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便は心身の健康のバロメーター

みなさんは、自分の排便を観察したことは
ありますか?

便は自分の今の身体の状態を知ることができる
“心身の健康のバロメーター”です。


看護師として働いていたとき、
毎朝患者さんに排便状況を聞いていたほど
排便状態は身体の中を教えてくれます。

では、どんな便の状態が身体の調子が良いと
言えるのでしょうか。


〇便の軟らかさ

便の成分は、およそ70%が水分で、
残り30%は食べカスや腸内細菌と言われています。

理想的な便は、水分を適度に含んだ半練り状の
バナナのような便。

泥のような便や水様便は、
ストレスや食べ過ぎなどによって
腸の働きが過敏になることで、
水分がきちんと吸収されないまま排出されたもの。

また身体の中が陰性になっている状態。

カチカチの塊のような硬い便は、
腸の動きが停滞して便が腸内に長く留まることで、
水分が吸収されすぎてしまったものです。

腸の機能の低下のほか、
水分不足や食生活の偏りなどが原因です。

また身体の中が陽性になっている状態。


〇便の色

胆汁に含まれる成分によって茶色~黄土色が
良い状態です。

正常な状態でも、牛肉・豚肉など
動物性タンパク質のものを多く食べた後は
赤茶色の便になったりもします。

黒色便、緑色便、赤色便、灰白色便が続きときは
病気の可能性もあります。


〇便のにおい

顔をしかめるような悪臭にはなりません。

動物性タンパク質を多く摂ったとき、
ストレスを感じているとき、
腸の病気のときは嫌なにおいが強くなります。

(アメリカ横断中に友人が肉を食べ続けたら
便もおならも臭くなったと嘆いておりました。笑)


〇便の回数

排便回数は個人差があるのですが
1回/日から1回/3日程度なら問題ありません。


便の状態は、食生活、運動不足、ストレス状態、
睡眠状態を反映しています。

便の異常を覚えるのではなく、
毎回自分の排便を観察し、自分にとっての
健康な便の状態を知っておくことが大切です。

いつもとは違う便が出れば、
食生活はどう?睡眠は?運動は?ストレスは?
休息は?と自分を見直し、
今の自分に必要なものを取り入れるようにしましょう!


何気なく便を流してしまうのではなく、
便の様子をチェックすることで、
自己対話を深めて、今日も心地よく過ごせるように
自分を整えましょう!



今日も素敵な1日をお過ごしください!


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