えぬお

プロレス/社会/経済/映画

えぬお

プロレス/社会/経済/映画

最近の記事

  • 固定された記事

葛西純という男

私は昔からプロレスが好きなのは既に書いた通りなんだけど、最近、特に葛西純という男にハマってる。 今やプロレスファンなら誰でも知ってるデスマッチ界のカリスマですね。ただ、この人の試合は観る人を選ぶ。なぜかって、めちゃくちゃ血が出るんです。それも引くほどに。それはまあ普通に日常生活を営んでいたら見ないであろう量の鮮血を毎試合見せられます。文字にしただけでも怖いでしょ?笑 私ももともと新日のような純プロレスから入った身なので、デスマッチはどちらかというと苦手だったんですね。大量

    • 真・プロレスラーは観客に何を見せているのか TAJIRI

      ようやく読めました!TAJIRI選手の新著! 結論、プロレスラーは客からお金をもらえるようになって一人前なんだと。プロレスラーと名乗れたとしても、お金を払うに値しないレスラーになるなと。TAJIRI選手はXで「関係者に読んでほしい」と仰っていました。その意味がこの本を読んでわかりました。 以前書いたんですが、TAJIRI選手ていつ見てもTAJIRIじゃね?と。言葉を選ばず言えばなんだか怪しい佇まいだし、歩き方から試合後のコメントまで全部怪しい笑。TAJIRIというキャラク

      • TAJIRI選手の新著が気になりすぎた話

        TAJIRI選手の試合は映像や雑誌でしか見たことないのですが、毎回魅了される試合するなとすこぶる好きな選手でもあります。ぼくが人生で初めて見た試合が'97年の新日本東京ドーム大会のグレート・ムタvsパワー・ウォリアーだったんですが、実はこの大会にTAJIRI選手も大日本プロレス所属として参戦されてるんですよね。そんなこともあり至極勝手にシンパシーを感じてる選手でもあります。 そんなTAJIRI選手が新たに本を出されるということで、当該書籍「真・プロレスラーは観客に何を見せて

        • ワイルドシングは永遠に

          モクスリーvs鷹木信悟を往年のファンはニヤッとしながら観たことだろう。私もその1人だ。 モクスリーは新日に参戦した当初から大仁田厚愛を語りまくっていた。しまいにはAEW限定で入場曲をワイルドシングにしてしまうほどである。それに加えて、もはや説明するまでもないがデスマッチへの耐性、適応力がすこぶる高い。デスマッチの中でも、日本の団体であればフリーダムズを筆頭に危険度の高い凶器を使用可能な試合もこなしまくる。この人、ほんまにWWEのスーパースターだったかんかと目を疑う。FMWと

        • 固定された記事

        葛西純という男

          交渉や契約はだいたい情報の非対称性を含んでるんですが、何がやばいかって弱者がそれに気付くタイミングってほぼ詰みに近い状況になってからが多いんですよね

          交渉や契約はだいたい情報の非対称性を含んでるんですが、何がやばいかって弱者がそれに気付くタイミングってほぼ詰みに近い状況になってからが多いんですよね

          ゴジラ-1.0

          ※ネタバレ少し含むかもしれません ゴジラってこんなに恐いんかと思ってしまう作品。感想を一言でいえば、山﨑貴監督の世界観とゴジラみたいな未知の脅威ってすこぶる相性いいのかもしれない。それに尽きる。 時代は大正。大日本帝国陸軍の時代です。この点、always三丁目の夕日とかで知識とノウハウがたくさん蓄えられているんでしょうね。とくにこの時代に詳しいわけではないですが、なんの違和感もありませんでした。そんでそこにいわゆるSFに近しいゴジラが出現するわけですが、溶け込み方というか

          ゴジラ-1.0

          小学生のとき、先生に「道端の砂利ってどっから生まれてくるん?」みたいなことを聞いてめっちゃ煙たがられたことあるんだけど、30年近く経って、電車内の広告でその答えらしきものを見て中々感動しております笑。

          小学生のとき、先生に「道端の砂利ってどっから生まれてくるん?」みたいなことを聞いてめっちゃ煙たがられたことあるんだけど、30年近く経って、電車内の広告でその答えらしきものを見て中々感動しております笑。

          アントニオ猪木をさがして

          「猪木さんは凄いんだ。プロレスの神様なんだ」「猪木さんには色気がある。リング上では誰も敵わない」などなど、プロレス界隈では昔から謳われてきたことなんですが、それでもいわゆる世間にはなんですごいんやというのは浸透していないでしょう。それでも、お茶の間の認知度だけでいえば、プロレスラーの中で一番でしょう。そんな猪木さんの映画「アントニオ猪木をさがして」を新宿の小さめなスクリーンで観てきた。 プロレスってすごく見る人を選ぶジャンルなのだと思う。よく言えば高尚、悪く言えば不明瞭。そ

          アントニオ猪木をさがして

          君たちはどう生きるかあれこれ

          artの自分なりの解釈は「自分の外側の対象に触れて、自分の今までの人生、経験と照らし合わせて、外の世界にどばっと放出すること」だと思ってます。そんで、そういった過程を経て世に存在するartなるものをあかの他人が各々の解釈をするってのが、art鑑賞の基本的なスタンスだと思っております。なんでこんな話をするかというと、「君たちはどう生きるか」を観てきたわけです。テンション上がったままつらつらと書いているわけでございます。はい。 僕自身の感想としましては、最初から最後までどゆこと

          君たちはどう生きるかあれこれ

          さよならムーンサルト

          プロレスラー、武藤敬司が2023年2月21日のNOAH東京ドーム大会にて引退した。レスラー生活38年。日本のみならず、世界中のファンを魅了してきた。私も武藤敬司に魅了された1人である。97年、小学2年生の頃だっただろうか。親が買ってきた週刊プロレス(※プロレス専門雑誌)に武藤さんがいた。それは新日本プロレス東京ドーム大会の増刊号だった。今でも鮮明に覚えている。武藤敬司の化身、グレート・ムタと佐々木健介の化身、パワー・ウォリアーの一戦を何ページにも渡り掲載していた。初めてプロレ

          さよならムーンサルト

          家庭環境がわりと修羅だった話

          中学二年生が終わり春休みに差し掛かった頃、突然、母親が家から消えた。 いつもは学校がある日もグダグダ遅く起きて、遅刻ギリギリの時間に家を出るのが当たり前だったのに、その日は朝の5時くらいだっただろうか。2階の寝室から目を擦りながら階段を降りていると、一階の父の寝室から異様な空気が漏れていた。小さな声で誰かと話している。いや、話しているというより、何か一方的に伝えているような空気感もある。父の寝室にいるもう1人は母だった。何か物々しい空気を子供ながらに感じ取った私は、階段の真

          家庭環境がわりと修羅だった話

          社会生活をコントロールするということ

          引き続きこちらの本を参考に。 お金持ちと貧乏な人のマインドの違い お金持ちと貧乏の違いを比較する上で「統制の所在」という考え方があります。これは自分の周りの環境を自分でコントロール出来ているかどうかという考え方です。お金持ちの場合、自身が関わることは全て自分でコントロール出来るよねというマインドを持っているらしい。一方で貧乏な人は内的要因、外的要因関わらずほとんどのことは自分ではどうにもならないと考えています。なんとなくイメージがつきやすいのではないでしょうか。社会生

          社会生活をコントロールするということ

          るろうに剣心 最終章 The Final

          もはやこの作品は漫画るろ剣を超越してしまっている。そんな映画なんだと、出演者や監督に代わって言いたい。映画るろうに剣心は全5作で完結となったわけだが、単なる漫画からの実写化といった類のものではないんだと。原作に対してリスペクトはもちろん持つのは当たり前なわけで、比較論、相対的な話をしたところで意味はないのは百も承知なわけだが、それでも言いたい。というか客として観た側の我々がこのシリーズは凄いんだ凄いものを観たんだと代々語り継いでいかないといけないんだと勝手な使命感に駆られてい

          るろうに剣心 最終章 The Final

          るろうに剣心 最終章 The Beginning

          今回は映画るろうに剣心について書こうと思います。最初に言っておきたいのは原作を読んだことがない人でも全然楽しめます。かくいう私も漫画はちょろっと読んだ程度でほぼ初見の状態で今作を観ました。 今回の最終章2作の前に、3作が世に出ていてどれも観ているわけですが観てない方はマジでおすすめです。ぼくは漫画よりもむしろ映画るろうに剣心にハマってしまった人です。というのも主演の佐藤健は言わずもがな、キャスティング、演出から衣装、セットのクオリティからテーマソングまでどれもカッコ良過ぎる

          るろうに剣心 最終章 The Beginning

          AIを置き去りにする 未来に先回りするための思考法 後半

          何のために生きるのか?を突きつけられる現代人 現代を生きる多くの人、中でも若者たちは何のために生きているのでしょうか?「○○になりたい」「○○を達成したい」「生まれたからただ生きているだけ」などなど沢山理由付けることができると思います。テクノロジーが発達し、あらゆるものが簡単に手に入る現代において、皮肉にも「生きる意味」を自分で模索する必要性が今後益々高まります。 ベーシックインカムは何を生むのか? 近い将来、日本においてベーシックインカムが導入されるべきではないかとい

          AIを置き去りにする 未来に先回りするための思考法 後半

          未来に先回りする思考法 前半

          今回紹介するのはこちら。2015年にメタップス代表取締役である佐藤航陽さんが出しました。「お金2.0」の著者でもありますね! まず始めに、単刀直入に未来に先回りする思考法を言ってしまうと、変化を察知し、誰よりも早く新しい世の中のパターンを認識して、現実への最適化を繰り返すこと。これにつきます。 佐藤さんはAIをはじめとした最新テクノロジーの発展を引き合いに出し、人間はこの先どうなるのか?そもそも私たちが現時点で知っているAIとはなんなのか?を説明しています。まずAIは

          未来に先回りする思考法 前半