EPOCALC

ナイアガラー大学院生。ネタに振り切った音楽ライター集団Water Walkを元気に運営…

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ナイアガラー大学院生。ネタに振り切った音楽ライター集団Water Walkを元気に運営中。 https://epocalcgarage.hatenablog.com/

マガジン

  • Water Walk Magazine

    • 86本

    変な音楽記事の集合体

  • ○○について

    虚実混交エッセイ

  • 最近聴いて良かった音楽

    約二ケ月に一回程度、聴いて良かった音楽を新譜・旧譜に関わらず纏めます。

  • 音楽づくし

    数々のディガーをだました、架空の音楽についてのレビュー

  • リマスター記事

    三年間ほぼ毎週更新した「EPOCALC's GARAGE」の記事を改稿し、再公開したもの。

最近の記事

備忘:オモコロの音楽系企画記事

オモコロやその周辺の音楽系企画記事をまとめました。自分の備忘用です。 音楽関係の企画記事制作時の参考にどうぞ。 ぼくたちはビートルズをあまりよくしらない全ての音楽企画記事制作者はこれを読むべき。 妄想バンドのアルバムジャケット選手権2016年にこの企画はあまりにも早すぎる。 エマーソン・レイク・アンド・パーマーのグレッグ・レイク逝去/聴くべきアルバム5選+αブロスだとこんなのもあるんですね。ギャラクシーさんの記事だと80年代ポップスの記事もあります。 マンスーンの「最

    • 【目指せ完全版】サブスクにないアルバムリスト(随時更新)

      サブスク型音楽配信サービスの利用が一般的になり、音楽ファンの知識量が以前と段違いになっている。今までマニアだけが知っていたアルバムも、サブスクにさえあれば現在は皆知っていると言っていいだろう。 しかしながらサブスクにすべてがあると思ったら間違いである。山下達郎やをはじめとして、サブスクにない名盤というものは多数存在する。しかし正規の方法での試聴が難しいものや廃盤してしまってそれなりの値段がつくものも少なくないため、購入のハードルがやや高いのも否めない。 そんな状況を憂い、

      • アツいエンタメ 24年6月号

        私EPOCALCが極個人的に「アツい!」「面白い!」と感じた任意のエンタメについてご紹介します。(要はマイブーム) ことラボYoutubeチャンネルことらぼがアツい。 言語学・言語哲学近辺について解説してくれているチャンネル。登録者4桁の頃から追っているが、毎回のクオリティが非常に高い。また参考文献リストも充実しており、そこを読んでも楽しい。毎度の更新をとても楽しみにしている。 滅相もないテレビドラマ・滅相もないがアツい(アツかった)。 まず「世界中の空中に突然大穴が

        • 最近聴いてよかった音楽 24/06

          最近聴いて良かった音楽です。新旧混合。 Kiko's Secret Garden / No Memoryアイダホ州のアンビエント作家による作品。 映画のサントラのような、キンキンにリバーブがかかった電子音や鐘などが心地よい。その中からわずかに聞こえる川の流れ、鳥のさえずりといったフィルレコにも大変癒される。アンビエントというより、ヒーリングミュージックに近い性格を持った作品である。疲れた日常から逃避したい時、八面六臂の大活躍をしてくれること間違いなし。 サブスクに来てい

        備忘:オモコロの音楽系企画記事

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        記事

          最近聴いてよかった音楽 24/04

          ここ数か月で聴いて良かった音楽です。新旧混合。 The Pilgrim, Their God and the King of My Decrepit Mountain / Tapir!RYMをちらりと覗いていたところ、結構な話題になっていたので聴いてみたアルバム。フォークロックながら、大変電子音楽的なミニマルさが見られる作風。サティのジムノペディをベースにした曲が入っているあたり、アンビエント系のエレクトロから影響を受けた節も多そうだ。サウスロンドン出身ということもあり、最

          最近聴いてよかった音楽 24/04

          最近聴いてよかった音楽 24/01

          あけおめことよろ。 最近聴いて良かった音楽です。新旧混合。 オスティナーティ / 山田岳現代音楽ギタリストによる作品。なんでも1978年から2016年に作った作品が収められているそうだ。幅が広すぎでは。 印象的だったのは想起 - 迂回。ギター独奏とポエトリーによる非常にシンプルな曲だが、シンクロしていた両者が段々と離れていく様が面白い。ギターの音の説明をしていたはずのポエトリーが最終的に自転車の修理方法を喋り出す。その他の曲も「間」を意識した構成であり、昨今のアンビエン

          最近聴いてよかった音楽 24/01

          自作チョコについて

          バレンタインデーが近い。好意を寄せている相手へ自作チョコをつくる方もいるかもしれない。 そこで僕はふとある疑問が浮かんだ。 自作チョコというのはどこからが自作と言えるのだろうか。 …...いや、「自作チョコはカカオから作れよ~~」というチンケな話をしたいわけではない。そういう話はTwitterによくいる、つまらない有象無象に任せればよい。 僕の言いたいのは「どこまでが自作チョコとして許容されるのか」ということだ。溶かして型に入れる、これは自作チョコと言ってだろう。しかした

          自作チョコについて

          最近聴いて良かった音楽 23/12

          最近聴いて良かった音楽についてつらつら語るコーナー。新旧混合。 Viene…/Congregacion南米チリの音楽を漁っていたところ見つけたアルバム。現地では不動の名盤と称されているらしい。 名盤扱いも納得の、浮遊感と土着感あふれる神秘的なフォークが楽しめる。決して陽気な音楽ではなく、むしろダウナーな音楽性なのだが南米の空気感を確かに感じる。これは唯一無二のアルバムであろう。 白眉は二曲目Arrebol。バイオリンのリフやコード感が最近のフォークと言われても信じてしまい

          最近聴いて良かった音楽 23/12

          The Very Best of EPOCALC

          この記事は私の活動をよく知ってもらうための、ベスト盤です。 ・最近ライブで出くわしたが、この人何をやっているんだ? ・最近フォローしたけど、昔の活動を知らないなあ そんな方にオススメな過去記事の選りすぐりコレクションになっています。また裏話的なコメントも付けましたので、古くから支えてくださった皆様も過去の私をより知ることができるはずです。 過去の私を知り、 現在の私を見て、 未来の私を感じなさい。 Side A(ある程度評価された記事)Side Aでは少しは評価された

          The Very Best of EPOCALC

          Schrödinger Equationライブレポート

          メンバー全員が博士号を持つ異色のユニット・Schrödinger Equationが発表した久しぶりのアルバム"Cardinal"発売を記念したツアー一日目。ユニット初となる全国ツアーであることに加え、ライブ自体が4年ぶりであり多くのファンが心待ちにしていた。会場は渋谷区■■■。 開場前から多くの人が詰め掛けていたが、作野(Vo./Gt.)による場の量子論を用いた時間操作で会場到着から着席までの実質待ち時間を20分から1分に減らし、開始前から革新的なライブパフォーマンスの一

          Schrödinger Equationライブレポート

          MINT JAMってどんな味か気になったので作ってみる(Remastered)

          ※この記事は以前はてなブログで公開していたものを修正等した上再投稿したものです。 ちょっとでもフュージョンに興味を持ったことのある方なら、恐らくMINT JAMSというアルバムを一度は目にしたことがあるだろう。 80年代フュージョンブームの立役者・カシオペアが最も脂がのっている頃のライブ盤。度々日本の名盤にも食い込んでくる、正真正銘の名ライブ盤である。 録音とミックスに相当気を使っているらしく、演奏と言われなければスタジオレコーディングと思ってしまうほどにレベルの高い音

          MINT JAMってどんな味か気になったので作ってみる(Remastered)

          最近聴いて良かった音楽 23/7

          ここ最近聴いて良かった音楽です。新旧混合。 ※今回何故だか有名アルバムが多くなりました。 Matt Evans "Soft Science"Kankyo Recordsでしれっと売られていた品。Iannis Xenakisに影響を受けているアンビエント作家だそうで、なるほど音の配置にシステマチックなものを感じる。各楽器もXenakis譲りの賑やかさがあり、案外ノイズ好きにもお勧めできそうな雰囲気さえある。 また動だけではなく、ドローンアンビエント的な"静"の曲も印象的。

          最近聴いて良かった音楽 23/7

          私を構成する記事9選

          「#私を構成する9枚」というハッシュタグがある。 音楽ファンが自分の好きなアルバムを9枚選んでツイートするという奴である。「構成する」という名は少々大袈裟な気もするが、作るのが楽しい上見る側もお手軽に人となりが知れるので音楽界隈ではお馴染みになりつつある。 ちなみに僕は大体こんな感じ。 しかしながら僕は一応音楽ブロガー。Webブロガーと音楽批評界隈の両方の端くれに位置する芸風でやらせてもらっている。故に音楽と同様にWeb記事の方でも自分に影響を与えたと言えるものを選ぶと、僕

          私を構成する記事9選

          白山眼鏡について

          私は極度の近視である。数字でいうと0.01程度。これは大体アノマロカリスと同じくらいらしい。視力だけなら私はカンブリア紀から進化してない訳だ。 ゆえにメガネが欠かせない。コンタクトにしようと思ったこともあったが、目に何かを入れるというのは怖い。目の裏に入ると思うとぞわぞわする。ずっとメガネ派だ。 さて、メガネは顔の一部である。これはやくしまるなんとかが否定しているが、真の命題だ。メガネをかけると人の印象はガラッと変わる。そして良いメガネはその人の雰囲気を底上げする力さえある

          白山眼鏡について

          最近聴いてよかった音楽 23/5

          最近聴いてよかった音楽たちです。新旧混合。 Sounds For The Office / コディ 「オフィスのための」という題名、ナンセンスな日本語の名前、いかにもフリー素材なジャケ写、出しているレーベルもVaporwave系とどう考えてもMall Soft的なアンビエントが来ると思わせといてのラウンジ・ジャズである。裏切られた。 しかし妙にムーディーなサックス捌きである。こんなのが流れているオフィスでは集中して作業できる気がしない。Sound For The Off

          最近聴いてよかった音楽 23/5

          最近聴いてよかった音楽(23/3)

          最近聴いてよかった音楽を並べていきます。新旧混合。 3/Czerwone Gitary 人呼んでポーランドのビートルズ。なるほど確かにポップで楽しいブリティッシュロック。初期ビートルズを彷彿とさせる音楽だ。当時のポーランドでは大変人気があったバンドそうで、この3作目まで素朴なビートポップが楽しめる。が、この後リードギターが脱退しサイケデリックな方面に行くことになる。今作でもコーラスワークにサイケの萌芽が。 サイケ期には名盤SPOKOJ SERCAを残している。ファズの利

          最近聴いてよかった音楽(23/3)