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The Very Best of EPOCALC

この記事は私の活動をよく知ってもらうための、ベスト盤です。

・最近ライブで出くわしたが、この人何をやっているんだ?
・最近フォローしたけど、昔の活動を知らないなあ

そんな方にオススメな過去記事の選りすぐりコレクションになっています。また裏話的なコメントも付けましたので、古くから支えてくださった皆様も過去の私をより知ることができるはずです。


過去の私を知り、
現在の私を見て、
未来の私を感じなさい。



Side A(ある程度評価された記事)

Side Aでは少しは評価されたと言ってもよいであろう記事をまとめた。


ナイアガラーと偽る4つの方法

実質的な一本目の記事。ナイアガラー=大滝詠一ファンに偽装するためのあれこれを紹介している。勢いとボケの手数は初期ならでは。僕の記事の中でも出来が良い部類だが、前時代的な音楽記事の要素があるのも否めない。


戦え!邦楽名盤決定戦!

名盤をバーコードバトラーで戦わせる記事。この記事から周囲の私への印象が上がったようにも思う。この記事のフォロワーも存在し、特にリサフランク氏はWater Walkでパロディしてくれたほど。
「音楽ランキングに意味はないのでは?」という批評的な意味を帯びている点も気に入っている。


存在しない名盤DIG!!!

当時Twitterで流行っていたベスト企画に乗っかる形で#存在しない名盤をフォロワーから募った企画記事。著名音楽家の秘蔵録音であったりアーティスト含めて存在しないアルバムであったり、さらには設定だけではなく中身まで作り上げてしまったアルバムも。
また「架空の音楽」は私のテーマの一つとして今でもたびたび利用している。


Ambient1/Brian Eno(AIによる自動レビュー)

ほぼ100%AIに書かせた記事である。これは2021年の記事であり、まだAIが出始めの頃。AI生成の音楽記事としては間違いなく最古の部類に入る筈だ。
ほとんど自分の手を入れていない記事だが、私の記事執筆において重要な地位を占めているので選んだ。実はこれ、私が最も大切にしている「前衛こそが笑い」を明確に意識してやり始めた最初の記事である。あえて私のブログ活動に時代区分を設けるなら、この記事より前が初期ということになるだろう。


カリアナ音楽概説

「架空の音楽」の発想をより広げ、「架空の民族音楽」を国込みででっち上げた記事。民族音楽を現代の前衛音楽が取り込む例はあるけれど、逆に現代音楽的なものが伝統音楽の国があったらどうなるんだろう?という発想で作った。また私が主催する音楽マガジン・Water Walkの0号記事ということにもなっている。
ちなみに、この記事を一緒に撮影した友人のサークルでカルト的人気を誇っているらしい。


Cornelius "Point of view Point"書き出し

Water Walkの1号記事。一曲丸ごと文字として書き起こし、記事にしてしまおうという試み。「Water Walkは変な記事を書く場所です」と説明していたのだが、一本目がこれだったので全ライターが「あまりに変すぎる」とドン引いた記事でもある。
原案は知り合いとディスコードで喋っている時に思いついたものだったと記憶している。


音楽レビューはどこまで要素を減らせるか?

Water Walkを代表する記事。要素をどんどん減らしながら人気音楽ライター・もこみ君に音楽レビューを書かせる、という内容である。各所でとんでもなくバズり、noteの公式まとめにも載った。
原案は通学中なんとなく思いついたものだったと思う。思いついてすぐもこみ君に連絡し、取材・執筆を3日で終わらせた記憶がある。あの時期は謎にバイタリティがあった。


松本隆みたいな文字を書きたい

最近の記事から一つ。松本隆の文字を練習し、目指した。実は2020年には思いついていた記事案だが、あまりに面倒だったためほったらかしにしていた。今まで書いた中で最もオモコロやデイリーポータルのフォーマットに寄せたのが特徴。
この記事の公開後、なんと松本隆本人から反応がありフォローいただけた。無上の喜び。


Side B(個人的お気に入り)

Side Bでは他の人からほとんど/全く評価されていないが、個人的にお気に入りの記事などを並べた。ほとんどが既存のフォーマットや手法から逸脱したものである。


新しいパッヘルベルのカノン

僕が大学一年生の頃に作った曲、のようなもの。パッヘルベルのカノンのコードに載せて、クラシックの様々な名曲をただただ重ね撮りしただけのものである。確かJohn Tremendous氏にそそのかされ、一発ネタ前衛音楽を作ってみたのだった。あほ過ぎて意外と好き。


音楽づくし「十三段」

架空の音楽エッセイとして書いた一作。架空音楽エッセイは「音楽づくし」としていくつか書いているのだが、個人的にはこれが一番出来が良いように思う。架空のものについてただツラツラ語るだけではなく、きちんと綺麗なオチがつけられると納得度が高い。
しかしながら音楽づくしは全体的に人気がない。面白くないのかなあ。


編集長の叫び

ただ叫ぶ記事。こういう自由闊達にやるブログを度々目にしており、それを一回自分でもやってみたかったのでやった。この記事を指して「ついにWater Walkの編集長がぶっ壊れた」と何度か言われたが、こういう記事は壊れていない時にしか書けないものです。


Schrödinger Equationライブレポート

架空音楽批評は何度も書いたけれど架空ライブレポートを書いたことないな、と思って作ったもの。名著「異常論文」のSF感を目指して執筆した量子力学系音楽記事である。架空でやるからには現実では絶対に実行できない不可思議な世界を描きたい。


不完全な立方体

ちょっと書いてみた掌編小説。ネタツイとしてふと考えたものだったのだが、ツイートで終わらせるのが勿体なかったので膨らませてみた。といっても800字程度ですが……



Bonus Track:アンサイクロペディア「はっぴいえんど」

はっぴいえんど - アンサイクロペディア (uncyclopedia.info)

自分がブログを始める前に纏まった音楽文を書いたのはどこかなあと思えば、アンサイクロペディアのこの記事であった。確か高校生のころである。「要出典」のタグが付いていることから分かるように、内容が薄味だったりネタも弱かったりと端的に言って面白くない。だがここから私の全てが始まったはずであるからここで紹介させていただく。


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