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君たちはどう生きるかあれこれ

artの自分なりの解釈は「自分の外側の対象に触れて、自分の今までの人生、経験と照らし合わせて、外の世界にどばっと放出すること」だと思ってます。そんで、そういった過程を経て世に存在するartなるものをあかの他人が各々の解釈をするってのが、art鑑賞の基本的なスタンスだと思っております。なんでこんな話をするかというと、「君たちはどう生きるか」を観てきたわけです。テンション上がったままつらつらと書いているわけでございます。はい。

僕自身の感想としましては、最初から最後までどゆことなん?と頭上に?を乗っけながら完走してしまいました笑。最近、映画やドラマのような作品の観賞から離れているということもあって、物語の理解力みたいなのが低下しているのも一つの要因だとは思うんですがそれにしても「はて?」な作品でした。強く書きますが個人の感想ですからね笑。SNSや作品の感想動画を見てみると、私と同じように難解な構成に少し戸惑ってしまった方も多いみたいです。そんなこともあってか、当該作品、そして宮崎駿、ジブリ作品の最新作である「君たちはどう生きるか」はARTに近いものではないかと巷をざわつかせてるわけでございます。

メッセージ性や命題として観てる人に解釈を任せる作品は世の中にたくさんあるわけですが、本作もそれではないかと言われてるんですね。そういうこともあって、ダークナイトやインセプションなどの超名作を出しまくる監督、クリストファー・ノーランぽいねという人もちらほらいるみたいです。が、わたくしはそれは違うと感じてましてノーランはどちらかというと「俺、世の中こう見えてんだけどお前らどー思う?もちろん解釈は人それぞれだぜ」というのに対して、宮崎駿は「嗚呼、私の感情をそのままどばっと出しました」みたいな吐露を拾う主体はあくまで観る方であって、触れるも触れないも自由な感じがしてます。よく宮崎氏は説教くささがあるといわれるんですが、実は作品そのものを利用して説教をキメる作品てほぼないんですね。中にはある気もしますが・・。

そんなこんなでつらつらと書いてきましたが、今作は家族でワイワイ観るような映画というより、個々で解釈違うのしょうがないよねというスタンスで見るのがおすすめでございます。久しぶりに映画館で作品を観て、しかもジブリという日本のトップカルチャーに触れて中々感じるものがあったのでございます。はい。いいですね。映画。


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