる隙に盗まれた人がいた。

だから、私が日本で膝にバッグを抱えて食べるので、母と妹に笑われる。「ここは日本よ。」と。

また、偽った警官に騙されて、車の中に所持品すべてを入れろと言われて、全額の現金を盗まれてしまった人もいた。それも、数十万円。

ケガをさせられなかったから良かった。

他人のことばかり言ってるけれど、私も二回盗まれたことがある。

一度目はデパ-トで同僚と上司と買い物をしていた時。

私が二人からちょっと離れて、暖房売り場で、見ていたら、小銭入れを入れてたポケットの重さがいきなり軽くなった。

周りを見たら、ついさっきまで近くにいた、怪しいジプシ-風の女性二人がいなくなっていたので、あわてて、デパ-トの外に走って行ったら、見つけたので、「どろぼ~~!」と言って、叫ぶと、

「私たちが何をしたって言うの?何も盗んでなんかいないわよ。」と大声で叫んで、ロングスカ-トをまくり上げた。

警備員が「あいつらだけじゃないよ。もう一人か二人いたんだ。あきらめるしかないな。」と言われた。

小銭だけだったので、そんなに大きな金額ではなかったけれど、財布に愛着を感じていたので、悲しかった。


二度目は、中心から離れたデパ-トに頼んでいた商品を取りに行った時。

取りに行くだけでなく、ちょっとだけ、他の物を見てから戻ったら、赤い分厚いビジネス手帳がバッグからなくなっていた。

手帳の中には小切手帳とパスポ-トを入れてあったのだけど、バッグも重かったので、帰るまで全く気づかなかった呑気な私。

見つからないだろうと思ったけれど、すぐにデパ-トに電話すると、

「ないけど、見つかったら連絡する。」というあまり期待できない返事だった。

翌日は土曜日だったので、警察に行って、盗難届を出した。

小切手帳のサインがパスポ-トと同じサイン。

心配だった。

銀行も週末は閉まっていて、何もできなかったので、見つかりますようにと祈るしかなかった。


月曜の朝、デパ-トから、見つかったという電話がかかってきて、慌てて行って、聞いてみると、手帳が見つかった場所は、毛皮のポケットの中。

財布でなく、手帳であるのを知って、近くの毛皮売り場で、ポケットの中に入れたようだ。

見つかって良かった。

小切手も使われてなかったし、パスポ-トもあった。

本当にラッキ-だった。


その後、引っ越した時には、中心街は危険だと聞いていたので、通勤するのにバッグは持たず、大手のス-パ-のビニ-ル袋に財布を入れて歩いていた。(カッコ悪いけど)

すると、それを見たお客さんに、「バッグ買ってあげましょうか?」と言われて、恥ずかしい思いをしたことがある。


とにかく、日本は平和で安全なんだ。

この平和が世界にも飛び火すればいいのだけどね。

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