#推し短歌 ①楽器と私の物語
奏でたい
わたしを虜に する音色
ケースを開ける 手ももどかしく
【解説】※わたしは5年前からバイオリンを習っています。世界一難しい楽器というだけあり、一音ごとへのこだわりと憧れは、上達するほどに高く高くなっていきます。
でも実は、ほんの1年前まで私はまったく練習もせず、本来のあの独特の深く澄んだ音色を一音も出す事ができずにいました。
そしてそれを私の生まれ持っての発達障がい独特の身体の使い方の不器用さを理由にしたことも。
そんなある日、ある方と偶然出会い、バイオリンに向ける想いや奏者としての心の在り方まで教えていただく事ができたことで、この一年で私は変わりました。
楽器と私にとって運命的ともいえるほどの音の変化を感じ、今は毎日早くケースを開け、バイオリンの弦を張りたい、昨日よりも良い音色を奏でたいと思っています。
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